そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

LEYTE!〜祖父のレイテ戦記〜

http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=55922

公演期間:2014年7月25日(金)〜2014年7月27日(日)※7月27日(日)16:00の回(アフタートークあり)
場所:劇団HOPE
脚本・演出:西田大輔 脚本協力:加藤和恵 原作:加藤和恵
出演:ウチクリ内倉、黒田勇樹、斎藤このむ、杉浦タカオ、椿隆之
 日替わりゲスト:CYBORGKAORI、Foxy、IKKAN、三代目パークマンサー(新生軟式globe)、内野利昭、緑川睦、瀧川英次
原作:『父のレイテ戦記』(原田鷲之助・松永良子)

【 説明 】
「そろそろ俺たちも何かしたいよね」
大人の力は借りない!若い奴らにはまだ負けない!
そんな会話をきっかけに1982年度生まれ31歳の俳優5人が集まり結成されたサーティワンアイスクリーマーズ。
仮面ライダー剣主演の椿隆之や俳優だけでなくミュージシャンとしても活躍する杉浦タカオ、
6年ぶりに舞台復帰をしたアカデミー賞俳優黒田勇樹
飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中ツラヌキ怪賊団団長ウチクリ内倉、
今最も注目を浴びている激団リジョロ副団長斎藤このむと一癖も二癖もある”タメ”5人がどんな舞台を作り上げるのか!?

【あらすじ】
上陸した日本兵の9割が命を落としたというレイテ島から生還した祖父が残した手帳が見つかった。
実在する手帳を元にサーティワンアイスクリーマーズが「命と戦争」というテーマに挑む!

 
脚本が黒田くんで6〜70分の短い舞台だったけど、実話を元にしたという相当シリアスで重いネタにかなり無茶でメタな内輪受けネタを入れてそれ自体をギャグにするという構成。ちゃんと笑えるし肝心の戦争の悲惨さもきちんと描けてるし、全体にバランスがよく面白かった!
黒田くん脚本上手いしウチクリさんの演出も上手い。臨機応変というかアドリブがどれくらいあるのかわからないけど毎回ゲストも内容も少しずつ違ってたみたいだけどきっちりまとまってた。
今回はストレートプレイというより楽屋落ちありな入れ子方式の作劇で、小さい箱ならではの即興芝居みたいだったけど、肝心のレイテ島生き残りのおじいさんの手記を紹介したいというそれ自体はブレてなかったからちゃんと伝わったんだと思う。
手記自体は最後のトークでいってたけど、今回演出のウチクリさんの知り合いの松永さんの祖父が書いた手記が出てきたということで、その内容を伝えたいというのが最初にあったらしい。
でも舞台のストーリーとしては、それを元に映画を撮ろうとする高校生の(笑)彼らが、その手記に何を感じどう思ったのかということをそのまま見せる、それイコール「演じてる自分たちがどう思ったのかを伝えたい」というちょっとメタな手法になってて、その部分のライブ感が絶妙だった。
レイテ戦の話は何があってどうだったのかくらいは自分も基本情報として知ってるし、トークで話してたみたいなビラ巻いたとかいうのも聞いたことがあったけど、さすがに60分の舞台なのでそこまでは出来なかったらしい。それでもいろいろ伝わったけど。
その手記を書いた鷲之助さんが体験した戦争をそのまま伝えてるところは、掻い摘んではいるけど(手記の3分の1でしかも未完)わりと悲惨な話で、ただその外側部分での彼らのやり取りは面白おかしくして上手くバランスが取れてるから、悲惨で重い話だけにならなかったのがよかった。60分くらいでもあの戦争の話そのままやられたら自分的にも(戦争もの苦手なので)結構キツかったと思うし。
その辺はトークで黒田くんも言ってたけど、まさに原作者と同じ世代の自分たちがその戦争の話を聞いてどう思ったのか込みで見せることがメインだったんで、それもあって直前までやるかどうかは迷ってたらしい。最悪トークでつなぐとかw(ほんとかな?)ちなみに稽古は10日間だったと。
 
主人公の鷲之助をやった椿くんは相変わらずセンシティブというか、今までを考えると演技は相当頑張ってはいたけど、どうもその辺の感情的な部分が相当きつかったらしく、稽古中もずっとやめよう、やらないほうがいいって言ってたらしい。もちろんトーク中も相当ダウなーな感じだったけど、まあそれはいつものことだからねえ(^_^;)
ただまあ冒頭でツッコミが入ってたけど滑舌が相当良くなっててそれだけでも大進歩!ムラッ気なのはもうしようがないと思うしかないけど、このまましばらく黒田くんたちと一緒にお芝居して成長して欲しいよマジで。でも今回の役は短期の公演にしてはちゃんとできてたと思う。他の人が上手いけど一人だけ悪目立ちすることもなかったし、やれば出来るのよね…(苦笑)演技はもとよりルックスビジュアルも可愛かったし満足です。
まあ見ててハラハラしたのは、素の部分でも乗り気なネタじゃなかったという他の人との温度差が出てたからだと思うし。そこはもう彼の性格として仕方ないかなとは思うのよね。役の演技として問題あったわけじゃないからよかったけど。(パンフの対談でもなんかいろいろ心配な感じw)
それ以外の他の人たちはほんと皆さん上手くてソツなくこなしてて、若手ばかりの舞台にしてもすごく安定感があってよかった。見る前はちょっと心配だったんだけどw 黒田くんの存在感は大きいねやっぱ。
そういや名前表記が変わってたから気が付かなかったけど杉浦タカオって杉浦太陽の弟つまりランスじゃんw 結局剣(劇場版)つながりかw
あと今日の公演で大事だったのはやぎの人、ゲストの滝川さんだった!もう爆笑(笑)やぎはどうも毎回違う人がゲストだったらしいけど、滝川さんのあのやぎだけど担任教師という設定と演技(と身のこなし)と佇まいがとにかく可笑しかった。あとなんでかアフタートークで真ん中にいて仕切ってて、他のメンバーに質問をするという進行が的を得ててよかった(笑)とても感謝w
今日の公演は撮影が入ってたけど、さすがにDVDは出ないかなあw
とにかく面白かったです!見に行って良かった (*´▽`*)
 
冒頭の前振り座長の斎藤さん、今なら撮影OK、むしろ撮影しろと催促されたのでw
 こんな感じのとこでやった。
ファンの人たちから椿くんへのお花を撮らせてもらったよ。
 
 
あとちょっとね、見終わったあとオレが個人的に不愉快に思った事があって書かずにはいられないのでちょびっとだけ吐き出す。出待ちのことだけど。
以下興味のある方のみ。たたむよ。

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舞台「青の祓魔師」青の焔 覚醒編/京都 不浄王編

http://www.aoex-stage.com/

公演期間:2014年6月21日(土)〜2014年6月29日(日)※ 06/26 18:30〜(青の焔 覚醒編)
会場:池袋サンシャイン劇場
脚本・演出:西田大輔 脚本協力:加藤和恵 原作:加藤和恵
出演:崎本大海、井上正大、富樫あずさ、前内孝文、丸若薫、中島愛蘭、伊阪達也はねゆり汐崎アイル、二階堂隼人、萩野崇
和興、杉本有美(「青の焔 覚醒編」キャストのみ)
 

【青の焔 覚醒編 STORY 】
高名な祓魔師の養父・藤本獅郎に育てられた奥村燐と双子の弟・奥村雪男。
ある日、燐の前に、父を名乗る魔神が突如現れ、悪魔が棲む虚無界へと連れ去ろうとする。
燐は降魔剣を抜くことで悪魔の力に覚醒し脅威を逃れるが、獅郎は燐を守り死んでしまう…。
この事件をきっかけに、自分が魔神の血を受け継いでいることを知った燐は、己の無力さを悔やみ、祓魔師になって魔神と闘うことを決意する。
獅郎の旧友と名乗る男メフィスト・フェレスの手引きにより、燐は祓魔師の養成所「祓魔塾」に入るが、なんと講師として現れたのは雪男だった。
祓魔師である雪男の指導の下、祓魔塾で仲間たちと出会い、訓練と任務を重ねることでさらに決意を強くする燐だったが、夏休みの林間合宿で大きな試練に襲われる―。

 

 
原作は読んでないけどアニメの方は途中まで見ました。あと半分溜まってるけど、キャラはわかってるから問題なし!そのうち見る。
てか今確認したらちょうどたぶんキャンプの前まで見てるっぽいからちょうどよかったかも。舞台のストーリーは燐が目覚めて遊園地の話があってキャンプまでだったから。
ということで青エクのキャラでは雪男が好きです。なので雪男がまーくんなのは渡りに船!(違)もちろん舞台はまーくん目当てですよ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
ということで舞台青エクですが、そういやオレ漫画の舞台化って初めて見る気がするよ。キャラとかのイメージ云々というより話の端折り方とか舞台風の演出、ところどころに群舞とか入ることに多少違和感な感じだったけど、これはこれでか。
ただまあ1幕め90分+2幕め70分はちょっと長いと思ったかなあ。
そういやオレは覚醒篇しか見る予定ないけど、京都編も同時に上演してるんだから普通に考えてこれって普通の舞台の2倍量だよね。2時間半ちょいの舞台を10日足らずの間に2本同時ってのは相当キツイんじゃなかろうか。皆さん改めてお疲れ様です。マジで。
 
キャストのビジュアルはというと、雪男のまーくんはもうなんかイメージ通りすぎてカッコよすぎ!眼鏡チョー似合う!
相変わらず動きもキレがいいし、ギャグもツボる。眼鏡投げ捨てサイコーw
オレ基本的にまーくんの動きとかセリフのタイミングが好きみたい。まーくんは舞台向きじゃのう ( ´ω `*)
そんでそれ以上に伊阪くんの勝呂がそっくりすぎるよ!(笑)
まんますぎるというかマジそのまんま!どうなってんの!?(あくまでもオレが思ってるのは声がついて動いてるアニメのイメージ)
逆にイマイチな気がしたのは燐かなあ。原作の絵がああいうカワイイ感じなのはともかく、オレ的には燐ってもっとワイルドでナイーブなイメージだったよ?身長的にはちょうどだけど崎本くんてちょい線が細いイメージなのが微妙かなあ。キャラとしてあれでいいのかどうかもわからん。(オレ的には雪男がまーくんなら佐野岳くらい太さがある方が好みな気も)←オレが佐野岳が好きなだけかもw
あと覚醒編はハギーとか杉本有美とか出てるんで特撮的にもおいしい限りw 杉本有美のシュラは当然裸ビキニじゃなかったけど! (>_<)
メフィストとかアマイモンもほぼっていうかびっくりするくらいイメージ通りだった!女の子キャラたちもあんなもんかと思うんで、キャストについては特に引っかかるとこなかったです。前の舞台のキャスト見たけど、今回のキャスティングはセンスいいよね。
あ、藤本神父もイメージ通りだったよ。なんであんなに死んだあともちょこちょこ出てきてるのかわかんないけどw(そういうキャラだっけ?)
 
ストーリーは3エピ入れてるからどうしても長くなるのは仕方ないけど、こんな中途半端なオレでも話わかるくらいだし、ちょこちょこギャグも入ってるんでかなり楽しめました。余裕があれば京都編も見てみたかったな。
ただこの話だけだと悪魔としてのメフィスト(元悪魔)やアマイモン、メフィストがやろうとしてることがいまいちわかりにくかったのがマイナスくらいかなあ。なんで燐が狙われるんだっていうね。原作もそうなんだろか。だったら仕方ないけど。
とにかくオレ的にはまーくんが最大限楽しめてとても良かったですよ! ヽ(´∀`)ノ 二丁拳銃カッコええエエ!アクション万歳!(笑)
 
帰りはハイタッチお見送り付きだったけど、順番的に早い場所にいたんであっという間だった!ああいうものだとは知らなかったんで心残り準備なかった!(>_<)
ハイタッチは丸若くんとハギーとまーくんサキモティだったけど、そういやハギーを間近で見るのは初めてな気がするよ。思ってたより小顔!顔つきはさすがにかなりヤサグレてたけど(そういやもう41歳なのね…)、ハギースマイルは健在w 涼村暁はともかく龍騎のああ蔵ですらよく考えたらもう10年以上前か…
…などということを一瞬のあいだに考えてしまったのだけど、次のまーくんのハイタッチでどうでも良くなりまーくんカワエエエェェェ〜(*´Д`) ハァハァ
あっという間だったけど、しかしまーくんはゲロカワだった (*´∀`*) バッチシ記憶に残した!
そのせいでゴメン、サキモティの印象薄くなった… (>_<)
そいや舞台終わりの挨拶で丸若くん@三輪子 がいっぱいいっぱいの様子でアンサンブルさんたちにも感謝〜って言ってたんだけど、そのあと前内くん@志摩が、アンサンブルって言い方は嫌い、みんな仲間だから〜みたいなこと言ってて可哀想だからやめろよって思ったヨ…(^_^;)そこで言わなくてもいいよねそれw
 
舞台は日曜までだけど、当日券もあるっぽいし、興味ある方はぜひ。
 
ロビーに飾ってた原作者のお祝いイラスト。

日本テレビ開局60年特別舞台「真田十勇士」

http://www.ntv.co.jp/sanada60/

公演期間:2014年1月7日(火)〜2014年2月2日(日)※ 01/28 18:30〜
会場:青山劇場
脚本:マキノノゾミ 演出:堤幸彦
出演:中村勘九郎松坂桃李比嘉愛未福士誠治、中村 蒼、高橋光臣村井良大鈴木伸之、青木 健、駿河太郎石垣佑磨加藤和樹音尾琢真加藤雅也真矢みき ほか
語り:坂東三津五郎 映像出演:平幹二朗

真田十勇士は、なぜ出会い、なぜ大阪の陣へ突き進んでいったのか?
戦国乱世の最後を飾る「大坂の陣」を舞台に繰り広げられる熱き勇者たちの物語。
友情、恋愛、忠義、そして裏切り…、団結の九度山、怒涛の大坂城
佐助が仕掛け、才蔵が動き、十勇士が駆け巡る!その時、徳川方は?幸村は?淀殿は…?
歴史の新たな真実を描き出す平成版『真田十勇士』、
かつてない壮大なスケールで描く、スペクタクル時代劇の決定版、ついに登場!!
【 STORY 】
紀州(現在の和歌山県九度山、抜け忍びの猿飛佐助【中村勘九郎】は、真田幸村加藤雅也】と出会う。幸村は天下に知られる名将だが、関が原で西軍に与したため、九度山で隠遁生活を送っていた。ところが、実際の幸村は、芯には光るものがあるものの、無口で平凡な武将にしか見えない。幸村大活躍のエピソードは、「噂話に尾ひれが付いたものか、偶然が重なったに過ぎない」と言う。己の虚像と実像のギャップに悩み、名誉を保ったまま、命を落すことまで考える幸村。その話を聞いた佐助は俄然、目を輝かせた。
「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」

 
去年の9月に見た中島かずき上川隆也の「真田十勇士」と比べると、向こうのほうが舞台的だけどストーリーはこっちのほうがオーソドックスな感じはする。いやスタンダードな「真田十勇士」自体よく知らないんだけど、こっちのほうが話はわかりやすかった。ただラストはよくわかんなかったんだけど独自解釈ってやつなのかな?
途中休憩20分入れても3時間半は結構長いよ。ストーリーも面白かったけどやっぱりちょっと長めかなあ、後半はちょっとダラダラっとしてた気がするし。
まあ話が冗長でも小ネタがいっぱい仕込んであるから退屈は全くしなくて面白いんだけどね。
ストーリーは「嘘も突き通せば真になる」を芯にして佐助の奮闘と十勇士の活躍を描いてるんだけど、ちょっと物語性が薄く感じられてそこまでの感動はなかったかなあ。
舞台装置は堤監督だからかビジュアル多めで演出もちょっと映画っぽいとこがあるかも。舞台の背景がCG映像だったり、シーンの繋ぎにもCGの城をぐるぐる回したり群衆が映像だったり。これは良くも悪くもかなあ。舞台自体が映像を上手くつかってるというより背景や流れを映像でわかりやすく見せてるってふうかな。最近流行りっぽいエンタメ風の演出ではないよ。
だから舞台ならではのダイナミックさはあまり感じなかった。アップがない映画っぽい感じというか、演出としては面白いとは思うけど若干面白みはないかなあ。
殺陣もひとりひとりの見せ場って感じじゃないしわりと集団でぞろぞろって感じで、そういう意味では舞台のお約束の演出じゃなかったね。
オモシロイと思ったのは初っ端にキャスト紹介が入ってるっていうね。あれは普段からあればいいなと思ってたんでキタ━(゚∀゚)━!と思ったw まあこれはメインキャラが多いせいもあり親切演出だと思う。ある意味突っ込みどころかw オレの席付近はお年寄り多かったんだけどどう思ったんだろ?w
その紹介ナレーションが三津五郎さんで、初っ端のキャスト紹介からかっ飛ばしてた。
メタネタ内輪ネタいっぱい、勘九郎の生まれまでおちょくる馴れ馴れしいナレーション(笑)加藤雅也の紹介でメンズノンノ創刊号の表紙を飾り…というと本人があれは阿部寛だと訂正したり、勘九郎がナレーションに突っ込んでくると「こっちは君が生まれた時から知ってるんだ」と返したり。(というかここでナレーションが三津五郎さんだってわかったというw)そして勘九郎の返しが「舞台復帰おめでとうございます」だった(笑)
 
堤監督の映像演出、説明映像をスクリーンに映したりそういうギャグ的な使い方もしてたんだけど、全体には単に映像は説明用で面白みはないなーと思ってたら、第二幕が始まってすぐの軍議のシーン、天守閣に集まった一同を回りこみ(背景を動かしながら舞台装置で回転させ)てるんだけど、集まった武将が喋るたびにその名前が背景にテロップ表示されて、舞台手前で佐助と才蔵が幸村に指示してるセリフも「(回想)」みたいな感じでテロップ化ってのがちょっとおかしくてジワジワきたよ。あれは演出ギャグとしてもちょっと新しかったw 普通なら俳優の顔アップを映せばいいところがそれが出来ないから名前のテロップ〜みたいな(笑)さすがの発想w
でもアクションシーンの背景でやたら映像を動かして切り替えたりするのはちょっとうるさかったかなあ。せっかく役者さんがアクションやってるのに目がそっちに行かないんだもん。
あと生身アクションとしては宙吊りをかなり多用してて(最初の時はワイヤーを外す黒子に突っ込み入れるとw)佐助、才蔵、火垂がかなり飛んでた。結構きれいに飛んでたと思う。あと回転もしてたし大変そうだった。比嘉愛未は最後の方で回転しててすごいと思ったら息切れしてるってのを突っ込まれるというギャグ?にされたりw(そういうネタも多かった)
ネタは結構スキあらば入れてくるって感じで、アドリブなのか台本にあるのかわかんないけど多かった(笑)
冒頭からして「倍返し」に始まり「じぇじぇじぇ」やら何やら佐助@勘九郎が全部言ってやったというくらい盛り込みまくりw
キャストネタでの弄りもトーリの口臭ガムネタやとか、ナウシカネタとかピロピロ飲みとか(だよね?)いろいろありすぎて覚えてないけど結構あった。加藤雅也が「顔がいいのはツラい」とか言ってもギャグだよギャグwww
あと一応俳優目当てなのでその辺のお目当てのざっくり感想を。
 
中村勘九郎@猿飛佐助…忙しないキャラのはずだけど動きが軽やかで優雅なのであんまりうるさくないし、主役は佐助だけどそこまで前に出てない感じで抑えめ?特にいうこともなくさすが主役です。歌舞伎的演技で場をもたせてて、全体に見てて楽しい。あとギャグの突っ込みかたがすごかった。早口すぎるwww
松坂桃李霧隠才蔵…思ったより良かったかも。ちょっと上手くなってる?というよりこの人って映像ものより「今この時」を見せる舞台のほうがいいのかもしれないね。シンケンの時から思ってるけどアクショそんなに得意じゃないよね、運動神経も微妙だし。でもポージングのタイミングとか決まってたし、吊りは安定してたからなんとなく見ててホッとしたw シリアスなのかギャグキャラなのかイマイチはっきりしなかったけど、まあ照れはないからあれでいいんだ思う(^_^;)
比嘉愛未@火垂…遠目に見ても可愛かった。初舞台らしいけど全然そうは見えないくらい声出てたし動きも見栄えも良かったと思う。舞台向いてるのかも。
福士誠治根津甚八豊臣秀頼甚八のポジション考えるとそこか?と思ったけど秀頼もやるなら納得。一人二役大変そうって思ってたけど最後に身代わりネタが入ってくるんでこれも納得。そしてそっくりと言われてまさかの「だって同じ人だから」という佐助のツッコミがwwww
中村蒼真田大助…蒼くんは初舞台の「カレーライフ」見た時も思ったけどやっぱりこの人は映像向けって気が。なんだろう、舞台だとあんまり映えないんだよなあ。この舞台では楽しそうにやってたんで舞台自体は問題ないと思うけど、舞台だとちょっと勿体ないって気が。
高橋光臣筧十蔵…え、オネエキャラ?とちょっと意表を突かれたw似合ってたからまたなんとも(笑)意外とああいう役がいけるってことですね。これはいいw あ、殺陣もしっかりしててさすがに動きが良かった。でもそのせいでオネエキャラというキャラ立てがちょっとあやふやに。どうも由利鎌之介が好きだったらしい。なんでそんな設定www
村井良大海野六郎…いつもの村井くんからしたらあまり目立ってない気が。まあこのメンツなら仕方ないかな、設定はあるけど特にキャラ立てがあるわけでもなさそうだったし。佐助にコナンくんって言われてたけどなんでやw確かに小さいけどw
加藤和樹@由利鎌之介…地道に舞台やってるせいか、キャラ的にはシリアスキャラだからそんなに目立ってなかったけどなんかわかんない安定感が。殺陣の得物は薙刀だったけど、とにかく動きにキレがあるしメッチャカッコよかった。もっと十臓@光臣と絡めばよかったのに!
石垣佑磨@仙九郎…彼もシリアスキャラで突っ込まれキャラw彼も舞台のほうが向いてる気がする。もう少し癖があってもいいけどね。
加藤雅也真田幸村…もちろんんモデルデビューの時からその後の経緯も知ってるけど、ずっと真面目でシリアスな人っていうイメージが合ったからこの静かにギャグを飛ばすキャラっていうのは意外というかなんというか、キャラの物腰も静かなだけにいい意味で面白キャラだった。というか彼ももう50だったのね…渋カッコイイ。
真矢みき淀殿…うーん一番イマイチというか、ドラマでは特に思ったことないんだけどなんかすごく下手に見えたのは気のせい?いやセリフのトーンとか抑揚とかがことごとく違和感。全体的に空気読まずに声張ってるというか、なんか悪い意味ですごく浮いてたような…なんで?とにかくものすごく素人っぽかった。なんで?
あとはまあ駿河太郎さんとかもいるけど鈴木伸之EXILEの人)青木健さんあたりはよく知らないので…音尾琢真(安定の悪役?w)は思ったよりいい役だったよ。でもあのレゲエ頭?は「モンキーパーマ」のオッティ・オットマンを思い出すよwww
後は奥田達士さんとか横山一敏さんとかもいたのは最後のエンドテロップで分かった。あ、スクリーンにツッコミ的に「(笑)」とか入ったり、休憩時間に「休憩 20分」とか、カウントダウンとか映したりしてていいね(笑)キャスト名の表示と紹介って普通の舞台でやればいいのに。あれ便利だよねえ?
それにしてもパンフ高すぎ。買おうかどうしようか迷って一応買ったけど。3000円って!しかも何で舞台のパンフはむやみにデカいんだよー。いや内容的にはわからんでもないけどさ。
 
ざっくりとしたポイントはここにまとまってる通りだった。

上川隆也主演「真田十勇士」

http://www.sanadajuyushi.com/

公演期間:2013年8月30日(金)〜2013年9月16日(月祝)※ 9/15(日) 13:00〜
会場:赤坂ACTシアター
作:中島かずき 演出:宮田慶子
出演:上川隆也柳下大倉科カナ葛山信吾山口馬木也松田賢二渡部秀相馬圭祐小須田康人粟根まこと植本潤小林正寛俊藤光利佐藤銀平、玉置玲央、三津谷亮賀来千香子里見浩太朗

【 STORY 】
時は、徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年。
駿府に近い森では、はぐれ忍びの猿飛佐助(柳下 大)と由利鎌之助(松田賢二)が、徳川家康(里見浩太朗)の首を取ろうと待ち構えていた。すると霧隠才蔵(葛山信吾)、根津甚八(粟根まこと)、穴山小介(玉置玲央)、筧十蔵(三津谷亮)、三好清海(小林正寛)、三好伊佐(佐藤銀平)、さらに彼らの首領・真田幸村(上川隆也)が現れ、森に潜んでいた徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す。
そこへ服部半蔵(山口馬木也)を伴って現れたのは家康。じつは家康は、かねてから幸村を味方につけようと画策しており、幸村はそのために家康に会いに来たのだった……。
一方、大坂城では、豊臣秀頼(相馬圭祐)と淀の方(賀来千香子)が、大野修理亮治長(小須田康人)・治房(俊藤光利)兄弟とともに、幸村の到着を待ちわびていた。やがて望月六郎(植本潤)を伴った幸村の息子・真田大助(渡部秀)が参上。続いて幸村が現れると一同は安堵するが、まだ実績のない幸村が提案した出陣案は、却下されてしまう。
その頃、大勢の人で賑わう大坂城下では、幸村を追って大坂へ来た佐助と鎌之助が、飯処で働く若い娘ハナ(倉科カナ)をめぐって、青海と伊佐と小競り合いを起こしていた。そこへやって来た幸村に、鎌之助と佐助は家来にしてくれと頼み込む。こうして、幸村のもとに揃った真田十勇士。しかし、佐助が事件を起こし……。

 
第一幕が85分、20分の休憩を挟んで二幕目が95分だったかな、かなり長かったけど、内容的には微妙?
中島かずきの脚本はまあいつも通りなんだろうけど、若干演出がミスマッチで今ひとつだったのがちょい残念かなあー。
オレはそんなに新感線のお芝居は見てないけど一緒に行った友達が新感線好きなので、やっぱ中島かずき脚本はいのうえ演出でないと面白さ半減かも?ってことに。なんかツボが違うというか演出自体がシリアスめで笑いに対応してないから、中島さんのいつものノリとかギャグが滑りまくってる感じというか。
そして剣戟アクションものだと思ってたんだけど、そのアクションもぬるめ。
メリハリがないというかどうも見せ場もいまいちカッコよくないなあと思ってたら演出は女性の方だったのね。女性だからってことでもないと思うけど、せっかく特撮系若手俳優がいるのにアクション的な見せ場がのポイントがズレてるってもったいないよな。
これ、上川隆也のファンはいいだろうけど、いや一応キャストのみなさんのセリフも見せ場も満遍なくあるんだけど、上川隆也目当ての一般おばさま向けの演出じゃないのかなあ?やたら女性が多かったのと笑いどころがちょっと合わなかったからそう判断しましたが。変な笑いどころじゃないところで笑うんだよな。まあ演出がズレてるから本来おかしくないシーンが面白いことになっちゃってるのかもしれないけど。
あとキャスティングだけど、相馬くんとか確かにシュッとしてるから秀頼は合ってると思うけど、アクション出来るのにずっと引きこもりの殿様の役ってもったいない。渡秀は相変わらず体のキレが良くて動きもキレイだったんだけどそれ故アクション的な見せ場がないのはもったいないというか‥‥
まあ上川さんにしてもそういや生は初めて見た気がするけど、予想通り「ああ、上川隆也だなあ‥‥」みたいなw オレのお目当て含めて、わりとみなさん予想通りだったなって感じで自分的にはあまり驚きがなくてつまんなかったかな。霧隠才蔵の葛山さんはちょっと普段と違うなあと思ったけど、そういや葛山さんも生は初めて見るんだったわ。悪くはないけど予定調和すぎるのかな。
 
ストーリーは、実は真田十勇士って登場キャラの名前はなんとなく知っててもお話自体あんま知らなかったんだけど、こういう話なんだっけ?
いやマジでオレ、大阪夏の陣・冬の陣で活躍したってことすら知らなかったんだけどさ。でも色々確認したけど違う‥‥よねえ?佐助が主役なのはいいんだっけ。でもなんというか落とし胤ネタとか、しかも日本脱出ネタというありがちなラストなんだけど、まさかの黒船って‥‥(苦笑)そこでまとめてきたかみたいな?いやそれ無茶すぎるわーw THE 中島ファンタジー五右衛門ロック
まあ全体にはちょっと残念な公演でした。ホントに上川さん目当てのおばさま向けな公演内容だったのかも(´・ω・`)
 
それはともかく、真田十勇士といえば真田幸村(40すぎ?)だよな、なのになぜか戦国BASARA真田幸村(20歳)と繋がってなかったオレw 休憩中に友達が、幸村ってもっとピチピチしてるイメージが〜って言ってて、はっ!と気が付いた。そういやそうだわー。その幸村よねえ(^_^;)
ところで来年にも堤幸彦真田十勇士があるようですが、こっちのキャストも楽しそうかも。チケットどうしようかな〜

劇団たいしゅう小説家「おれの舞台」

http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/details.html

公演期間:2013年4月13日(土)〜2013年4月21日(日)※ 4/21(日) 15:00〜 千秋楽公演分
会場:あうるすぽっと
作:井上敏樹 演出:田紾竜太 プロデューサー : 高橋正行 武部直美 ( 東映 )
出演:井上正大、芳賀優里亜沢井美優村上幸平甲斐まり恵、小休暁、藤井仁人、竹本洋平、弓削智久、鈴木勝吾、成松慶彦(A)、岩永洋昭(B)←こっちの日

【 STORY 】
舞台の顔合わせに集合した俳優たち。だがどうも様子がおかしい。
引退した者、芸能界を追放された者、スカウトされたばかりのド素人、女グセの悪い者・・・何やらイワクつきの人間ばかり。
新人脚本家の不安は的中する。 読み合わせが始まるものの、彼らは文句をつけるばかり。
そして迎える舞台本番。俳優たちは舞台上で、隙あらば脚本を変えていく。
彼らに幸福なものは誰もいない。 誰もが違う人生を生きたいと思っている。
そんなそれぞれの強烈な想いが、舞台のストーリーを変え、そのストーリーが、人間関係を変えていく。
やがて俳優たちは気付き始める。自分たちが、物語を変えたように、人生そのものも変えることが出来るのでないかと。だが既に舞台はメチャクチャである。
はたして彼らは物語をまとめることが出来るのか・・・!
本編は心暖まるかもしれず、また暖まらないかもしれないスラップスティックコメディである。
脚本 井上敏樹、演出 田崎竜太。「平成ライダーシリーズ」を送り出してきたコンビが、舞台で初タッグ。
ともに東映特撮を送り出してきた出演者もここに集結。 全力でコメディに挑む。

 
劇団たいしゅう小説家公演って、オレは他にも何か‥‥と思ったんだけど、どうも椿くんが代役で出た「コトブキ!」だったようです。そして井上敏樹脚本、まっすん主演の「H〜i!Jack!!〜やぁ!ジャックさん!!〜」は見に行かなかったんだよな。といってもそれ自体が2005年の話でした。8年前‥‥!
いや井上敏樹田崎竜太の組み合わせは初って書いてあったから、あれ?っと思ってググってみたんですが。
 
てことで今回のお芝居は、もうキャストからして出落ち感あふれる感じハンパないんですが、その出落ち感以上にちゃんと面白かったですよ。さすが井上敏樹先生、あの出落ち感溢れるキャストでそれ以上に面白い話になっててスゴい!(笑)
てか楽日が取れたんで普通に楽だけ見に行ったんだけど、しまった、これだったらもう一回くらい見ても良かった‥‥と思ったくらい。まあ実際今週はそんな暇なんか取れなかったし、よく考えたら6000円って結構な金額ですよ。(このメンツじゃ仕方ないけど実際他の公演よりちょい高いね)
まあでも面白かったんで良しです。
話は上のあらすじそのまんまって感じだけど、とにかくキャラですね、キャラが濃すぎる(笑)
特にやっぱり井上先生の親友である村上幸平ときたら、デビルスマイルを振りまきながらの激しい熱演がカオスを撒き散らしてて、見てるだけで笑いがこみ上げます(笑)ホントスバラシイ!(ホメてる)
席がかなり良かったんで、相当間近に見られたんだけど、いやほんとに村上くんはスタイル抜群で顔ちっさくて無駄なパーツが何も無さそうで、まるで鋼で出来てるみたいな人ですね。この人絡みでなぜかオカマネタ多いんで実写ハニー思い出したりw
主役のまーくんはといえば、まーくんはやっぱり結構舞台向きじゃないかなあって感じ。動きのキレとテンポがいいし、特にやっぱりコメディ向きのリズムがあるよ。滑舌は悪くないんだけど、もっと発声が明瞭ならもっといいのになーとは思うけど、別に噛むわけでもないしまったく問題なし。
今回はアクションってわけじゃないけど今習ってるテコンドーを取り入れてて、その動きもまたスバラシすぎる。渡秀なんかもそうだけど、アクション的な意味で動けるってスバラシイね!
というかそれよりももう王子様衣装だったって時点でもう出落ち感というか、ヘンテコカッコイイ王子様をありがとう!って感じ。劇中劇のキャラも変だったよ!(笑)
あと良かったのは甲斐まり恵さん。(この人もお姫様衣装だったw)
この人舞台系じゃないはずだけど、かなり舞台向きじゃないかなあって気が。華もあるし、結構押し出しの強いキャラクターだよなあ。TVだと単に賑やかな人で終わっちゃうけど。
ちょっとコンディション悪そうだったのが弓削っちで、声がかすれてあんまり出てなくて、セリフも2か所くらいトチってた。何があったんだろ?
それ以外はみんな上手いのでまったく問題なく、上手い人ばっかの舞台は楽しいなあーと思ったあっという間の1時間半でした。短いよ、1時間半って。
メンツがメンツだからもっと特撮ネタがあるのかなと思ってたけどそんなこともなく、舞台に穴を開けて押し付けてきたプロデューサーの名前が「白倉」だってことくらい(笑)
あとはでも、芳賀優里亜に酷いこという村上幸平がなんだか真里をなぶる草加のように見えるとか見えないとか(笑)とにかくカイザ村上(ザリ王?)は面白すぎるよw
  
毎回なのか楽日だからなのかはわかんないけど、最後のカーテンコールで全員がちょっとトークというか、まーくんが挨拶してるうちにまとまらなくなって、みんなに「一番印象に残ったところ」ってネタで話を振って、それを挨拶代わりに15分くらいのトークがあったよ。これってDVDに入るのかなあ?
田崎監督はwiki見ると舞台演出は初めてじゃないみたいだけど、特に違和感もなかったし、いいんでないかと。
もともと井上先生の脚本が完全に室内劇でのキャラ同士のやり取りになってて、逆に舞台でしか成り立たないような話だったし。
でも印象としてはその舞台装置的なものと濃いキャラのせいでちょっとだけ「キサラギ」に似てるようにも思ったかなあ。
まあただ最後のオチはけっこうグダグダな感じだったんで、何か胸に残るようなものかどうかでいえば別にそんなことはなく、とにかくただひたすらにおかしくて面白い舞台だったと。
帰りにパンフ買っていこうと思ったらまさかの売り切れで!(一応サイトでの通販はあるらしい→http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/shop.html)仕方ないので台本だけ買ってきたよ。初稿らしいからこれから変わってるってことかな。てか最終台本だと当然公演売りに間に合わないかw
あとは劇場出口に田崎監督がいたよ。お客さんにご挨拶してたー。

ビューティー演劇 14番目の月〜僕達が貴女をキレイにします!〜

http://www.14moon.info/
 
公演期間:2013年1月30日(水)〜2013年2月3日(日)※ 2/3(日) 18:00〜 公演分
会場:CBGKシブゲキ!!
企画:牧野和世(ビューティープロデューサー) 脚本:旺季志ずか 演出:林希  
出演:ICONIQ、森本亮治椿隆之、加藤良輔、竹内太郎、健人、柳喬之、五十嵐健人、新納慎也

自分に自信がなく、コンプレックスのニキビを隠そうと下ばかり向いて性格まで暗くなってしまった麗香(ICONIQ)。そんな人生も恋も半ばあきらめていた麗香が、ひょんなことから7人のイケメン達(森本亮治、加藤良輔、竹内太郎、健人ら)と出会う。彼らは、美容・メイク・ファッション・医学・たしなみなど、異なるジャンルで女性を美しく変身させることができるスペシャリスト達だった。
恋愛に対するトラウマの原因となったトップモデル(椿隆之)を見返すため、イケメンスペシャリスト達が麗香を「キレイへの道」へいざなう。麗香がたどり着く「ほんとうのキレイ」とは。
コンプレックスの固まりだった女の子が、美のスペシャリスト達にプロデュースされ、心身共に美しく変身していく、スーパーシンデレラサクセスストーリー。

 
楽しかった!
新納さんカッケーし、ICONIQは初舞台・初出演のわりに出来る子だった!これはちょっとビックリ。
というかICONIQってしばらく名前見てなかったけど、ずっと何やってたんだろ。新納さんは改めて言うまでもないけど仮面ライダーキバの過去キングですよ!
それはともかくとして、お話的にブスをきれいにするっていう話なだけに特に捻りなくストレートだと思うんだけど、脚本が旺季志ずかだけあってTVドラマなら1時間半くらいの土曜の午後とかにやってるスペシャル番組枠って感じ?可もなく不可もなく普通に面白かった。
「ビューティ演劇」っていうくらいだからもっと美のウンチクはあってもいいと思うけど(たぶんドラマならもっとウンチク入れられたんだろうなあw)、お土産がたくさんあったからいいやw(スポンサー企業からのサンプルプレゼント&お楽しみ抽選会で大盤振る舞い賞品)
麗香(ICONIQ)のブス演技は舞台的だけど結構ハマってたし、努力しないブスって意味ではオタクにいがちな頭でっかち自分を客観視ブスすぎてムカツクってとこまでやりきっててよかったけど、あのタイプのおブスちゃんって結構ムカつくから、もう少し内面的な美しさはもっと早めに見せて欲しかった気もする(^_^;)あとで知ったけどICONIQって鳥取出身だから麗香と光一郎は鳥取から上京したって設定なのねw それとどうせなら麗香は名前負けネタで突っ込んでも良かったんじゃないのかしら?w
というか、まあ「ブスが綺麗になった」ところでオチでクライマックスだからってのはしょうがないけど、その前に内面の美しさに気づくとかにしてくれた方がもっとカタルシスはあったし、オチ=お話の終わり にならなかったんじゃないかなって気もする。クライマックスにもう少し「タメ」が欲しいとかそういうことだけど。
ICONIQだから本当にキレイになるのもわかってるしなあ。あのゴージャスなファー、どう見ても衣装の安物じゃないだろと思ってたらフェンディだって!あの最後の衣装、舞台衣装でなくどうもそれなりのもの使ってたっぽい感じ。たぶんスパンコールの衣装も超カッコイイピンヒールもそこら辺のハイブランドなのかな?
歌が思ったよりキャッチーで楽しかったのは良かった。全体にミュージカルっぽかったし、そういう演出は良かったけど、まあやっぱりキャスト陣はだいぶ仕方ないってとこはあるかなあ(^_^;)俳優目当てで行ってるのにスマヌ。
それとビューティー5の人たちは、もうちょっと話の中で役割がはっきりわかるほうがよかったかな。カメラマンのとーる(森本亮治)にそんな眼力があるっていう理由付けもちょっと弱かったし、あの話でいうと見出すのはとーるで、だから最後に写真を撮って締めるのもとーるじゃないのかなあ?見返す云々の後でさ。
しかし新納さんは上手いしギャグもいいタイミングで入れてくるし、さすがって感じ。あとピンクのオカマちゃんの子(柳喬之)が良かった!上手いしカワイイ!
椿くんが出落ち扱いなのはもうそうだねとしか‥‥(笑)むしろ切り札?w 逆によくここに入れてくれたって感じかな。ルックスだけは無駄にいいよなあ(笑)
まああれがあえてのコメディ演技なのかそういうつもりでやろうとして上手くいってないのかはよくわからないんだけど(^_^;)、そこら辺、もうすこしどっちかに振り切れてくれればって気はする。それともうちょっと動きとセリフにリズム感があればなあ、コメディだからそこは余計に感じるよ。頑張れ椿〜!
あともう一人森本くんだけど、彼はやっぱりちょっとKYな方向に浮いてると思う。演技の方向修正をそろそろ客観的に考えたほうがいいかもなあ。だんだん下手になるってどういうことよ‥‥(ぶっちゃけ過ぎ)
そういう意味ではICONIQが結構出来てて、新納さんが締めて、並び的にはいいビューティ5的なメンツ+お天狗モデルな椿って感じでバランスは取れててるかな?(^_^;)
ピンクな女装も可愛くて面白かった!
若干1名、どう反応していいのかわからないもりもっちゃんも、アドリブ入れるならどっちかに振りきれてくれ!(^_^;)あの女装衣装の選択(コギャル系?)自体は間違ってないけど!w

SHINKANSENRX『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック〓』

http://www.goemon3.com/

 
公演期間:2012年12月19日(水)〜2013年1月27日(日)※ 1/7(日) 18:00〜 公演分
会場:東急シアターオーブ
脚本:中島かずき 演出:いのうえひでのり 作詞:森雪之丞
出演: 古田新太三浦春馬蒼井優浦井健治高橋由美子橋本じゅん/高田聖子/粟根まこと/村井國夫/麿赤兒 ほか

所は、日の本。
豊臣秀吉が天下統一を果たし、この世の栄華を一手に握っていた時代。 天下に名だたる大泥棒、石川五右衛門古田新太)は、ひょんなことから若い女盗賊、猫の目お銀(蒼井優)とともに空海が開いた津雲寺にある黄金目玉像という古い仏像を盗むことになる。
その津雲寺を預かるのは尼僧の春来尼(しゅんらいに・高橋由美子)。新任の京都所司代盗賊目付探偵方である明智心九郎(あけちしんくろう・三浦春馬)との丁々発止の知恵比べのあと、なんとか黄金目玉像を盗み出した五右衛門だったが、よくよく見るとそれは金メッキの鉄像。「こいつはガラクタだ」と五右衛門はお銀に目玉像を渡す……

 
奥さん!これ第1幕100分第2幕105分(逆だったかも)で合計3時間半くらいありますよ!そんなに長いと思わなかった!
でも面白かったし楽しかった!
話も結構スケールが大きい話だったけど、それ以上にミュージカルの歌と踊りが多くてその分長いんかと思いつつ、思った以上に「エンタメショー」だったんでそんなに辛くはなかったかな。
ただ第1幕は時々寝そうになった。(体調のせいか舞台のせいかはともかくw)(シアターの作りに関しての文句は後で書くけど!)
新感線の舞台は10年以上ぶりで(ちなみにその時見て苦手だと思ったw)、今回は音モノってことですが、これだけショーアップされてたらいいね!
でもストーリー自体はそこそこ、ショーとしては面白いってことね。(そういや中島かずきなんだよなw)
 
そしてオレのお目当てはもちろん春馬なわけですが、春馬はさすがだよ!歌も踊りも演技もチョー素晴らしいかった!動きにキレがあって美しいな! (*゚∀゚)=3 ムッハー
キャスト自体は大体頭に入ってて把握はしてたんで問題はなかったんだけど、役どころを確認するのを忘れてて3階席から見てたせいもあり、最初は声音を変えてたんで明智心九郎が誰かわからなくて心の中で「あれ春馬?春馬だよねえ、どう見ても春馬でしかないんだけど…」と不安になってたけどどう見ても春馬でした。キラーン☆
明智という名前だからか盗賊団目付探偵方で頭脳明晰という役どころなせいか、初っ端に「ガリレオ」の湯川先生のあのポーズ取ってて笑った!3階からでもちゃんと見えた!w(言うまでもないけど湯川教授@福山雅治の学生時代を演じたのは春馬だから)
3階席ってことでかなり上から見てたんだけど、そのせいで春馬の動きはとても良く見えたってのもあるけど、動きがよどみないんだよね。殺陣も踊るように軽やかで、踊ってる時はリズミカルかつ正確で動きのキレもよくて生春馬を堪能。
前半はずっとヘンテコキャラのアニメしゃべりみたいな感じでおどけたキャラをやってたけど、後半正体を現してからはいつも通りの春馬で、演技もさすがって感じ。
他にも蒼井優の猫目のお銀はいつものキャラと違った弾けた感じの役だったんで、これもちょっと意外な感じだった。ただ歌はちょっと残念かなあ(^_^;)でもカワイかったし、心九郎とお銀が惹かれていくのをもうちょっとわかりやすくやってくれてたらもう少し納得できたかもしれないけど、そこら辺はストーリーとしては弱かったのが残念。心九郎の本心がどっちかわからないのと、ストーリーのせいであの二人のバカップルっぷりが浮いてたのは確かかなあ、そこも残念。
あと高橋由美子はさすがに歌も演技も上手くて、あの役にはぴったりハマってた。あの役はいいね。そしてやっぱり歌はうまいw
浦井くん、いるのはわかってたけどまあたぶんシャルルかなと目星つけながら見てた状態(笑)シャルルのバカキャラでヘンテコラブリーなところが上手い。
そして天海祐希が映像で出てきて、ああそういや薔薇サムのゲキシネ見に行こうと思ってたのに結局行きそびれて、やっぱり行っときゃ良かったなあ〜と後悔。まあ前作までがわからなくても十分今回だけで話はわかったんで大丈夫だったけど。
あとやっぱり、高田聖子姐さんの演技はスバラシイね!シモネタ上等な感じも潔くてステキ!笑ったよww
新感線の他のメンツがスバラシイのは言うまでもないことだし、オレは別に新感線のファンってワケじゃないのでそこは割愛するですが、春馬はあの中でちゃんとキャラが立ってて馴染んでて、新感線のレベルに合ったコメディ演技を楽しそうにやってたんでとても良かったです。終わった後のカーテンコールでニコニコしながら挨拶してたの見て本当に心からそう思いましたよ。ううう。てか春馬はこういう上手い人たちに混じってハッチャケた演技ができる仕事をしばらくやればいいと思うよ!自分一人でリアリティレベルを背負わないといけないようなドラマはキツイからお休みしてもいいと思うよ‥‥( ´∋`)
あとなんだっけ、ああそうそう。
シアターオーブ、生オケで音響スバラシイね!ロック調の音楽だったんで余計に痺れたカッコよかった!オケピがあんなとこ(舞台下)に隠れてるとは思いも寄らなんだw
歌も良かったしね。蜂ケ谷善兵衛の歌よかったw
ところでそのBGMで時々何となくカリ城の音楽っぽいやつがあって、そのせいか最後のシーンで心九郎が五右衛門に弟子にして連れて行ってくれっていうのを五右衛門が断るところで、うっかり「泥棒はまだ出来ないけど、きっと覚えます!」って言ったらどうしようと思ってドキドキしちゃったよ!(言わねーよw)
とにかくトータルで楽しくて面白かったDEATH! ヽ(´∀`)ノ
 
んで今回のシアターオーブなんですが。
幅が狭めで高さがあって、舞台自体もちょうどいい広さで、まあ2階席くらいなら問題なく見やすいんでないかと思う。3階席からでも表情は無理だけど双眼鏡はいらないくらい。
ただシアターそのものは噂通りの分かりづらさ!全体にこじゃれた小劇場を大きくしたような雰囲気で、ものすごくスカしたオシャレ優先?な造りになってるんで、席に着くまでやたら迷路。階段やフロアが過剰なのでどこに行くにはどこから行けばいいのかわかりにくいことと言ったら。トイレの位置もわかりにくい。良くいえばアーティスティックに構築的。
しかも今回の3階席、段差と勾配があるからかなり覗きこむような座席配置で、そのために安全対策用の目の前に付けられた柵が邪魔すぎて、普通に座ってるとちょうど舞台を隠して見えないの!もーマジバカなの?って思ったね。だったら3階とか作るなよ、作ってもせいぜいあれは2列目までじゃないかなあ、普通に見えるのは。
とにかく少し前のめりになってないと(昨今の劇場禁止事項ですね)舞台が見えなくて、まあ席配置は前後互い違いだし高さはあるから後ろの人の邪魔にはならないだろうけど4時間近く前のめりって単純に疲れるよ! (;`Д´)ノ 
ちなみに3階の後ろの方は立ち見席でした。3階でも前列ならそんなでもないけどあの席でB席7500円はないと思うわー。一応言っとくと出来ればS席取りたかったよ。12500円でも。(そんなところではケチらない)
でもまあ劇場にクロークが在るのは気が利いてるかも。他の劇場ってあったっけ?オレが気がついてないだけ?冬場はあれがあるとコートとか預けられて便利よね。
 2階から下の階を見たところ。シアターロビー(スカイロビー)、シアター入り口は上に上がってグルっと回って通路っぽい扉のとこ。変な造り。
 3回にあった白い円筒形の筒を覗いたら天窓?だったっぽい。下のストライプが上の写真の放射状の飾り。吹き抜け?
ちなみに終わってから7階のレストラン街で食事して帰ろうと思ったら、終わりが22時近くだったせいかちょうどオーダーストップの時間になってて、結局戻って11階シアターロビー入り口の「THEATER TABLE」に行ったんですが、ここがメチャ美味しかった!安くはないけどそんなに高くもなくて、夜遅かったせいもあるかもしれないけど雰囲気もいいしスタッフも気が利いてるし料理は美味しいしオススメ。
 
ところでちょっとネガティブな、新感線ファンに対しての追記。
書かずにはいられないけど一応隠す。

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