そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

中村くんはエエ子やなあ

昨日別所にも書いたしはすはなさんも書いてたんで*1別にいいかなーと思ったんだけど、オイラも改めて書いときますよ。

  中村優一Blog http://www.watanabepro.co.jp/blog_artist/nakamurayuichi/


「ライダーが好きだ」というキャストには自然と温かい気持ちで見ちゃうんだけど(去年の剣キャストとかもね)彼のブログを見るにつけ本当にライダーに参加できて良かったねぇと思うよ。まあ響鬼に出ちゃったからもう他のライダーには出られないけど、それもタイミングだし巡り合わせだからなあ。
スパライの感想には書きそびれちゃったんだけど、彼はスパライ当日にも公式BBSで桐矢が叩かれてたんで内心ドキドキしてたって言ってたし、彼のブログを読むと会場の反応が良かったからあんなにもトーク中ニコニコしっぱなしだったのも判るなあって感じ。(イヤ、オペラグラスでずーっと中村くんばっか見てたさ)トークが意外とこなれてたんで、そこまでドキドキしてたとは思わなかったんだけどね。
とにかく役柄が批判されてたにも関わらず、彼の言葉には響鬼に参加できて本当に嬉しかったという感謝の気持ちでいっぱいだったんで、ますますエエ子やなあ…と思った次第。それはスパライに限らずインタビュー等でもそうなんだけど。
公式は見てないから判らないけど、ブログの感想見てると確かにずいぶんたたかれてれてたけど、その多くは理不尽だったと思うよ。桐矢は悪役じゃないし、あんな性格でも根は良い子だってのがあるから中村くんだったんだと思うんだけど。
まあそういうのもあって、いっちーにも渋江にも森本くんにすらしないのに(つーか普段そんなことしませんヨ)オレとしては珍しく彼のブログにコメントしてみたり。まあそんなことくらいで、彼がちょっとでもライダーに参加できてよかったと思うんならいいさ。


桐矢のことで言うなら、ちょっと見落としがちなことだけど今まで一人孤独の中でいろいろなことを極めて来たということに、彼の精神力の強さとそれゆえ抱える限界というものがあったと思う。だから明日夢と出会いヒビキさんの弟子になったことで彼が自分を見つめ直し、将来良い鬼(人間)になることは想像に難くないと思いますね。いくら才能があったとはいえ、努力という地道な作業を長い間続けられるというのが桐矢京介という人間の本質ではないかと思います。

という話はこのブログさんで。いつも桐矢中心の深い考察が魅力的でした。
  diaria soliloquia「仮面ライダー響鬼第43話」http://d.hatena.ne.jp/poietes/20051211/p1
はすはなさんとこはこっち「中村くん頑張れ」http://d.hatena.ne.jp/lotustea/20060201/1138761917

*1:また被っちゃったですよ!w

仮面ライダー響鬼スーパーライブ:29日3回目

http://www.toei.co.jp/event/event-now/nakano06/actor.htm
17:30の回。細川 茂樹 渋江 譲二/川口 真五/松田 賢二/栩原 楽人/中村 優一/蒲生 麻由/神戸 みゆき

昨日の感想にちょっと思いだしたことを追加しました。
ってことで、オーラスの俳優トーク。席は1階コントロールブース横なんで昨日よりは良かった。
昨日と違って断然面白い。やっぱりオーラスに行ってよかった!今日の2回目はイマイチだったらしいんで、オーラスだからかなあ?昨日ははっきり言って金返せ状態だったけど今日は大満足。出からして、川口さんが袖から覗いて出てきたらみんなが真似して覗きながら出るようになって、ここでちょっと笑いを取りに行ってた。


シンプルなジーンズスタイルの神戸ちゃん(足長ッ)と対照的な肩出しロマンチックカジュアルな蒲生さん、昨日とほぼ同じの川口さんととっちー(中のTシャツが違うだけ)、今風ワークカジュアルな渋江、ローズピンクにシルバー模様のパーカーが目立つ中村くん、大人なジャケットスタイルのザンキさんに、座長の細川さんは劇中使用の水色の響鬼ダウンに自分デザインの黒のスタッフTシャツ。プラス、どうもみんな細川さんにもらった響鬼ルバーブレスをしていたらしい。
細川さんがかなり仕切ってて(司会のねーちゃんが細川さんに仕切りをお願いした)昨日よりはかなりみんな喋ってたよ。司会を任された細川さんがきみまろの真似をしたりと最初から飛ばし気味(笑)
渋江ととっちーが喋らないのは相変わらず、川口さんはどうも話が滑るから適当にツッコミが必要だってことらしい(常に「その話オチあるの?と」細川さんがツッコミ)。神戸ちゃんが結構喋って、初っぱな妙なノリに持っていこうとしてたな。意外なのは中村くんが喋ることか。とっちーより喋ってたよ。司会が順番に話振ってて中村くんの前に切り上げようとしたら『ちょっとまって下さい!まだ喋ってないですよ』(セリフうろ覚え)と切り込んできたり。


昨日はあまり聞けなかった裏話。みんなが知りたいザンキさんの尻の話はオーラスまで取っておきたい取っておきの話だったらしいね。前バリに「斬」の文字を書いて現場をうろついたただの、でもトドロキは前バリ無しだっただの、それを見た松田さんが『いいモノ持ってました』といえば細川さんが『夜の雷電激震』とか『夜の音撃棒』とかどんどん下ネタ&オヤジギャグ方向で子供おいてけぼり(爆笑)
鬼の決めポーズの裏話、ヒビキさんは二つを現場で組み合わせたとかイブキは気障な感じでギルガメッシュナイトだったのが(ここでキャラ違う発言、本人か周りかはうろ覚え)顔の周りで短くってことに、ザンキさんは撮影はいる前に付き合ってた彼女と行ったディズニーシーのお兄さんの案内トークの「二つの約束を〜」の指ポーズが面白かったんで『いただき!メモメモ』ってことだとか、トドロキのはギターを弾く真似とかあったけど子供が真似しやすいってことであれにしようと、細川さんと相談したらしいとか。
あとはオチのない川口さんの話にザンキさんの『オレはいま心の中でお前を殴った』とか、キャラブックでも言ってた中村くんがセリフを覚えるときに明日夢のセリフを言ったらとっちーが怒ったとか、そんなライバルな二人に細川さんの『二人はプリキュア』とか、とっちーがとにかくカワイイだのカワイ過ぎて憎らしいだの、「トドロキはカワイイ」の真似をする松田さんとか。バイクに乗らなかったトドロキに『轟鬼は車が三つだから』とオチのある話する川口さんとか。終わってみるととっちーよりは喋ったけど他の人に比べると話が振られなかった中村くんは何が嬉しいのかトーク中ずっとニコニコしていた。公式のBBSもチェックしてたらしいし、いろいろ嬉しかったのか?変身したことについて話が振られなかったのが残念。
そういや、松田さんにだけは野太い声で『松田〜〜』『ザンキさ〜〜〜ん!』と声が掛かってた。昨日も今日も(笑)
最後の最後、お手振り挨拶に特別ゲストで梅宮 万紗子、秋山 奈々、芦名 星がやって来てビックリ。神戸ちゃんと蒲生さんをあわせて、細川さんいわく「クラブたちばな」が出来上がりと。
まあそんな感じ。

仮面ライダー響鬼スーパーライブ:28日2回目


15:00公演の回。渋江 譲二/川口 真五/松田 賢二/栩原 楽人/森 絵梨佳/秋山 奈々/村田 充/芦名 星
http://www.toei.co.jp/event/event-now/nakano06/actor.htm

行って来ましたスパライ。席は二階の左サイドってことでかなり遠い感じ。オペラグラスを持っていってて良かった。
まずショー部分。内容についてはどんなレベルなのかよく判らんので、それはさておきツッコミを。
響鬼さんの声が妙に若くて、なんだか20代半ばの熱血オニ野郎って感じ。この星を守るとか言ってるし、スゲー違和感(笑)あと斬鬼さんの声がオッサンだったことくらいか。他はあんなもん?一応ヒロインの流れ暴魔魔物の姫のキリカは響鬼さんの幼なじみ(しかも人間と魔物のハーフ)。この話的には鬼は仮面ライダーじゃないようです。
仮面ライダーは人間じゃないって、言われてみればこのとき出てたブレイド、カリス、ファイズ、みんな人間じゃないな、確かに。この三人てのはどうも雷(サンダー)、風、炎の属性ってことらしいです。で、最後のキモとなるキーキャラクター、大自然の使者で光り輝く伝説の勇者(仮面ライダー)は…あの人たちですよ!最近映画が公開された。
漢字表現もレーザー光で表現されてたり、舞台装置も結構凝ってるのかな。最後は音撃で敵を倒すんだけどその力は会場のみんなの声援とキリカの涙だった。やっぱ愛だろ、愛ってことで。響鬼さんのキャラは相当違います(笑)
個人的に実は心の中だけでですが、カリスと威吹鬼の組み合わせはいいなあと思ってたんで二人で戦ってたのがちょっと嬉しかったというか、いい絵面でした。まあそんなとこで。


肝心の俳優トークショーですが、意外と大人しいというか、あんまり盛り上がってない感じなのは気のせい?とっちーがずっと静かなのと、ちょっと期待してた川口・松田コンビの掛け合いがあまりなかったからかなあ。二人でイス落ちとかはやってましたが。(子供かよ)あと村田充が結構ギャグを飛ばしてたくらいかなあ。渋江くんももうちょっと喋るかと思ったけどそうでもなかったし。(ただオチ担当にはなってるらしい)
司会がせっかく撮影裏話コーナーで「恥ずかしかったことは?」と松田さんに振ってんのに、あえてそれを外すし。
女の子陣はみんな可愛くて、姫の芦名星がシンプルおしゃれでカッコよかったのと、もっちーとあきらが役柄のイメージと逆の格好してて、番組的にはもっちーは好きじゃなかったけど、素だと超可愛かった!写真はそのうち公式とかで出るだろうから詳しく描写はしませんが、白黒モノトーンで黒の上衣に白のギャザースカート、白のロングブーツで女の子っぽいあきらに対し、黒のインナーに黒のパーカー、鋲打ちベルトに激しくクラッシュしたジーンズ(中にダークなストッキング)にローズ色のトンガリパンプスとかなりロックテイスト強めで惚れたよもっちー、カコイイ!喋ってる感じは役のままというのがまたイイ!
もっちーとあきらがどうしても聞いておきたかったこと、明日夢が好きだったのはドッチ?ってことで詰め寄ったけど「両手に花じゃだめですかね?」ととっちー的答え。みつぅに「だからパネルシアター?」と謎のツッコミ。最後の締めの言葉で渋江は明日はプリキュアが最終回なんです…と(笑)何だか全体にリハーサルかよって感じにしまらないトークでしたよ。
まあそんな感じで思ったほどは盛り上がらないまま終わったかと思ってたら、ナゼか緞帳が下りるときにとっちーとみつぅだけが取り残され、「?」と思ってるとミニコント『ディスクアニマル・ニンゲン』。妙な音を出しながらとっちーのところにやって来て何事か囁くみつぅにとっちーが「当たりです」。どこからかアカペラの少年よが流れてきて(誰だったんだ?マツケン?)終わり。最後に笑えて、なかなかイイ締めでした〜(笑)
さて主役のヒビキさんがやって来る明日はどうかなあ?

ザらスにないモノ


近所のおもちゃ屋で。ブレイドのカルタ(105円!)につられた。
(あ)あたらしい ちからだ ぶれいど きんぐふぉうむ …だってさ。
あと子供用の音撃棒セットと、カブトのハンディシリーズ(今日入荷らしい)

ところで牙狼のイクイックアンドプロップ、カッコイイですね。金ピカじゃないところがいいね、渋くて。つか、本編よりもカッコイイいいよ!(おい)
http://image.www.rakuten.co.jp/hobbit/img10591955066.jpeg
ちょっと欲しいかも。(本編はどうでもいいと思ってるけど)

いいけど近所のおもちゃ屋だったせいか「お包みしますか?」といわれて、ウチに子供がいるかのように装ってしまった。「ウチで使いますから」…って誰が使うんだよ。

明日夢とヒビキさん・プロポーズ大作戦

別に書かなくてもいいかと思いつつ結構書くことポロポロ出てきますね(こんなことをしてる場合じゃないんだが)
最終回のラスト、夕焼けの海岸シーンで明日夢とヒビキさんの会話が噛み合わなくて変だなぁ、ぶっちゃけ言えば、明日夢は自分の行く道をちゃんと決めたって言ってんのに何でヒビキさんはそんな明日夢に「オレのそばにいろ」なんて言うのかな、と思ったんですね。みんな思ったよな?
そのセリフの真意自体は「鬼の肖像」の対談で細川氏も言ってるように明日夢にそばにいて欲しかったからということで出てきたらしい。ズバリ恋愛に例えて「ずっとそばにいて欲しい」とか言ってるし。じゃあ結局さ、最終話を見た人たちが思った
「ヒビキさんが明日夢にプロポーズ?」(思いきり要約)
という印象は正しかったってことなんですね。そうなんですね?(苦笑)


京介が「響鬼」に憧れていて目標としている、というのは判るんですよ。だって京介はたまたま最初に見ちゃった響鬼に父の背中を見て鬼になりたいと思ったわけですから。(要はインプリンティング=刷り込みだね)だからといって威吹鬼でもよかったかというと、それは多分違うんだよね。京介自身、あちこち弟子にして下さいといって回ってるけどその目標自体は「響鬼を越えること」なワケだから、「響鬼」に何かを感じたんではあるけど、それは「ヒビキさん」ではないんだよね。だからキャンプ中でも、常にヒビキさんをつけ狙ったりするような面白師弟になってるし。京介の場合、ヒビキさんのことは好きなんだけど一緒にいたいとかじゃないというか、多分鬼として独り立ちしたらさっさとどっかに行っちゃいそうなんだよね。まあそれが正しいんだけどさ。
でも明日夢の場合はヒビキさんと一緒にいること自体が心地よい状態であって、それはヒビキさんもそう思っている。ヒビキさんはよく明日夢に弟子になりたいかと聞いておきながら、上手く答えられない明日夢に「そういうわけじゃないだろ」と先回りして釘を刺すということがありましたが、それは結局ヒビキさんにとって明日夢はそういう関係にしたくない相手ということですよね。
今までの感想でも明日夢が弟子になるかならないかについてはちょこちょこ書いてますが、弟子になるということは明確な上下関係が出来るということですね。特に自分というものがしっかりしていない明日夢は、自分をちゃんと持っている京介と比べると、弟子にしてしまうとずっとそういう上下関係が出来てしまう。(実際京介は弟子になってもヒビキさんより下だとは思ってない節がある)
でもそうしなかったから、明日夢が弟子になるまでの明日夢とヒビキさんの関係って終始「対等」なんですよね。対等だから明日夢はヒビキさんに自分の悩みを相談することが出来るし、ヒビキさんも踏み込むでもなく突き放すでもなく微妙な距離感で明日夢に接することが出来るというところでしょうか。(性格の差はあれどあきらがイブキに自分の悩みを相談できなかったことを考えると、師匠というものはそういうものなのかも)
「少年は少年のままでいて欲しい」なんてのもまさに今のキミ(との関係)が好きだから変わらないでいて欲しいって言ってるみたいなもんだし。
何となくなんだけど、明日夢とヒビキさんがそういう話してるときって年齢が倍近く違う大人と話してるという雰囲気ではなくて、それこそ年の離れた恋人同士が探りあいながら自分のことを理解してもらおうと話をしてるというふうに見えなくもない雰囲気があったような気がしますね。友達同志だと年の差ってどんなに親しくなっても何となく感じられるけど、恋人とか夫婦って全くの対等、もしくは逆になることもあるわけじゃないですか。そんな過渡期みたいな感じ。
明日夢がヒビキさんに弟子入りしたのも京介に触発されたからというよりは、よりヒビキさんと一緒にいる時間が持てる、自分の知らないヒビキさんを京介だけが知っているということに嫉妬したからというのは各所でも指摘されている通りだと思うし。ヒビキさんに会う機会が増えるからと思ってたちばなでバイトすることを決めたくらいだしね、明日夢は。(だよな?)
そう考えると、明日夢にとってのヒビキさんもだけど、ヒビキさんにとっての明日夢 「運命の出会い」だったのか?って気になってきます。だって明日夢がヒビキさんに憧れるのは判るんだけど、ヒビキさんが明日夢のことを「何となくいいと思ってる」なんて理由がないし。理由がないのは、それ即ち恋ですよ!


それでこれからはずっと自分のそばにいろって、そりゃあ明日夢の方からはそういうことは言えないよなあ。いくら言外にそういう雰囲気があっても、実際言葉にして嫌だって言われたときのダメージは高校生には大きいものね。だから明日夢が言えないことをヒビキさんが先回りして明日夢の言いたいことを汲み取って言ってあげた(細川氏談)のがあのラストの「オレのそばにいろ」だったというわけなんですね?そうなんですね?いやぁ、参ったな(苦笑)
しかもヒビキさんは離れてた間明日夢のことが心配で自分の弱さを自覚したってことですか?「俺についてこい」というのは自立宣言した明日夢ということを考えるとちょっと待ってよヒビキさん、って感じなんですが、照れ隠しですか?
敢えて深読みしてみるとヒビキさんと離れてる間に明日夢が鍛えて、自分の意志で道を決められるほど成長した=大人になったということでやっと新たにヒビキさんとの対等な関係が成り立つということとでしょうか。そんな迷わない明日夢だから自分のそばにいて欲しいと。


なんて考えると、京介の最初からの明日夢に対する執着といい、ヒビキさんが出会ったころから お前に決めてた 自慢の弟子だと思ってたということといい、明日夢はつくづく魔性の 男といえましょう。どっとはらい

響鬼の玩具を買ったよ


今日の買い物。今更売り上げに貢献(笑)
トーキングマンドラ坊や、装着変身アームド響鬼、変身音叉音角、DAアカネタカ、平成ガメラ食玩(レギオン。きっとガメラなんて入ってないんだヨ!)、ガシャポン(シャドームーン、ロビン)
トイザらスで絶賛セール中。音角は昨日妹が行ったときにラスト2個だったのを買ってきてもらってた。轟鬼の音錠とDAをもう1枚くらい買うつもりだったけどマンドラがあったんでそちらを。マジランプとグリップフォン、マージフォンも捨てがたかったけどまだたくさんあったんで考え中。マジシャインのソフビは売り切れてたのかなあ。装着変身はセールじゃなかった。
すでに買ってる人には今更な話ですが、音角!妹と二人で電池電池といいながら起動、振動を与えてTVと同じ音が聞こえてきたときのあの感動(笑)思わず二人で顔を見合わせちまいました。だって思ったより音がキレイだったんだもん。そのあといろんなもので変身。猫でも変身出来るヨ!音角ひとつで大人にあるまじき大騒ぎですよ。ベルトにぶら下げられるってのがイイネ。なんだか鬼の人になったよう。是非とも音撃棒も欲しいところです。(DX音撃セットは考え中、もっと本物っぽい音撃棒が欲しいよ)
カブトのソフビがあったけど、胸パーツ、メタリックレッドじゃないんだね。ガッカリ。ひょっとしたらまた映画の前売りのオマケがSPパージョンの塗りだったりするのかな?ちょっと我慢しよう。

仮面ライダー響鬼・失敗って?


しっぱい 【失敗】
やりそこなうこと。目的を果たせないこと。予期した効果をあげられないこと。しくじり。


もうみんな、失敗作失敗作って、うるさいんだよ!(朝からそんなブログを読んでしまってちょっとキレた)
何処が最初に言い始めたのかな?2ちゃん?何処でもいいけどずーっとこの言い方には違和感がありました。何で視聴者であるオレ達が「響鬼が失敗作である」と決めつけることが出来るのか?「面白くなかった」なら判るんだけど、失敗作だって言っていいのは制作側だけじゃないのかな。まあもちろん、ダンバイン第1話放映直後に富野監督が「これは失敗作だ」という言動をしたことで、アニメファンの間でその真意を巡って物議を醸した(という騒動がかつてあったのです)例をあげるまでもなく、作り手が公で言っちゃったらお終いな言葉なのは確かなんですが。*1


響鬼という作品は確かに最初に予定した通りの物にはならなかったかもしれない。物語の作り込みの甘さから途中の展開は弛れたかもしれない。他の作品もそうだからといってそれでいいという言い訳は通用しないにしても、少なくとも響鬼は打ち切りになることもなく(これは明らかに失敗)最後までとっ散らかることはなく最終回まで辿り着くことが出来た。そしてそれは物語としてはそんなに破綻していない終わり方だった。これ以上何を望むのか?*2
あの後半からの展開が気に入らない、マッタリした雰囲気がなくなった、何でザンキさんを殺したのか判らない、あきらが弟子をやめるなんておかしい、桐矢はいらないだろ、明日夢はどうして弟子にならないんだ、ヒビキさんはそんな人じゃない……等々、そういう部分で自分が納得できないから面白くなかったって言うのはいいんですよ。助っ人に来たスタッフが好きじゃないから気に入らないでもいいんです。それは個人の考え方の違いであり何が面白いかという感性の違いでもあるんだから。でもだからといって、この作品はダメだ、失敗作だ、というのは間違ってると思うんですね。あんた何様だよと思います。
スタッフが変わったから仕方ないよねというのも勘違い甚だしい。スタッフが変わろうが何だろうが、作品としての評価とそういう裏事情を一緒くたに混同して論じるなんて、バカじゃないの?って感じです。
そういう部分で言えば現スタッフは、響鬼を「明らかな失敗作」にしないために最大限努力したと思うし、オレは最終回まで見て少なくともその努力は報われたと思ってます。


そういうオレだって前半とか後半とか関係なく響鬼という一本の作品として見たとき、最初の期待値が高かったが故にガッカリした部分もあるし、もっと何とかなるだろうと思いながら見てた部分もあります。1話から感想を書いてはいたけど、はっきり言ってあまりのつまらなさに何を書いたらいいものかと、半ば義務のように感想を書いた話もありますよ。でもそれでも、30話から急に今まで不満だった部分(主にキャラクター描写についてだけど)が解消されて、その上で物語が動き出したときは面白くなってきたなあと思い、響鬼を見続けててよかったと思いました。
確かにあまりに展開が駆け足過ぎていろいろ取りこぼしたところもあるけれど、それでも物語の本筋はちゃんと貫かれていたし番組として盛り上げようとしていた。
これは先に言ったこととちょっと矛盾するのですが、代打を任されたスタッフの状況を考えるとケツが決まっている以上、描くべきこととそうでないことを選んで、最良の結果を残す努力をした結果だと思えば仕方ないのかなと納得出来るものだったので、労いこそすれ責める気にはなれません。
「終わりよければ全てよし」…というにはちょっといろいろ問題があるのは確かだけど、それでも敢えてそう言いたいと思います。そう思えない人はいつまでもグチグチ言ってればいいよ。


あとこういういわゆる子供向けの番組について、オレ自身小さい頃からアニメやマンガ、特撮などを見ていたんで(特にマンガに関しては昔は少年誌でも大人の鑑賞に堪えうる物をやっていたということもあり)そういう区別なく面白いものは面白いというスタンスで見ていたので、本来子供向きだから大人はお客さんじゃないとか、逆に大人の鑑賞に堪えるのだから子供には難しいんでは、などという見方はしないんですね。*3
本当に良い物は大人が見ても子供が見ても面白いものであると信じているし、だからといって子供だましの物が悪いとは思わないし、完全に子供向けのものに関しては子供のものだと思ってるし。
ひとつ言えるのは、大人が本気で作っている物は何によらず面白いものである、ということだけは確かだと思うんですね。こんなものでいいだろうと高を括って何かを作られることほど腹の立つことはないです。そういう意味でもライダーに関して言えば、みんな本気で作っているというのが判るんでオレ達大人が面白いと思っても別にいいじゃないかと思うんですよ。お金があれば玩具でもDVDでも買って貢献すればいいのです。(いいじゃんお布施でも)


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まあそれとはあまり関係ないけど、この騒動のせいというかお陰というか、自分でも面白いと思うところはもとより、何で面白くないと思うのか、そしてそれはなぜなのか、ということをいつもなら印象だけで語っていたところをあえて文章化していくということで、随分物の見方が鍛えられたところはあります。もともと分析好きではあるけれど、論理的に物事を積み重ねていくような考え方は苦手だったので(なぜか文章に関しては閃きの方が大きいみたい)、多少言動に矛盾があったりしたかもしれないけどその辺はご容赦をってことで。
そして他の人の優れた意見、逆につまらない意見を見て自分と他人の感じ方の違いを知ることが出来たのも自分としては面白かったかな。
そういうことが出来るだけの力を持った響鬼という作品は、やっぱり凄かったんだなあと思いました。ありがとう響鬼

*1:記憶では作品としての失敗ではなく物語のもっていきかたとしての1話の展開がまずかった…みたいなことじゃなかったかな?…と思って改めて調べたらちゃんとはてなキーワードでも解説されとった

*2:もちろんあの最終回を見て納得いかない、やっぱりダメだったな…などの感想を持つ人に関しては、失敗だと思うのならそう思えば?としか言えませんが。前半の雰囲気・路線のまま一年通せなかったから失敗だ、という意見には、そういう意味では失敗だったということは認めざるを得ませんが…

*3:ジャンプ掲載時に諸星の黒い探究者だの暗黒神話だのを面白いと思ったり、やはりマガジン掲載時のバイオレンスジャックを読んで心に刻み込まれちゃったり(人犬とかさ)、コンバトラーVで主人公の腕が切り落とされちゃったことに衝撃を感じたのはほぼ一桁年齢のときでした。まあこれらは一例ですが、でもそれを今に至るまで面白いと思ってるのが、大人も子供もないよな、という考え方の大元ですよ。ついでに言うと子供の頃に残酷なものを見るとトラウマになるなんて、バッカじゃないのって感じです。まあある意味ヒネくれるなぁとは思うけど(笑)