そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

23-24の巻、響鬼感想追加

 
今回のトドロキくん太鼓修行の話ですが、23話の感想で違和感があった明日夢サイドと響鬼サイドでそれは違う話じゃん?という違和感の理由に思い至ったんで忘れないうちに書いとくっっっス。


明日夢のことに関しては、太鼓をやりたいのにホイッスルをやらされた、人生やりたくないことも時としてやらざるを得ないことだってあるよね、な話なんだよな。人の成長過程にはそう言うこともあるってことですね。その現状を自分でなんとか打破しないといけないって話なんですよ。
でもトドロキの話はそう言うことではなく、今は自分では必要ないと思うことでも、やってることの意義を見いだして成長していかなければならないって話だったと思うんですね。戦いという場においていろんな経験は全てその人の糧になるという経験則を学べ、だと思うんですよ。

まあそのことに関してヒビキさん(もしくはザンキさん)がちゃんと説明してやってれば、トドロキは素直に受け止めたと思うんですけどね。この辺はヒビキさんのキャラのあり方の描写とも関係してると思うけど。
思うに、たぶん今回のトドロキみたいなことは初めてじゃないんじゃないかなあ。弟子は取ってないとはいえ、鬼としてはベテランだし、太鼓では一番て日菜佳も言ってたから他の鬼の特別講師くらいはやってるんじゃないかと。今まではわりとのんびり魔化魍退治してたから、即戦力になるような教え方ではなく、一通り基礎をやって徐々に物にしていこうくらいの感じで。
つーか、猛士的には弟子取ってないんだからそれくらいやって下さいよ、ヒビキさん、かも。で、その教え方のあまりの独善ぶりに、おやっさんはともかく、組織的にはこの人に弟子は取らせられない…と思われてるとか(苦笑)


トドロキと明日夢の話が同じじゃないじゃんと思ったのは、これは穿った意見かも知れませんが、響鬼というドラマのキャラ描写を考えたときに、トドロキくんは26歳の元警官で、一応社会人なワケですよ。社会人経験6年もあるワケですよ。当然、人生において嫌でもやらなきゃいけないことに直面したことなんかたくさんあると思うんですね。警官なんて特にそういうの多そうだし。そういうキャラに対して、果たして今更そんなテーマでのキャラの成長エピソードを持ってくるのかなあ…というのもあったんですね、何となくだけど。
どちらかというとそういうトドロキに対してのヒビキさんの態度というか、ヒビキさんてこんなキャラっていう話だと思って見てたからかも。オレは少なくともトドロキよりはヒビキさんに肩入れしてみてたんで余計そう思ったのかもね。少なくともヒビキさん世代だしさ。
で今回のお話で何が言いたかったかというと、若い若輩のトドロキくんから見て今は納得できないことでも、もっと年上で先輩のヒビキさんにはこういう思惑があるんだよ、と言うことを若い人たちに言いたかったんじゃないかと。

23話の感想に書きそびれてたけど、ご飯どきにトドロキに対してヒビキがとても怒ってたのは、太鼓の修行をするといって付いてきながら、やる意味判んないっスみたいな事言ったり(これが一番ムカついたね)、実際修行には身が入ってないわ、飯ばかり食ってコミュニケーションも取ろうとしないわ、あげくの果てにヒビキさんに口答え、そんな状態で3日も過ごせばヒビキさんじゃなくても怒ると思うよ。オレだって怒るな。今はちゃんと出来なくてもやる気を見せろといいたいワケですね、ヒビキさんは。
一応、トドロキのもうヤダ発言を聞いてからは、まるでお母さんのように接してるのがおかしいけど(笑)
ま、そういう気遣いが全く察せられないのは、トドロキが体育会系バカだからか。子供の明日夢ならともかく、もうちょっと人間的にも鍛えて欲しいですねー。キャラとしては面白いんだけどな。


つーことでした。こんなにもいろいろ議論が出てくる響鬼って番組はやっぱり面白いんですね。