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映画感想「響鬼と七人の戦鬼」

・・・えーと、何と言ったらいいか・・・さ、30点?
ちょっと途中あまりに眠くて3回ほど一瞬気が遠くなったけど、それ抜きにしてもとにかく判らないことだらけ。たぶんDC版を見て解決するような判らなさじゃないような。敢えてヨカッタ探しをするなら、BGMはヨカッタかなあ…(内容じゃないし)歌舞鬼の松尾くんもヨカッタなあ。ヒビキさんの二の腕もヨカッタ。
OPの全員で太鼓、格好良かったとは思うんだが何か笑った。微妙な演出だなあ。そういや羽撃鬼が前々から変身忍者嵐に見えてしょうがないです(笑)何となくうろ覚えのイメージでですが。
始まりがあまりに唐突で、14*1…いやオロチが魔化魍でなくただのモンスター扱いなのに不満。ヒビキさんの「明日夢!」はビックリした。もう弟子?サポーター?ああいうのは本編でも早く見たいかも。
内容、ネタバレしない範囲でダメ出しすると、まず村人達がなぜ鬼を忌み嫌ってるのかが全く判らない。鬼達はなぜ鬼という存在になったのかが判らない。敵の存在、童子と姫?とひとつみ(今変換したら人罪ってでたけど何か意味深)とオロチがなんなのか判らない。あの城は一体何さ。大体何であの村は生贄を差し出さなければいけないのか判らない(魔化魍達のマッチポンプでもいいけどさ)。歌舞鬼の変心の理由も判らない。現代の明日夢と昔の明日夢がどうリンクしてるのかも実のところよく判らない。ギャグや小ネタで笑っていいものかどうかも判らない。さてどうしたものか。
別にこういうネタなのはいいんですよ。時代劇っぽいファンタジーというか、現代風に横文字使っててもいいし、あの雰囲気なら各地の鬼が現代風物に因んでても全然オッケーだし。
ただ、何が悪いのか判らないけど、全ての要素がうまく混ざり合わないで、バラバラの状態で出されてしまった感じ。それはさすがに脚本の御大だけのせいではないと思う。ストーリーはトンチンカンで強引でははあるけれど。(特に現代編の最後に明日夢が声刃を見つけてくる辺りとか、それでいきなり装甲響鬼になるとことか)
あと気になったのが明日夢のキャラが、兄が死んだのはヒビキのせいだと言ってヒビキを憎んでるという設定以外のとこが挙動不審かなあ。井上御大、明日夢がキライなのか?
キャラの作りは御大先生っぽいんだけど、現代と(出てはないけど)昔でダブルキャストなのに、キャラの性格が違いすぎててまた妙に混乱するし。トドはイイけどイブキとかがさ。歌舞鬼もいいキャラだけにもっとちゃんとした理由が欲しかったところ。ヒビキさんは特に問題無しかな。馬に乗れるってのは役者としてはえらいアドバンテージですね。さすが。ちょっと映画の格が上がるよ。
そして現代と昔の場面の繋がりも何かうまくいってない感じだし、そのせいでラスト、説得力に欠けるんだよね。そもそもレギュラー鬼と映画鬼がデザイン的に違いすぎててすごく違和感。
そしてトドはやはりカニ(笑)オロチはせめてカニくらいリアルな質感が欲しかったな。何年前のCGアニメだよ。あ、映画は変身解除しても服着てるんだね。まあその辺はいいか。
装甲響鬼はどうしたものか。なんの説明もなくあまりに唐突。パワーUPにしても現時点では去年の剣のキングフォームとは、設定としてそもそも全く違う位置づけなんだよな。
剣の場合、映画で初お目見えだけど物語の流れとしては何の説明もなく出てきてもいいもの。響鬼の場合、映画独自?の設定で初お目見え。せめて昔の話の時点であの武器に関してそういう設定を出してれば唐突さは無かったろうけど。カットしたのか?
映画での出番の少なさを考えるとTVでもこれが出るんだろうなー。鍛えると装甲になるのかい?
いいけど装甲声刃は何だか海釣り風情。あれリールがついてんだろ?(笑)装甲響鬼はセイバー風味?いやデザインはカッコイイんだけどね。
あとなんかあったっけ、あーキャスティングはグレチキがちょっと浮いてたような。そしてひとつみが全然可愛くなかった。コータローは別にコータローじゃなくてもいいんじゃないかと。各地の鬼さんはみんなイイ味出してて良かったけど(ヨカッタ探し)
で、結局去年のライダーの人たちは出してもらえなかったんだね…ちょっと残念(笑)
とにかくやりたいことは何となく判るんだけどどうにも上手く噛み合ってなくて、映画自体の出来としては、オレは平成ライダーでは一番最低ポジションでした。ダメ出しばかりで申し訳無いけど、そんなとこで。

*1:フォーティーン。前年の剣映画の最終的な敵