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響鬼36の巻「飢える朱鬼」


『鬼であるってことは、鬼であっちゃいけないってことかな』>ヒビキさん
ザンキさん的には『自分の中の鬼を殺すことだ』どっちも言ってることは同じですね。


素晴しいよ井上先生、やってくれるね!去年の剣後半の會川脚本と同じく、設定拾いまくってくれてます。イブキが吉野の宗家の坊っちゃんてことも、やっとちゃんと出してくれたし(太鼓祭りの時に飯田さんが雑談交じりに言ったことはあったけど)、あきらはやっぱり両親を魔化魍に殺されてるし。いつぞやの魔化魍に対する憎しみは、やはりそういうことでしたか。それくらいじゃないと敢えて子供が鬼になろうとする理由はないもんな。お父さんが鬼でお母さんがそのサポートってことはないかしら。
とにかく御大、今回は設定拾いつつ細かいところで新しい設定もてんこ盛りに盛り込んじゃってくれてます。
どうも今回重要なのは「鬼であること」の意味らしいですね。設定としてはちゃんとあったんだろうけど、いっちゃ何だが前半の雰囲気でこれをやられてもピンと来なかったかも。後半になってからの6話があってそれぞれのキャラが立ったからこその、このテーマだと思う。(前半でキャラが立ってれば問題ないんだけどね)ああ、いっそこのまま井上脚本で最後までやってくれんものか(笑)話の運びも無駄がないなあ。
さて京ちん、明日夢が鬼の弟子じゃないと判ったら今度はあきらですか。また「バカみたい」(byあきら)に一方的にオロC一気飲み勝負(笑)そのあとはあきらの弱点をズバリ言うわよ!こいつエスパーか?でなければ阿久津真矢(@女王の教室)か?大して会ったこともないくせにあきらやイブキのことやけに詳しいじゃん。アンド、すごい洞察力よ?しかし京ちんは運動神経よくないんだよね?その辺の弱点を克服したいから鬼になりたいなんてことないよなあ?(笑)ともかく明日夢の時と同じように、あきらのことも引っかき回してますよ。話進むなあ。
ノートも見ただけで誤字を見つけるし、能力は高いよな、京ちん。元々勉強の遅れた部分を取り返すという本来の目的よりも、あきらに友達を作るということが主眼な為、たぶんそんなに勉強自体は(桐矢よりも)出来なさそうな明日夢が面倒見てたわけですが、それゆえその内容までは誰も突っ込まなかったことを敢えてさらりと突っ込む京ちん、ホントはいいやつなんでは?行動はイヤミなんだけど、結果は現状より常により良くなってるんですが。

イブキの言う、憎しみで鬼になってはいけないってことは確かに正論なんだけど、それはやはり宗家の坊ちゃんの理屈で、もしあきらの立場で魔化魍に復讐する方法があると判れば、やはり憎しみを力に鬼の修行を…と思うのは判らんでもないよなあ。でも今回のテーマといい、この拘りがあきらが実力はありながら鬼になれない理由なのかな。で、たぶんシュキが鬼を辞めさせられたのもこの辺が理由なのかと深読みしてみる。シュキの因縁とザンキさんの胸の古傷も関わってるのかな?何か一悶着あったっぽいけど。(トドが言いかけたことも気になるな。「師匠」じゃなく「先代のざん…」って?)まあこの調子だとたぶん来週スッキリさせてくれると思うけどね。
すんなりザンキに弟子を預けるイブキですが、それはありがちなことなのかな?それとも個人的な繋がりで?何にしてもやはりそういうところに拘りがなくて、本人の為に何が一番かってのを常に考えてあげられるところがイブキのいいところですね。ただの天然キャラに成り下がらなくて本当によかった…
また敢えてザンキに預けるってことも、以外と鬼達は普段からちゃんと交流してたりするんでしょうか。ザンキさんの経験ていうのは今回明かされる過去話とも関連してるんだろうなあ。それにしてもヒビキではなくザンキ。妹と話してて、なんでヒビキさんじゃないのとかいう話になったんだけど、ヒビキさんなんかに預けたらもっと大変ですよ、きっと。スーパープレイをする人に普通の人の悩みなんか判りませんからね。先週ちょっと学んだみたいだけど、ヒビキさんと一緒に行動したらあきらは落ち込みまくりよ?てことでヒビキとザンキは全く別方向の「出来る鬼」ってことも、興味深いですね。上司にするならぜひザンキさんを(笑)

明日夢は今のところ完全に鬼になるつもりはないみたいだね。だからかな、たちばなで鬼の鎧を僕が着たら?何ていう冗談をさらりと冗談で返すヒビキさん。含みが全くないんで、冗談でこれくらいのことは言い合える仲なのか…そうかそうか。やはりお泊まりでの語り合いは伊達じゃなかったな。ここで鬼になることについて明日夢が改めて聞いてますが、これは伏線になるのかな、ならないかな?

引ったくりに天誅。そしてシュキは人間体でも鬼の時と同じく技が使えるって、それはいいのか?鬼ってそういう設定なんですか?何にしてもここのシュキがカッコイー!横顔でニンマリって…先週の予告の時にすでにヤラレタよ。ライダーはいい人引っ張ってくるな。

そして変身忍者!そしてまた裁鬼!完全に咬ませ犬かよ!(笑)←当て馬は間違いでした、犬だよな
後半の戦闘では、またいろいろ目新しい設定が。(変身忍者は完全に今回限りだったみたいだが)
今までその辺はっきりと描写してきてなかったけど、変身アイテムってのは変身時のみに必要なわけで、変身しちゃったあとはなくても問題ないんだね。これは今までのライダーがベルトがはずれると変身解除してしまうってのとは根本的に違うし(鬼の場合は変身ていっても肉体が変化するわけだから当たり前といえば当たり前なのだが)、他人の変身アイテムでも変身できる(当然姿は個体差だから違う)ってのは成程って感じ。それともシュキはザンキの師匠ってことで同じ弦属性だからかな?どっちにしても平気っぽいですね。

細かいツッコミ。
今回はザンキさんを中心にイブキとかヒビキとか珍しい絡みがいっぱい。ザンキとヒビキの会話は普段からもっと見たいよ(熱望)ザンキさん、今まで出るたびメイクが違ってたような気がするけど、今回のでいいよ。眉はやっぱりちょい太めで。服も元に戻ったね(笑)トドもちょうどイイ感じに。
京ちんのTシャツは剣崎の(笑)京ちん斬鬼さんとか見てたら大変なことにならんだろうか?明らかに響鬼さんや威吹鬼より恰好良いからなあ。
朱鬼はデザイン云々よりやはりカラーリングが…服着ててもいいんだけど(だって裸だって事を考えるとねえ)クリーム色じゃなく、もうちっと渋めのカラーがよかったなあ。顔は以外と気にならなかったな。
結局鬼の鎧が変身忍者なのはあまり意味なかったんだね。せいぜいカラス天狗モチーフってことなのかな、猛士的に。
あと猛士の車両が特殊なカラーリングなのは、遠目に見てすぐに仲間だと認識できるようにかな?と思ったり。