そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダー響鬼#37「甦る雷」

『鬼の仕事は、命を守ることです』


前編でめいっぱい伏線とエピソードを詰め込んでたせいか、今回は朱鬼メインで。面白かったけど意外と予定調和というか、落ち着くところに落ち着いたというか。そのわりに厳しいハードな話。ちょっと難しいけどドラマとしては俄然面白くなりました。なんだろうな、あのラストの終わり方といい、なんか物凄く今後の方向性を決定づけたような気がする。
どれくらい当初の予定通りなのか判らんが、どうもまだ鬼の陰の部分の話が続きそうですね。物語には一気に奥行きが出てきたし、今回はヒビキさんに禅問答を投げ掛けられただけであまり絡まなかったけど、明日夢にとっても単純に憧れの対象だった「鬼」に対して、鬼は良い面ばかりじゃないというところを理解させる感じでしょうか。まあまさに今あきらがそこにハマっちゃってんですが。確かにこれはもうちょっと突っ込んでやって欲しいところです。でもこれ、ホントは3クール目のアタマとかにやるべき話だったよなあ。せめて30話、後半のアタマとか。


洋館の男女との因縁もあるみたいな朱鬼ですが、これは単に長く生きてるってだけかな。いいけど洋館の男女は通年、あの夏衣ですか?日傘はもっとレトロなほうが…傘の骨が見えると興醒めですな。
男女に、こっち側に来いとか言われてる朱鬼さんですが、思うに朱鬼が憎しみを糧に鬼を続けてこれたのは、少なくとも鬼だという自負と力があったから闇に呑まれることはなかったんでしょうね。でもあきらは迷ってるからヤバイですね。もういかにもダークサイドに落ちそう!早く助けてあげて、イブキさーん。
そのイブキが宗家の出身でその務めがやっと活きる話…なんだけど実際はそんなに活躍はしなかったな。でもその設定をちゃんと消化したことと、今回はとにもかくにも朱鬼メインのザンキさん絡みだから、この辺はまあいいです。
秘密基地での話し合い、また勢地郎がいません(苦笑)
何かと弟子のあきらが蚊帳の外になるのは、猛士の組織は結構厳しいってことでしょうか。今まで、何となく明日夢に秘密をばらしちゃったことといい、その辺なあなあな描写が多かったんでこの辺は話のハードさを醸し出してるようです。でも元々こういうところはキチンとやっとくべきだったんだよな。そうすれば明日夢が特別だっていう、状況証拠になったのに。(視聴者に対して)


明日夢と京ちん。何だかんだ言ってまだ付き纏ってる…というより、普通に一緒に帰ってるよね?明日夢くん最近ブラバンは?明日夢はヒビキさんに言われたことを京ちんに話してるんですね?なんかもう友達じゃんよ。ていうか、やっぱり何だかんだ言ってもそういう話ができる男友達が欲しかったのかな、明日夢くん。
結局今まで桐矢が明日夢やあきらに言ってた耳に痛いことって、落ち着いて考えれば正しいわけで、辛口な意見でも本当のことをズバッといってくれる友達は、信用できるものだと思うんですが。明日夢も完全に桐矢に心を許してるわけじゃなさそうだけど、彼の意見に耳を傾けるくらいの心の強さはあるってことでしょうか。


朱鬼、ばあさん!? 呪術で若さって!?魔鈴さんかと思いきや、実はリサリサかよ。もしくは荒れ地の魔女?(そりゃあんまりだ)響鬼で初めて陰陽道的な側面が出て来ましたね。だから花を式神に変えたり、武器を錬成?したり出きるのか。鬼独特の能力ってワケじゃないみたいだし、昔の鬼って事を考えると元々はそういう呪力の強い人間がなっていたんでしょうかね。近代になって科学的な側面でサポートできるようになって、普通の人でも鍛えることで鬼になることができるようになったのかな。あ、でも護符の式神もあったよな、みどりさんのとこに。じゃ、やっぱ朱鬼が特に力が強いのかな。
てことで朱鬼とザンキさんの因縁も明されました。ザンキさんの弟子時代(ってことはまだ斬鬼じゃないから財津原変身体?でもザンキっていってるなあ)のエピソード。結局ノツゴはその時のノツゴで、取り逃がしたんですね。
あきらが朱鬼についていくのを見守るザンキさんはあきらを信用してるのか朱鬼を信用してるのか。でも今のところ、あきらはザンキさんが思ってるほど強くはなさそうですが…さて。


威吹鬼は結局ひとりで鬼祓いに来たけど、ホントに響鬼さんは行かなくて良かったのかな、吉野からのお達しなのに。
ザンキさん、いつの間にか音枷と烈斬を車のトランクに隠し持っていました!(トドの音錠と名前が違うこと今初めて知ったよ)変身ですよ!と言うか何のために隠し持っていたのか?音枷は返してなかったとしても烈斬は新たにもらわなきゃいけないからねえ。単にこの朱鬼のことで吉野から届いていたのか?吉野から小包み?(誰かのJフォームかよ)そしてまた威吹鬼は途中からいない人に…まあいたら斬鬼さんが引き立ちませんが…
ノツゴは人を喰らうときだけ口を開けるとかいってるけど、結構口開いてる…よ?いいのかそのCG。あれならわざわざ弟子を食わせなくてもいいんでは…と思ったり。


結局、「これが鬼の仕事だ」といいながら自分の命を掛けてノツゴを倒した朱鬼は、本懐は遂げたんだけど最後まで鬼足り得なかったですね…ザンキさんがいうように鬼の命も守ることが鬼の仕事であるならば。こうなるとラストでのザンキさんとのやり取りで、斬鬼の致命傷にならなかった攻撃のこと、本当に手元が狂っただけだったのかどうか…いや、さすがに自分は犠牲にしても弟子は…と思いたいです。なんだかスッキリはしないんだけど不思議な後味の話でした。
そういや今回全編で花咲きまくり、夏の花も結構あったような…これも朱鬼の術ですか?本来は花を愛でるような人であったのかと思いますが。


次回、まだ今回の話を引いてるようですがあきらはダークサイドに落ちちゃうのか?イブキはあきらを取り戻せるのか?(って感じ?)明日夢ときりやんともっちー?なのか、なんで学校?ザンキさんの古傷が!いいけどここしばらくロケといっても近場ばかりですが(埼玉だよな、あの砕石場)予告の学校シーンみたら急に前半の美しいロケ風景が懐かしく思えて堪りませんでした。ああ予算さえあれば…(スケジュールもか)


マン&スモ。斬鬼サラダって、どんなんだ?