そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

超星艦隊セイザーX#4「青い稲妻!マグナビート」

『この星は、守るに値する星だよ』


どこから突っ込んでいいのやら。今回特に盛りだくさんすぎて困る。今までの放送(まだ4話目だけど)の中で一番面白かったよ!
会話のテンポがいいのはいつものことだし(あの突っ込みはもう一芸の域にあると思うぞ)、脚本が同じ人なせいかキャラとか世界観の説明が統一されてるのもイイ感じ。でもそれ以上に今回は演出のテンポの良さが際立ってるのが目に付いたっていうか。監督は3話目と同じ人らしいけど、前回はそんなふうには感じなかったんだけどなあ。
とにかくやたらテンポよくカットを切って繋げていってて、見てて気持ちいいです。拓人の部屋でのケインと拓人のやり取りみたいに、会話中心でバラバラとカットの間を詰めるのはよくあるやり方だけど、オレが一番ツボに入ったのは、発信機を付けた風将軍がそれを水と火に指摘されるところ。火の「これはなんだ?」から二人に指差しで「「これ!」」っていわれて次の瞬間カット切り替わり、海賊船の上で「恥かかせやがって〜〜!」…その省略っぷりのテンポとタイミングにちょっと倒れそうになった(笑)好みの問題はあるとしても、なんか見てる方が突っ込む間も、そこ宇宙、宇宙!というヒマも与えず(ギャグなのか?それとも海賊は平気なのか?)なんかもう、お約束の域も超えてるよ。テンポで見せたいところはさりげなくカットつまんでる(っていうのかな?)し。なんか上手いなあ〜
ジャスティライザーの時にプレート探しでかなりもたついたんで、今回はその反省を踏まえたのか?カプセル集めはかなりスピーディですね。てゆーか今回は見つけてないけどね。


てことで本編。

安藤家で状況説明のお約束。たっくん今日はエアロバイク。で、いきなりケインが居候。天然かと思ってたけどどちらかというとマイペースで以外と強引。でも掴み所が無い…ってのは、12人兄弟の長男ってとこからきてるのかな。苦労人のしっかり者で当たりが柔らかくて、妙に安藤家に馴染んでるし、アインツバインには僕たちが頑張りますからと言わせるし。元々性格良いせいもあるだろうけどやはり多少計算もあるんだろうか。だとしても全くそうは感じないキャラだけど。
食卓の風景もまたイイ感じのツッコミ会話で、ツッコミからの自然な流れが脚本上手すぎ。徹夜のくだりといい、拾っていくとキリないよ?これ最後までやって欲しいけどさすがに無理かなあ、どうなんでしょう?
ツッコミどころ!風呂場のアインツバイン、脱衣場のプロテクターを見た瞬間、え、ロボットじゃないのか!? と衝撃が(笑)しかも風呂好きって?(ここでウルト様@宇宙英雄物語と思い浮かべるオレもなんだかな)一見頼りなげで当てにならない風に見えるケインをサポートするという二人?が健気だ。イイ奴だな双子。

鶏の鬨の声で明け方っていうベタな演出、漫画以外で久し振りに見た気がする(笑)しかも風と火でカプセル取り合いとか何やってんだって感じ。そりゃあ持ち歩いてたらアドのセンサーにだって反応するよな。徹夜明けの肉体労働後に呼びだされるのは気の毒なたっくん…と思ったらそれ自体ギャグの伏線とは。それよりたっくんは土方似合いすぎ。メット投げつけ「来てくれてアリガトウだろう!」(笑)とにかく拾えるギャグは全て拾うという徹底ぶりが素晴しい。敵に同意を求めるなよたっくん。アドの背面打ちも突っ込んどくべきか、超星神として。そしてたっくんと火将軍は足の踏みあいという低レベルな戦い…_| ̄|○
役に立ってるアインツバインだけど、ケインは今回遅刻ではなく徹夜で不参加。たっくんも徹夜。火将軍も徹夜。帰って寝てろって全くだ、お前には聞いてないってよ>火。
キレて恐獣出撃も仲間に責められる火。最後の恐獣って…(苦笑)あの海賊船(船倉の檻の中とかベタな方向希望)にそんだけしか恐獣がいないのか。でも結局双方引き戻されて意味ない戦闘(笑)うやむやになっちゃったけど、結局今回コスモカプセルは見つかってないよね。アドが言ってたカプセルの反応は海賊のだったのかい?
前回ケインは「やるときゃやるよ」ってとこ見せたんだけど、たっくんにはそれじゃダメなのかな。アドとレミーが何も言わないのは、ケインの実力が判ってるからってことでいいんだろうけど。
アドが発信機を頼りに密かに追跡してるのにぶち壊しのたっくん。見返したら発信機、確かに付けてました。細かいな。そして火将軍も仲間が止める間もなく恐獣再度出撃で、どっちもどっち(笑)とにかくこの二人はアホってことでいいんですね?
まあせっかく出したんだから、戦うべきだよな。ケインも駆けつけ合体。地球の大気の中じゃダメだけど宇宙空間ならOKって、なんか内燃機関の問題?ケインは意外と自信家さん。自分でいうだけあって、やっぱ強いんだね。
超星神の怪獣って基本ゴジラタイプでカッコイイと思うんだけど、今回は特にカッコイイね。しかし、恐獣がやられそうになって「逃げてー!」って、有り得ねえマヌケさ(笑)最後の恐獣やられちゃって、どうすんだ、宇宙海賊?もうカードがないね。どうする、オレ達!?って感じでしょうか。ラ○フカードでなんとかなるかい?絶体絶命?そういや海賊船にはボスも乗ってるはずなのに、将軍どもに好き放題やらせといていいのかい?

ケインの戦う理由、たっくんにも伝わってヨカッタヨカッタ。前回今回と、未来から来た三人がお互いのやり方に突っ込まないのは、思ったよりチームとしてまとまってる状態で過去に来たってことですかね。前回の、アドのために泣いてくれるゴルドといい。
ケインが観光してた理由もちゃんと説明されたし、ここも脚本上手いなあ。「この戦いに勝って、故郷に錦を飾るのが僕の夢なんだ」って。こんなセリフ久し振りに聞きました。二度と帰れない任務ではあるけど、常に前向きで、絶対なんてないと言い切るケインにじーんとくるよ。(´Д⊂ヽ朝から泣けた。キョーレツな人が多いんでポジション的には影が薄くなりがちなのに、しっかりキャラ立ってきてます。いやそりゃあ、そんなこと言われたら断然ケインを応援しちゃうじゃないですか、ねえ。またここの音楽がよくって。
最後は忘れず、横断歩道を渡るときには手を上げて。たっくんもただのアホじゃなく、いいキャラだよね。なんか和む。


今日の一言。御飯を食べるときは『いただきます』
アイン・ツバイン、口って言うかモノ食べるの?


珍しくスタッフチェックをしましたが、脚本はここまで同じ人なんですね。で、監督が1・2話と3・4話が同じ。ついでだから他のスタッフもチェックしてみたけど、このシリーズは毎回監督と脚本は替わってるんだね。てことはストーリー面では単純にノウハウ積み重ねてるってわけでもないんだ。音楽は今までと変わったみたいで、前二作に較べると叙情的になったよう。設定の悲壮感(二度と戻れないとか)を少し緩和してるような気はします。