そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

魔法戦隊マジレンジャー36「神罰執行」

『忘れてたよ、君たちがブレイジェルの子供たちだってことを。そして僕がブレイジェルの弟子だってことも!』


今回の話は話自体は大したことないんで、そんなに書くことはないですね。冥府十神の紹介と変なルールがあるとかなんとか。とりあえず冥獣帝ン・マ様は冥府神より更に上の存在なんですね。神より上ってスゲエな冥獣帝。


それよりも。
ちょっと気がついたのは、今まで小津家の魔法使い達に正直であったヒカル先生が、初めて極めて《大人のやり方》をやったってことでしょうか。
冥府神の神罰執行に地上の人間が歯向かうと、災いが天空聖界にも及んでしまう。だから地上の人間は神に歯向かってはいけない、という天空聖界の伝承は絶対だというヒカル先生。「天空聖界に災いが及ぶ」と言うことを小津家の兄弟には黙ってました。ウソついたわけじゃないけど、あえて言わなかったってことは、やはりそれはなるべく知られたくないことなわけですよね。まああっさりイフリートにバラされちゃうわけですが。
一見、ヒカル先生は結局地上界より天空聖界の方が大事だと言うふうに聞こえるのか、小津家の兄弟達は大反発。でも実際のところは先生であるという責任感からなのか、ヒカル先生は小津兄弟に代わって冥府神と戦おうとしてるわけです。
天空聖界に災いを及ぼさないために小津兄弟に戦うことを禁じる、ある意味天空聖者として利己的な行動のように見えても、ヒカル先生の行動は常に正しいわけですね。どこまでもカッコイイです、ヒカル先生!ただそれが、母親を自分たちの手で助け出したいという小津兄弟の希望と相反してるだけですが。
冥府神のルールもそうだけど、その絶対性というのは視聴者にも小津兄弟にも判らないため、何故そこまでヒカル先生が頑ななのかさっぱり判りませんが、とにかくダメったらダメなんでしょう。それは冥府神自身が自ら定めたルールを守らなければならないということでも、とにかく絶対なんだってことみたいですし。


魔法部屋、マジトピアの言い伝えを破ることで『マジトピアがどうなってもいいのかっ』というヒカル先生と『母さんがどうなってもいいのか!』と言う魁。かつてないほど大暴れなヒカル先生ですが、(魁を殴ったのは正直ビックリした)対立はしてても酷く険悪な雰囲気になってないのは、やはりヒカル先生を信頼してるからでしょうかね。そこでアップルパイですよ!とりあえずパイをすすめる麗ちんと芳香ちゃん。お母さんの味のアップルパイに小津兄弟の気持ちを汲み取り、冥府神と戦うことに決めたヒカル先生。今までは天空聖者と地上人、違う立場にあると思っていたけど、ブレイジェルの弟子と子供であるということで、実は同じ立場なんだと気がつくわけですね。いやあ、良いシーンだ。(´;ω;`)ジーン
と言うことでみんなで一緒に冥府神に立ち向かい、お母さんを助けることを誓う魔法使いたちと天空聖者の巻…でした。


お茶を進める麗を振り払ったときの一瞬の「しまった…」って感じのヒカル先生の表情がいいですね。いっちーは妙に上手いよな。演技が上手いというか、印象に残る演技をする人ですね。
思わずパイを手づかみで食べるヒカル先生と、何でよりにもよって冥府神を倒さないと辿り着けないようなところに深雪を飛ばしちゃうのかウルザード…にはツッコンどくべきだろ。
しかし冥府の神でも神は神、この辺の設定はどうなってんでしょうかね?「そういうもん」でいいのかな。人間サイズだと妙に威厳がなくなる冥府神だけど、あのサイズの方が動きやすいてのは重力の関係ですかね?じゃあ今までなんで巨大化…
マンドラのホームシックは天空聖界になのか、それともマンドラ一家になのか?