そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダー響鬼40の巻「迫るオロチ」

『怖いんじゃないんですか、弟子を取って、深く関わっていくのが』


井上脚本ですね(笑)盛りだくさんすぎて何から語っていいのやら。さすが御大いろいろ判ってらっしゃる。というか何で今回こんなに響鬼とマッチングがいいんだろう?(まあ理由については想像できるけど)オレたちが疑問に思っていたいろんなことに突っ込んでくれてるよ、ありがたいことしきり。いろんな意味でさすがベテラン脚本家だけはあるね。
ということで、今回はイブキくんのヒビキさんに対する「弟子取り」に関する突っ込みと、せっかく名前を呼ばれて喜んだのも束の間、また「少年」呼ばわりでガックリな明日夢少年のことがメインかな。


弟子を取らないことに関してイブキに理由を聞かれて、いつも通りのノリで答えるヒビキさんですが、その理由はどれをとっても結局「自分のことしか考えたくない」という、本気で言ってんだとすれば大人としてはちょっと問題な発言ばかり。まさに今、鬼として、師匠として悩んでいるイブキにとっては納得できるものでは無いわけです。(でもイブキほど悩むのもどうかと思うが)もちろん宗家の跡継ぎであるイブキの立場からすれば、鬼として独り立ちした以上、弟子を取るのは当たり前であって、ヒビキのように鬼としてかなりのキャリアがあり、尚且つ技量も客観的に見て十分以上備わっているベテラン鬼が、いつまでも弟子を取らないのは鬼としても、猛士という組織の一員としても責任放棄しているようにしか見えないんでしょう。
じゃあヒビキさんが人と深く関わりたくないワケは何なのか、イブキの言うことは当たらずとも遠からじって気もするので(というより図星?)、ここまで来たら是非ともヒビキさんの口からキチンと説明して欲しいところです。
弟子取りに失敗したとかの猛士絡みの出来事ならイブキが知らないはずは無いだろうから、個人的なことなのかな?人と深く関わるということは、この間からの風師弟のエピソードを引きずっている以上、自分も変わる(成長する?)ということでもあります。変わりたくないヒビキさんが変わるということは…ということで、今後の展開にちょい期待。
実は前にその話が勢地郎との間で出たときのエピソード、ノベライズで読むと鬼のなり手が少ないからヒビキが弟子を取ることが出来ない…というふうに読めなくもなかったので(この辺のニュアンスがTV・小説ともちょっと判りにくくて…)今回、完全にヒビキさんの事情ってことになったってことですが、これは最初からヒビキさんのキャラ設定がそうだったのか、それとも井上先生のキャラ付けなのか、興味深いところです。


かたや明日夢少年。
今までヒビキさんが「少年」としか呼んでくれなかったのを余程気にしてたんだなあ、明日夢くん。でもじゃあ、どうであればヒビキさんに名前を呼んでもらえたのか。名前を呼んでもらえた=認めてもらえたと思っている明日夢が、弟子入りのことを言い出したから格下げ…ってことはないだろうけど、もしかして桐矢の直訴のことがあったから、牽制してんのかな、ヒビキさんは?
でもですね、やっぱりこの間からいってる「鬼としての条件」みたいなことを考えると、桐矢が全く判ってないっていわれるのは当たり前としても、明日夢も判ってないんだよね。これは前からいってるんですが、明日夢はヒビキに対する憧れから鬼もいいなあと思ってるだけで、鬼になることの意味が判ってないのは明日夢も同じだということです。ヒビキさんが繰り返し言ってる「人助けの仕事」ということの意味を考えてるような描写も無いし。ということで、明日夢はどう思ってるか知らないけど、単にヒビキさんの手助けをしたからヒビキさんに一歩近づいた、鬼になる資格があるってことじゃ無いと思うんですよ。でもそれでいったら、じゃあ何であきらは鬼になるべく弟子入り出来たのかってことなんですが。(だから今悩んでるんですけどね)
そこでさらに判らないのが、あちこち総当たりで弟子入り志願して玉砕した桐矢が、あきらに弟子入りをお願い、ついでに明日夢も…って、何で許可しちゃうのよ。当然、鬼の弟子として弟子を取ることの意味や責任をあきらは知っているはずだろうに…何でイブキが悩んでると思ってるんだ?この辺のあきらの気持ちがイマイチ判らないんだけど、ちょうどいいタイミングで鬼として木霊の森に出向いて(余計なの連れてってるけど)ついに変身てことで、明日夢と桐矢に何を伝えたいのか(考えすぎ?)、明日夢と桐矢はどう思うのか。


ここんとこオイラ的にはスルー気味だった雷師弟ですが、今回見る限りじゃ何つーか、体育会系師弟?(笑)
前回、雨の中独り立ち宣言する轟鬼の描写がショッキングだったわりには、オレは実はそんなに重要だとは思ってなくて、結局いきなり独り立ちすることになって不安だったものの、師匠がサポートに付いてくれて一安心…したはいいけど、持ち前の突飛で風変わりな性格で回りを困惑させ、師匠が戦えると判るや否や一緒に戦って欲しいとまた突拍子もないことを言い始めて回りを混乱させただけ、ってとこでしょうか。でも通してみると、ザンキさん自体はトドロキに対して基本軸が振れてないというか、ちょっと困った奴だくらいにしか思ってなかったんではないかしら。何だかんだ言っても鬼としての能力はもとより、トドロキのことを信頼してるというか、だからこそトドロキのずぶ濡れの独り立ち宣言も、鬼としてやっとスタートラインに立ったということで喜んでるのでは…と思ったのです。もしあそこにセリフを入れるなら「トドロキ、よく言った…」ではないかとオイラは思うのです。響鬼威吹鬼と共闘することが多かったここ最近の状況ではあるけれど、基本は一人で戦うのが鬼ならば、それを認め受け入れなければ轟鬼の自立は無かったのかなあと。
なので今回のザンキさんはあくまでもサポートとしてトドロキと行動を供にすると言うことで、トドロキの方もその辺さっさとふっ切れてて、何つーか拳で語り合ったわけじゃないけど(一方的に殴られはしたが)まさにそんなぶつかり合いのその後みたいなやり取りが、非常に体育会系的だなーと。(ザンキさんだって体育会系だって言ってるしね)


というわけで突っ込み。

てゆーか明日夢、そんなに「少年→明日夢」が嬉しかったのか。結局みんなに話してんじゃん。もっちーとかあきらとか。あれ、京ちんには話さないのかい?そういやもっちー相手にはいつも随分調子いいこと言ってないか?どうでもいいけどおにぎり好きだね、明日夢。桐矢の話を振られた途端に、おにぎり食べかけなのにもう一個おにぎりを開けるって、動揺してんじゃないよなあ?(笑)
で、なんでか桐矢宅に見舞いに行く明日夢。何だかんだ言っても仲良いじゃん。京ちんも聞かれてもないのにヒビキさんに弟子入り断られたって、自分で言ってるし。それ以上に突っ込みたいことはあるけど、とりあえず心に仕舞っておこう。
あきらに相談する明日夢、相変わらずグズグズ言ってるし。ヒビキさんの弟子にはなりたいという気持ちはあるみたいだけど、それを『どう思う?』と聞かれてもあきらも困るよなあ(苦笑)しかしそこでまたあきらが無責任に間違ったたき付けを。ああ。でもやっとその気になる明日夢
井上脚本、食べるところはよく出てくるけど、今回洗濯物をたたむという、非常に日常チックな描写に心和むよ。またここの安達親子のやり取りがいいねえ(´∀`)和む。でもなんかこの感じなら明日夢が鬼になりたいって言っても、お母さん認めてくれそう。ひょっとしてそっち方向に動いてる?しかし何でこの母からこの息子が生まれたのか、お母さん漢らしすぎ。
とまあせっかく明日夢がドーンと行く気になったのに、また行動派・京ちんに先を越されてるし。いきなり土下座にヒビキさん困惑。桐矢は本気だからヒビキさんからすればまた始末が悪いってことでしょうか。つーか、前回のヒビキと桐矢のやり取りが胸にグッと来ただけに、今回のこのヒビキさんのあしらいようはちょっと納得イカンよ、井上先生。もっと考えてやってよ、ヒビキさん。まあ自分自ら優秀とかいう人間はどうかと思うけど。
それをまた明日夢に相談するヒビキさん。呼び方も「少年」に逆戻りで明日夢の頭の中で「少年」がエコー中(笑)
戦闘終わって3人でお茶飲んでるところで、またまた相談するヒビキさん。軽い気持ちでいったのに意外やイブキに痛いとこ突かれて困ってます。こういうときトドの能天気さは助かるね。(ちゃんと空気読んでんじゃん)でもお前がいうな、トドロキ(苦笑)


ヒビキに弟子入りを断られた京ちん、総当たりに出ましたね(笑)『この際あなたでも…』といわれてムッとしないイブキくんは人間が出来てるのかそれどころじゃないのか。
次はトドロキに。先生といわれて舞い上がるなよ、と思ってたら『何だか判んないけど、いい響きっスね〜』に激ワラ。京ちん、ザンキさんに弟子入りしてはどうか?(笑)
てことでいよいよ行き詰まる京ちん、とうとうあきらに弟子入り志願。あきらの居場所、よく判ったなー。カッコ付けの京ちんがなりふり構ってないよ。成り行きで明日夢も弟子入り?何つーか、ライダー少年隊かよ?(これは通称なのかな?正確には《少年ライダー隊》のようですね)ここのあきら格好、カワイイな。最近長いズボンが多くて良いですね。それでこそ制服姿が引き立つものですよ(別にあきら萌えはしてないけどさ)
しかし《木霊の森》、田舎にはああいう田んぼの真ん中の森ってよくあるけど(たいていはちょっとした祠があったりしますが)と思ったら、まるで逃げ水のような森ですね。魔法の森?(ブラザーズグリムか指輪か)森の精は強いですね、何者?そんな怪しげな森、何で入るのさと思ったらあんな道の真ん中に…ヒビキさんじゃないけどふざけた森だよ。
入っちゃいけない森に入っちゃったヒビキとイブキを助けに行くのはあきら。トドロキは?さっきまで上で茶飲んでたじゃん、日菜佳よ。出かけた後なら雷師弟に電話するほうが早いと思うんだが〜…話の都合とはいえ、ここは明らかに変よ?ってとこであきら変身、以下次回。

重要そうな《木霊の森》と《オロチ》ですが、話数からいえばオロチがラスボスってことはない…かなー。洋館の男女にも想定外、勢地郎は何か知ってそう…てことで、どんどん終盤に向けて物語は盛り上ってますね〜。


予告。またいろいろ盛りだくさん。今度こそやるときゃやるのか京ちん。明日夢と京ちんはダブルでヒビキさんの弟子に?つーかナゼに烈雷?しかも二人で?鬼を集めると何だって?ハー○イオニー、もといあきらを先頭に自転車かっ飛ばす明日夢と桐矢。一体何が?いろいろ楽しみすぎ。
ゴオーボ。イブキはともかく、花とトドロキ(笑)時期からいって再来週以降かな。何だろね。