そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

緋の十字架・知りすぎた男?(最終回)

http://www.tokai-tv.com/jujika/top.html

やっと全部見終わった!ってことで今更だけど感想がしり切れなのもヤなので。
浩一(竹財)の別れた妻・佐知子が再婚相手にDVを受けていたんだけどそれは佐知子の心の中にまだ浩一への愛があったから俺じゃダメなのかDVってことで愛ゆえの所業。
結局すったもんだの末に浩一と佐知子のとその娘(浩一の実子)のことを考えた薫(つぐみ)は勝手に身を引いて浩一と離婚、そして浩一は佐知子と再々婚。
一方薫の息子はホントは徹(松永)の子ではなく直哉(西村)の子で、よりを戻すだの愛しているだのいないだの、デートクラブ社長の直哉はもっとヤバイことに足を突っ込んでいるようで実はそれで稼いだ金を施設と教会に秘かに寄付。
悦子(喜多嶋)はすっかりマリア様のように毒気が抜けて全てを許す心境になったところで神父様は直哉を心配しながら亡くなって、その葬式の日に雅美は自殺未遂。そのこともあり薫は直哉とは二度と合わないつもりで子供を連れてNY行きを決心。(注:昭和四十年代です)
なのにいきなり直哉が巻き込まれていたことは黒革の手帳で、薫がさらわれて何故か直哉の身代わりに撃たれて死んじゃった。結局、直哉と薫は最後まで愛し合っていたということで、タイトルバック通りに直哉が薫の亡骸を抱きかかえ海岸でエンド。
ああ、本当に愛って罪深いね!

昼ドラは「新・愛の嵐」あたりから見てるんだけど、荻野目慶子の「愛のソレア」以来久しぶりに夢中になったよ。ああ面白かった!
とにかく話自体は前にも言ったけど人生ゲームのようにありえない展開が次々にというパターンなんだけど、凄いのは結局登場人物全員、悪い人がいなかったということですか。昼ドラって必ず電波系のおかしな人が、話と人間関係を掻き回すんだけどそういう人が一人もいなかった。みんな愛ゆえに道を誤ったり誤解したり、思いやったことが裏目に出たり。とにかく異常なのは話の展開だけで、みんなそれに翻弄されてたというところがなんとも業が深い。大河内家は先祖が何かやってそれで祟られてるんじゃなかろうか。お祓いしたほうが良かったかも。
愛ソレはヒロインの生き様が壮絶で引き込まれたんだけど(マジで一度だけ泣いたよ)、十字架はとにかく話ですね。これ見ててつくづくオレは話の奴隷だと思った。キャラよりも設定よりも「お話」なんですよ。
ああ、本当に見ごたえがありました。とにかく愛って奴は大変だ。


一応昼ドラの常として特撮俳優が多数出てるのですが、ここは特撮中心のブログなので軽くツッコミ。(EDロールに全出演者が出てたから、判った範囲で)
西村和彦/大河内直哉…ライブマン、/イエローライオン
竹財輝之助/大河内浩一…仮面ライダー剣/白井虎太郎
松永博史/椎名徹…セイザーX/シャーク隊長
窪寺昭/ゆきえを見張ってた軍人…仮面ライダー剣/金居ことギラファアンデッド
肘井美佳/いつ出てたんだ?…牙狼/御月カオル、仮面ライダー剣/みゆきことオーキッドアンデッド
・加々美正史/最終回に突然出てきたちょっとイッちゃってるチンピラ…仮面ライダー剣/新名ことウルフアンデッド
他にもいたかもしれないけど、そんなとこで。