そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

神はサイコロを振らない#8

http://www.ntv.co.jp/saikoro/

『自分の人生のサイコロは、自分で振るんだ』


加藤教授、ヤス子ちゃんだの哲也ちゃんだの、この人の言動は面白すぎる。でもこの人のお陰でヤス子とテツが何となくまとまったのも確かだしな。背中の張り紙に笑った。なんて子供っぽい人だ、教授!

この一見判りにくい設定を、登場キャラの変な(というか当然思いつくだろう)ツッコミでギャグとして処理していくのが上手いというか、このドラマの視聴者層への当然の配慮だよな。そのお陰でシリアスにならないですんでるし、状況もわかりやすく説明されてるし。原作にも興味あったけどドラマの出来が良すぎて読む気がどんどんなくなってるよ。まあそれはいいけどさ。
そんな中さり気なく十年後の人間がここにいないということは、彼らが助からないことが自明の理であるということで証明されてしまったようですが、本当にそれで正しいのか。そうであるならタイムパラドックスパラレルワールド説も無くなるんだけど。『本当に神はサイコロを振らないのだろうか?』はヤス子のかすかな疑問。それにしても甲斐さんはスゴイな。人間出来過ぎ。


今回は頑張り過ぎのヤス子に、本部長が休みなさいというところが良かった。本部長は直属の上司でもないのによく見てるよ。ヤス子のお世話係というあの状況で休むのは難しいけど、というか10年前から来た人たちはともかく、残された遺族は頼り過ぎだよ。先週の教員夫妻もそうだけどさ。漫才コンビの先輩が自力でお笑いライブをやろうとして動いてるのに、相方の後輩(市川)は安易に…ではないと思うけどヤス子に頼んじゃうし、費用は誰が払うと思ってんだ。(結局ヤス子が自腹で、しかもキャンセルで返金無しだし)
そんなに頑張ってるヤス子に本部長自ら「休みなさい」ということでどんなに救われたかと思うと、ちょっと涙が出たよ。頑張ってるのを認めてもらうことは大切だよね。
本音は「誰かが休めって言ってくれないかなと思ってた」ヤス子にとって、実際の業務に関わってない本部長がそういってくれるのは心底予想外だったろうし、それだからこそみんなの役に立ちたいという自分気持ちとはまた別に、仕事として自分の頑張りが無駄になってないんだと思えるのは嬉しかったんだと思う。
その時はその言葉だけでいいってことだったんだけど、結局教授のお陰というか、自分のためにテツと最後を一緒に過ごすと決めたのが、ちょっとホッとしたよ。
残された時間はあと1日と9時間。加藤教授と甲斐弟の研究・考察は実を結ぶのか?次回最終回、ああ、ドキドキする。
あ、メインパイロットの人は急に出てきたな、今までどうしてたんだ?あと菊介と後藤瑠璃子は何があるのか、そこで引きかよ。瑠璃子、コンサートやらないのは残念。