そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

白夜行#10

http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/
『本当の罰は心と記憶に下されると伝えて下さい』
雪穂は酷い奴だよ!とつい声に出して言っちまうくらい呆れた。「いつか田舎に戻りたい」という亮司に、簡単に「一緒に戻ろうよ」という雪穂。雪穂の親殺しは確かにもう2年で時効でそれを拠所にしてるのは判るんだが、亮司は違うだろ。しかも亮司が人を殺したり、犯罪を犯してるのは全部今の雪穂のためだし、それを雪穂は知ってるはずだし自分でやらせたことさえあるのに。しかも今まさに笹垣を殺してくれることを望んでさえいるのに。立件されてないからいいとかいう問題じゃないし、それを言うなら親を殺した雪穂の心のトラウマは二年経って時効になったら無くなるのか?そう思ってるんだとすればちょっと凄いな。
で、前回も言ったんですが綾瀬はるかの演技がアレで、雪穂の心情が全く判りません。本当はどうしたいのか?何を望んでいるのか?雪穂を悪女にしたいのかしたたかな女にしたいのか、それとも本当は亮司と一緒に太陽の下を歩きたいだけの心の被害者なのか、もうさっぱり。子役の福田真由子に全部やらせろ。
後半笹垣が図書館司書に事件の全貌を話して、亮司が笹垣の「血と肉で出来た」事件の捜査ノートを見るとこの流れがまた何ともいえん。事件を解決して笹垣に何が残るのか?と思ってたけど、結局子供の頃の二人に罪を償わせることが出来なかったことに対する贖罪なのか。この人も人生狂わされたんだなあ。そして当事者なんだけどちょっと亮司が気の毒になってきた。ああマジで雪穂が憎い!事故かなんかで死んでくれんものか。雪穂は「風と共に去りぬ」のスカーレットでは絶対ないと思う。人を殺しても生きていくことの責任を全然負ってないよ!
来週最終回、待ち遠しい。