そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウルトラマンマックス#39「つかみとれ未来」

『あたし、知ってた気がする。カイトがマックスだってこと』


なんか最終回としては無理やりまとめた感があって正直微妙。2話かけるほどの話でもないし。
そもそも地球人類に対して警告してるはずなのに肝心の一般市民の反応が全く描かれず(オートマトンに驚いてるところとかじゃなくて)、デロス対DASH&マックスってのが問題をうやむやにしてると思う。この話で描きたかったことは何なんだ?カイトとミズキじゃないだろう?それならそれでAパートだけでいいよ。
図式としては、自然環境を破壊して生産活動を続ける地球人類は悪→環境悪化がなぜか地底人であるデロスの危機に→だから悪い地球文明は滅ぼす→地球人の自然破壊がデロス滅亡になるというなら見直さなきゃby長官→具体的解決策を提示しないまま地球人類に投げっぱなしで終わり。よく判らんぞ、流れが。
デロスが悪じゃないからマックスが勝つことのカタルシスもないし、単にカイトが地球人を代表してマックスと共に戦っていたことをみんなが知る話。それで何がどうしたと?そういう話ならその後がないとオチにはならんよ。(2076年の話はオチになってない)
一番マズイのは、マックス復活が太陽エネルギーでってとこ。平成ガメラじゃないけど、デロスをして地球のためにも文明を滅ぼさないといけないというんなら、地球人類全体が今の消費優先の文明の在り方をどうするべきか考え直して、その上で今までそんな地球人のために戦ってきたマックスを復活させようとする気持ちがマックスに届いて甦るマックス!じゃないといけないはず。(断言しちゃうよ)
その上で実際のエネルギー補給としての太陽エネルギーなら納得するんだけど。さっきいった全体の流れがどうであれ、この最後のとこだけ押さえてたらちょっとは盛り上がれるものを。残念。


とはいっても冒頭のカイトとミズキ、人工呼吸は余計だけどカイトがマックスに変身して地底世界を抜け出す際のマックスとミズキのやり取りは好き。ここがクライマックスでいいじゃんよ。BGMも盛り上がってるし。(サントラ欲しくなってきたなあ)
ミズキの『いつかきっと、人もマックスみたいに遠い星に行ける』は前々回の「星座泥棒」あってのミズキだと思うんで、あの話はやはりミズキというキャラとしては重要だったんかな。
カイトがミズキを助けようとするのを見て後悔してるというデロス。後悔するくらいなら最初から攻撃なんかしないほうがいいっておばあちゃんもいってたよ。地球人類が人の命を大切にするということを認識しましたって、今までどういう分析のもとで地上を攻撃して構わないと判断したんですか?教えて下さいよ。


それはいいけど、結局マックスは地球人に融合するなんてエネルギー消費の激しいことをするからエネルギー切れなの?見た目変わらんけど、ホントは相当老化してたとかだったら気の毒だなあ。何の見返りもなかったのに。そんでゼノン再び。結局何だったんだ、ゼノン?マックスの上司か?
有線のままマックスギャラクシーを引っ張るダッシュバードは笑った。ありえねぇ。
今日はちょっと見返せないんでツッコミもそこそこにこんなもんで。でもやっぱり最後の未来の話は余分だと思う。つかみとったかどうかもよく判らんよ?