そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

世にも奇妙な物語・15周年の特別編

「今宵は超短編を含む15編の奇妙ワールド…恐怖、欲望、嫉妬、感動を贈る完全保存版!」

火曜日にやったやつ。改編期はSPが多くて見るのが追っつかないね。二宮のドラマもまだ見てないし。
「世に奇」、毎改編期の風物詩ですが、面白いときはちゃんと全部面白いけど、ダメなときはどんなにフジのエースがいても全てダメ、今回はどうやらそこそこ当たりみたい。
珍しく小ネタ入り。でも小ネタ、CMと紛らわしいよな。微妙なのもあるけどこれ見るとファンタやダイワハウスのCMがいかに優れてるか思い知らされるなあ。ネタはまあいいのに演出がイマイチなのも結構あるし。SSだから簡単だなんて思ったら大間違い、せっかくなんだから素人映像大賞以上のレベルの物が見たいね。タモリのナビの方が面白いのはどうしたもんか。オレが面白かったのは「山田祭り」と意表をつかれた「痛覚」。

  • 「リプレイ」出演:伊藤淳史/池脇千鶴、脚本:佐藤久美子、演出:岩田和行
    • 初っぱながこういう不条理な「世に奇」らしい怖い短編はいいね。奥さんの死因に何か理由がありそうなのは判るので正統派なオチ。何かありそうと思いながらそっちに意識が行かないような演出がいい。
  • 「命火」出演:長谷川京子/中村俊介、脚本:高橋徹郎、演出:村上正典
    • これも正統派ないい話。こういうのはヒネた人間でなくても酷いオチが待ってるんじゃないかとにおわされると無用にドキドキするんで、最初からちゃんといい話だと判るようにしてくれると安心。
  • 雨の訪問者」出演:ともさかりえ/岡田義徳、脚本:大野敏哉、演出:木下高男
    • 岡田が上手すぎてドキドキしすぎる。マジで。種明かしされてそのまま終わるはずないと思ったたけど案の定って奴?有りがちだけど、姉妹描写のお陰でしんみりいい話。
  • 「奥さん屋さん」出演:佐野史郎/戸田菜穂、脚本:羽場さゆり(シナリオ大賞2004)、演出:松田秀知
    • 藤子Aテイストな話。ある意味善良な一市民が酷い目にあうブラックな話は好きだけど、こういう話としては特に捻りもなくありがちなオチだった。「笑うせぇるすまん」を…と思ったけど、普通の藤子A短編クラス。
  • イマキヨさん」出演:松本潤、脚本:中島直俊(シナリオ大賞)、演出:植田泰史
    • 松本潤のオーラの消えっぷりはいいのか悪いのか。ある意味普通の役が出来ていいのかな、もともと演技力自体は問題ないし。イマキヨさんグレムリンか。おばあちゃんは言っていた、イマキヨさんと暮らすには四つのルールがあるんだって。オチも凡庸。

本編は「雨の訪問者」が好きだし、出来もいちばんよかったと思う。