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魔弾戦記リュウケンドー#13「時を越えためぐり遭い」

『大事な未来の後輩を、むざむざ危険に曝すわけにはいかないんだよぉ!』


または「魔弾戦記リュウガンオー」だったり「リュウケンドー・輝かしき栄光の軌跡」だったり。
総集編としてはピカイチの出来。こういうのもアリか、アリなのか。というかこういうのが出来るのがリュウケンドーの意外な底力なのか。単に状況がわからない人に説明するというだけでなくタイムスリップまで使えるこの世界観に感動(笑)しかも結局記憶喪失ネタもあり。あと前回の不動さん(オレも反省して"オッサン"っていうのは止めるよ、不動のオッサン!)の「これまで一人で魔物から街を守ってきた」発言の裏付けにもなってるという上手い構成。いろんな意味で玄人仕事。
一応伏線らしきものは、着替えたからといって車の中に置きっぱなしのゲキリュウケンと壁に貼ったポスターの古び具合(誰もこんなの注意して見てないよ)とドブネズミ小僧の特技が手錠はずし辺りか。意味ない場所に置いてあるネズミ取り器とか。意味ないようで意味がある剣ちゃんの変装とか。細かすぎてわかんねーヨ。
リュウケンドーの魅力の一つに剣二と不動さんの掛け合いがあるんだけど、このコンビはなんだか絶妙なんだよな。
剣ちゃんが調子に乗りやすい熱血野郎という判りやすいキャラなのに対して、不動さんは意外といそうでいないマンガみたいなキャラ。いきなり出来る?後輩が入ってきたにも関わらず、それを嫉むでも羨むでもなく、カッコつけてるけど気障でもイヤミでもヘタレでもないちゃんとカッコイイ良き先輩キャラで、そこが崩れないのがいい。しかも意外と熱血、調子に乗りやすい後輩を適度にあしらいつつ、いいところは認め悪い所は諌め、適度なユーモアも忘れない…って非の打ち所のない先輩じゃん。多分会社で先輩にしたいキャラナンバーワンよ?
なので総集編といいつつ、ここんとこ出番が少なかった(でも存在感はちゃんとある)そんな不動先輩のキャラを確認する話って雰囲気だね。出来ればなぜ不動さんがそんなにもこの街を守ることに命を張ってるのか説明してくれてもよかったけど、それは蛇足か。鈴の話と同じようにそのうちやってくれるのかな?
フォームチェンジがなくても、獣王が一体しかいなくてもキーの力に頼らず街を守る不動さんはカッコイイ!ホントに頼れる先輩だよ。


一応ツッコミどころは、都合のいいときだけ刑事設定のこの二人。何でいきなり張り込み?あけぼの署とSHOTの人事ってどうなってんの?それよりみんなSHOT本部に入り浸ってて平気なのか。(それは瀬戸山くんか)
さすがにベタなあんパンと牛乳だけど捻ってきてるね、カレーパン売りきれ。あけぼの牛乳、いちいち細かい(笑)
リュウケンドーの活躍と称して過去の不動さんに説明する剣ちゃんは調子に乗りすぎ。そういや何でキーを使ってのモードチェンジや獣王がたくさんいたりはリュウケンドーだけなのか説明あったっけ?
妄想なのか「魔弾戦記リュウガンオー」。ホントに街での評判はあれなのか…でもオッサン騒動の時は結構街の話題になってたから、演出的には剣二が聞いた不動さんの評判てことでいいのかな。
OPパロは爆笑したけどアイキャッチまでネタに使うのはさすが(笑)
剣ちゃんの説明聞いてるとリュウガンオーが華々しく活躍したのって6話のドラゴンキャノンの回だけ?でもそれより大事な地道に町を守る活動。不動さんは縁の下の力持ちだねえ。それがあるから11話でジャークムーンに敗れた剣二に掛ける言葉が説得力があるんだけど。そしてだからこそ本当に一緒に戦える仲間が出来て嬉しかったという言葉も重みがあるんだけど。
でも人質交換には感動したけどそのあとなぜ剣ちゃん込みでドラゴンショット?(笑)で、結局記憶喪失で真実を知ってるのはゴウリュウガンのみ。なんかここの演出は好き。最後のオチはいつも通り。妙に寄ってると思ったら…(笑)


『君たちは運命で結ばれたコンビ、だということさ』オレは腐女子じゃないとはいわないけれど、こんなセリフ聞いても全くそっちの方へは頭がいかないのは、やっぱりこの世界観込みでこのコンビが好きだからなんだよね。恋愛も疑似恋愛も結局「二人だけの世界」だから、このコンビみたいにそれが世界の一部だとそこだけで萌えるってことはないみたい。このユルさの中でのこのコンビだからいいんだよ。


予告。来週から新展開、新幹部と新キャラ・リュウジンオー。そういやあけぼの町と龍神町ってなんか雰囲気似てるよね。(両方とも広井王子だから当然か)あけぼの町の外からやって来たキャラ参入でどう展開するのかな?新しい魔弾戦士は謎のままでおいといて、そろそろジャマンガのことも知りたいぞ。