『一緒に戦わせて下さい。あなたと一緒に戦いたいんです』
冒頭、ずいぶんグルグルしすぎ。なんじゃいこら。つーか、いつから地球はウルトラ戦士の心の修練場になったんですか。しかし久しぶりに見るとウルトラの父は格好良いなあ。
OPはオーソドックスで悪くないんだけどもうちょっとパンチも欲しかったところ。そもそも子供向けなのに歌詞テロップが出なくて歌詞が聞き取りにくいのはマイナスじゃないか。あたりが柔らかいのはいいけどせっかく80からの流れなら、あれくらいのインパクトは欲しいかも。80の歌とか好きだったからさ。
全体にはスゴク昭和に戻った感じ、マックスよりも。ていうかマックスはまだ「今」に則した新しいものを作ろうとしてたんだと判った（笑）１話めの主人公の動機としてはマックスの方が好感持てたし。
というか今回はヒビノミライが現われたシチュエーションからして、地に足のついてたマックスと違ってすでにお伽噺の雰囲気。もちろんいい意味で。
あんまり前情報は入れてないんだけど、怪獣が出なくなってから25年と2週間ぶりって、もしかして80以来ってこと？平成ウルトラはなかったことに？マックスもM78星雲から来たのにウルトラ兄弟じゃないんだね。ウルトラマンがいた世界はそれはそれでアリ。
特撮が全般に古くさくなってて板野さん入ってんのー？と思ったら一応OPには名前あったなあ。１話だからあえてそうしたのかな？それならいいけどさ。戦闘機がダサくてビックリしたよ。ミニチュアが安っぽいのはもう仕方ないけど、怪獣造形とか撮影は特撮が頑張ってるって感じでもうちょっと見守ろうかな。少なくとも宇宙空間を進行する怪獣が強コントラストで撮られてたってだけでやる気あるとは思うんで。ちょっと「2001年」みたい。怪獣は相変わらずカッコイイ！
主人公ヒビノミライの五十嵐隼士はちょっと80の長谷川初範に似てるような。まだなんとも海のものとも山のものともつかないような役者さんですが、オレはルックスの良し悪しには全く興味がなくその辺は演技次第だと思ってるんで一応これから…って感じなのかな。マックスのカイト役の青山草太がこれといって二枚目でないのに以外と上手かったってのもあって、普通の青年がウルトラマンと融合して夢をかなえるというのが何となくはまってたんですが、今度はホントにジャガイモのような熱血主人公と何も知らないボンヤリ系の二枚目主人公でどうなるか、これも楽しみですね。脇キャラがかなりバラエティにとんでるし、主人公を周りが立てていくような展開になるのかな。この辺りは面白くなりそう。
怪獣が現われてメインキャラが集ったところでサブタイトルを思いだした（笑）ただちょっと何を一番描きたかったのかが散漫だなあ、出逢いだけでいいのか？と思ったらウルトラマン登場からの流れはイイね！
わりとあっさり変身したと思ったら、ずいぶんもったいつけて登場。しかも空から降り立った？こういう描写ってあったっけ、全然覚えてないんだけど。でもどうせなら画面にフレームインでなく光の中から降り立つとかがよかったような。
テーマ曲がかかっていかにも地球を守るヒーローとして怪獣と戦ってるウルトラマンに一人だけ異を唱えるもう一人の主人公アイハラリュウ。怪獣を倒して得意げにポーズをとるメビウスにダメ出し。
『バカヤロー！なんて下手くそな戦い方だ！それでもウルトラマンかよ！なんも守れてねーじゃねーか！！』
ビルを盾にして戦って、怪獣はやっつけたものの辺りは瓦礫の山。伝説のウルトラマンが現われたからいいってもんじゃないのは、最初の出逢いのウルトラの誓い「他人の力を頼りにしないこと」に通じるのかな。それを考えると「運命の出逢い」をしたのはこの二人なんだよな。
で、どうやったかは知らないけど新生GUYSに入隊してリュウと一緒に戦いたいというミライ。この辺ちょっと燃えたよ。てことで謎の女とか気になるものはあるけど、微妙なウルトラらしさはありながらシリアスっぽい展開に期待したいですね。行方不明の隊長はあとで出てくるのかな？
予告。板野サーカスが見られそうでヨカッタヨカッタ。来週、他のみんなはどうやって入隊するのかな？ワクワク。
サコミズ隊長、どっかで見た顔…と思ったらこないだやってた森本くんが出てたTBSの昼ドラ（辛すぎて3回くらいしか見てない）で病院のオーナーやってた人か。ちょっと飄々とした感じでいいね。（時間帯が変わってメビウスを録りそこねた妹と見てたら、お前はなんで田中実を知らないんだ！と言われた。そういやあまり役者として意識してはなかったな）
アイハラリュウの仁科克基は松方の息子ね。そういや何となく似てるなあ。
