そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

カペタ#29「スリック・タイヤ!」

http://www.capeta-tv.com/
今回は超燃えた!熱い、熱すぎる展開!
作画も良かったけど演出が良い!キャラの似てる似てないはこの際どうでもいいよ(でもかなりのレベル)、作画熱いね!
それにも増して演出。今までカートのシーンが臨場感がなかったのは絵コンテのカット割りなんかのせいもあったんだけど、やっぱり作画のせいもあったんだなあ。
これは後述するとして、3DCGで車モノをやると何が悪いかってのは今更いうまでもなく、マンガや実写と違って画面を歪めてパースを付けることが出来ないから絵的な迫力が足りないということです。まあこの辺はイニDで使われはじめてからの課題だったのか、イニDもシリーズを重ねるごとに進化してはいたんだけど。(ただあれの場合マンガ通りにやるという枷があったと思うんでその辺はいいとして。でも実写のイニDはクリアしてたけどね)
3DCGですごいと思ったのはアニメのモンキーターン(とモンキーターンV)。これも車と同じようにボートを3DCGで描いてたんだけど、ボートレースの場合、決定的に違うのが水面の描き方でスピードを感じさせることが出来るということなんですね。まあそれ以上にアニメのモンキーの場合、全てのレースシーンで演出が上手すぎるんですけどね。洞口のオヤジとの勝負駆けなんか鳥肌物にすごかったよ。(それにこのアニメの場合作画とかそういうレベルじゃなく出来が良すぎて、毎週すごく楽しみなアニメだった。実際原作を微妙に変えてて、毎回必ずレースシーンが入るようにしてある構成は見事です)
3DCGにパースを付けられないなら演出と画面構成で見せるというのはまあ基本といえば基本なんだけど、カートは当たり前だけど固い地面の上を走るわけだから地面ナメで映してもボートレースと違って、それだけじゃ迫力でないんだよね。かなり画面構成とカット割りを工夫しないとって感じかな。
でもそれ以上にスピード感を感じさせるのが人間がむき出しだからこその演出、カーブでの加重を見せるということだったんだけど、今までカペタってそれがなかったんだよね。見落としてたのかなー?一応ちゃんと見てたけどあまり気がつかなかったよ。消しちゃったから確認できないけど。
今回はレース中のカート同士のぶつかり合いで乗ってる人間がブレたり、カーブでの加重をきちんと描くことで、見てるだけでもスピード感とGを感じることが出来る素晴しい作画&演出(絵コンテ)でした。
まあ確かに最初の頃から比べるとレースシーンはだんだん良くはなってきてたから、大分コツを掴んだってことなのかな。それ抜きにしてもレース的なカットの積み重ねとか、演出がかなり判ってる感じではあったけど。
まあ雨の振り出し以降の見せ方も秀逸といっていいほど良かったし、途中のノブのモノローグも良かったし、緩急取り混ぜてとてもいい回でした。保存しとこ。
ところで、アニメのスタッフは余程桃太郎が好きなのか?(笑)いや、オレも好きだけど。