そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ギャルサー#4

「詐欺ギャル(秘)七変化〜」
http://www.ntv.co.jp/gal/

相変わらず心洗われるよ、このドラマは。
このドラマの構造ってすごく変わってるんだよね。
話の中心はギャルたちで進んでて、シンノスケたちはあくまでもチャカし役なんだけど、ギャルたちの話のメインテーマをシンノスケがマジメにストレートに語ることで単なる道化じゃなく物語の本質部分にダイレクトに絡んできてるんだよね。それで大抵そのテーマは日常当たり前だと思ってる建前の部分を、世間知らずのピュアな(笑)カウボーイ・シンノスケが「なぜ?ホワイ?」と言うことで掘り起こされる。でも相手が大人ならそこで理屈で何とかしようとするんだけど、なんせギャルだから「知らねーよ!そういうもんなんだよ!」で通してしまう。この何となく感覚的で感情的なノリで話を進めることで、深く考えることなく自然と建前の裏の本音のところに辿り着くようになってる…と思うんだけど。
実際かなり好き嫌いありそうだし、ダメな人はダメそうだけど、前に同枠でやってた「すいか」みたいな、いろんなところの微妙なバランスで成り立ってるドラマじゃないかと。
そもそもこのドラマ、まともな大人が殆どいないんだよね(笑)クリフォードのマスターの奥さん(大島さと子)とエンゼルハートの総代のレミくらい?いやレミは大人じゃないけど、物の道理が判ってるってことで。


それにしても今回はユリカ(矢口真里)の年齢詐称。ギャルのはずなのに矢口ってのはどうかと思ってたらそんなことでしたか!上手いなあ。元同級生に松本莉緒ってのも上手いよキャスティング。
でもとにかく爆笑したのは渋谷の街中を投げ縄もってギャルを追いかけるカウボーイという図。シュールすぎる(爆笑)
「おみとおし」という名のサボテン、その設定もアレだけど使い方すごいなあ。ギャルサー仲間と元御学友の前でどっちへの建前も取り繕いも許さないのっぴきならないその状況。松本莉緒が「私たち友達じゃない」って言ったとこで針が飛ばなかったのはホントのこと言ってたから?それとも助けて差し上げてよ?ってこと?
そんな乱闘な状況を『牛とバイソンの争い』と言い捨てて出ていくシンノスケって…(笑)
ジェロニモは可笑しすぎ。いい締めだ。


ところでキャバクラの客引きのにーちゃんがユリカのアパートに住んでるってのはどういう設定?浦島太郎は?阿南健治だよな。それとも一人何役ってことなの?
同窓会のテーブルの上に、判りやすくブランド最新バッグが置かれてるのがちょっとリアルな見栄の張りあいって感じ。
あ、そういやいつになったら「異色の学園モノ」(公式より)になるんだろうと思ってたけど、ギャルサークルが学校ってことでいいんだな?