そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

超星艦隊セイザーX#35「明かされるレミーの過去」

『届いてたんだ……』


今日は泣いたね、セイザーに。セイザーはホントに話よく出来てるなあ、今回はいろんな伏線回収したよ。
レミーの出生の秘密とシャーク隊長が1960年に地球制圧阻止を願えなかったわけ、過去にやって来たセイザーチームがみんな宇宙人だったわけ。全部説明して更にレミーがシャーク隊長に当てたタイムカプセルの手紙まで見せるとは。ここでホント泣いた。今回は林脚本。メインライターということもあるけどやっぱり丁寧だな、描写が。いっぱい詰め込んでるよ。


安藤家の茶の間に集った宇宙海賊3将軍。ブレアードの茶の間のススメ、やはり茶の間には不思議な力があるのか?相変わらず宇宙海賊だろうがなんだろうがもてなす安藤家の人々。アクアルの居場所は何処なのか。ブレのなんか上手く説明できてないけど、みんな何処かで繋がってる…は彼の根底にちゃんとあるんだね。なんかジーンときた。
『三人で過ごすところが私の居場所なの』早くサイクリードの帽子の中の洗脳装置に気がついてやってくれー。アクアルがサイクを張り倒して帽子が吹っ飛ぶ…とか期待してるんだけどなあ。ベタすぎ?
『宇宙海賊が来なければよかったんだ』には笑ったけど、結局そもそも彼らがやって来たわけは?余りにもあっけなく正体がバレた船長のことといい、まだなんかあるよな。「ブレアード、なぜ死んだー」とか言ってたよなあ。どう見てもネオデスカルが怪しいんだけどー?だってセイザーってタイムスリップありだし。
当たり前のように家事を手伝うブレはともかく、洗濯物たたむのを手伝ってやるアクアルはよかった。


セイザーチームがみんな宇宙人なのはなんでかなあとは最初から感じてた疑問なんですが、それはこういうことだったと。シャークがネオデスカルに叛旗を翻したときから自分が消滅することは判ってたから、あえてチームに宇宙海賊の子孫はいれなかった…というのがこのメンバーの選ばれたわけで、ということはセイザーチームの中にもシャーク隊長みたいな宇宙海賊とのハーフもそれなりいるんだな。
レミーがスーツを装着することが出来ないのに連れてきたわけは、500年後の未来よりは今の地球のほうがいいと思ったのもあるのかなあ。でも選ばれたわけがここまで明確なのも珍しいな。
この辺、最初の頃の未来から来た宇宙人であるアドやケインがなぜ地球のために戦わなければいけないのかということを丁寧に描いていたことといい、設定自体のこともあるけど、上手くストーリーの展開とも絡んでてすごくよく出来てるなあ。こんなに全体に説得力がある物ってホントに久しぶり。
でもだからといって設定優先とか話優先じゃないのはキチンとキャラも描いてたからで、ケインの『大好きだなあ僕、みんなのこと』と前回のシャーク隊長の『そんな部下を持てたことを、俺は誇りに思う』って言うセリフはセットになってんだよな。きっと。


レミーが過去の地球人ていうのは意外というか、エピソードも含めてそう来たかって感じ。
確かにセイザーが今まで描いてたことを考えると、宗二郎との交流だけでシャークが寝返ったってことはないんだよなあ。1960年では治せなかった不治の病のレミーを助けたいと思ったからその技術のある未来に連れ帰る、シャーク隊長が一刻も早く2500年に帰りたかったのは、負傷してコールドスリープになってるジャッカルじゃなくてレミーのほうが緊急だったからなのね。
そんな地球人たちとの交流がシャークに地球の未来を守らないとという気持ちにさせて、それを若い世代に託すという気持ちに繋がっていった…のはすごく納得。この辺も温泉旅館の話とかで丁寧にやってるのがいいね。
レミーが自分もどうせ死ぬんだからといって無茶な行動をするのは、こないだたっくんを張り倒してまで咎めたことと同じことやってんだけど、本当の事を知ってもシャーク隊長を止めたいレミーの言うことを聞き入れないシャーク。
他人だから自分が死んでもコスモカプセルの連鎖を止めるんだ…でいいと言うわけではなく、親だと思ってるから子供たちに自分が犠牲になっても未来を託したいと言うことなんだよね。シャークだけの判断じゃなく、宗二郎と言う同じ立場の大人がいるのも大きいんだろうな。
でもやっぱりここでレミーのタイムカプセルを持ってくるのがもう…埋めてあれきりだとはもちろん思わなかったけど、こうさり気なく使われるとなんつーか、本当にやられたって感じ。
『血は繋がってなくても、シャーク隊長、レミーのお父さんなんだと俺は思うよ』たっくんのセリフ確認で見返すだけで泣ける。ここに至るまでの流れもそうなんだけど、今までのエピソードとかいろいろ思いだしたり、このなんてことないさらっとした演出&脚本といい、ここは本当にいいシーンだよ。ジャッカルが死んだときといい、こういうとこを過剰に盛り上げないでさらっと流すのはわりとセイザーの特徴なんだな。


予告。今度こそダークアルマーの威力と秘密が明かされるのか?シャーク隊長黒焦げだけど?
今日の一言「落ち込んでる人がいたら励ましてあげようね」由衣ちゃん困惑(笑)

特撮ニュータイプ・巻末対談

これはもう見るべし。立ち読みでもいいからさ。
高橋・進藤・三浦・松山・松永対談が爆笑。
若い子は普通にやってんだけど松永さんはなぜ全てを仕切ってるんだろう?全てのコメントに先鞭付けてツッコんで落として、何をクオリティコントロールしてるのか(爆笑)あまりに自然すぎて最初読んでて気がつかなかったくらい。司会いらないよな、これ。本当に可笑しい人だ。
3将軍声優対談。
爆笑!ガワを着て大喜びの3人。いいなあサクラの花と3将軍。その経緯の話といい、なんか言ってることかっ飛びすぎてて(笑)アクアルの人、漢らしすぎ!やっぱり最初普通に読んでてよく判らなくなった。誰これと思った(笑)
ブレアードの人は声優やってるけど劇団の座長ということもあり意外と落ち着いてて、なるほどブレはちゃんと計算されてるんだなあて感じ。それに比べてサイクの人、あのわけ判んないアドリブの数々が全て適当というのがスゴイな。みんなが呆れるくらいって…しかもサイクのアドリブのせいでアクアルの撮り直しって、ヒドすぎる(爆笑)
この対談自体迷セリフ連発でノリが異常。『俺たち今スゲェカッコいいぜ』とか『アンタ0か100しかないのかよ!』とか『俺も考えれば本当は分るんだけど』→『考えてよ!』とか、変すぎ。これは読まないと損するような気がする。最終回の洗脳が解けたサイクが今までのを取り返すべくアドリブ連発らしいんだけどどんなことになるのか!?