そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウルトラマンメビウス#14「ひとつの道」

『俺の今回のテーマは、テッペイの自立だ』


『GUYSのお宅ほうもーん!』(笑)テッペイ母が言ってるのはたぶん「田舎に泊まろう!」。
やっとテッペイの話。よく今まで母親に知られなかったなあと思ったけど、お父さんは知ってたんだね。ということは母親の子離れの話だと。今回ちょっと毛色が違うというか、いい話なんだけどあっさりめ。その辺でテッペイ自体があまり悩んでないのと(だって結論はもう出てるからGUYSにいるんだし)戦闘シーンのせいかな。テーマ的にも深く突っ込んでないしな。
子供がいくつになっても母親からすれば子供は子供でしかない…から余計な心配しちゃうんだけど、テッペイの場合父親は知っててテッペイ的には自立してるんだけど、単に母親に心配を掛けたくなかったと言うだけなんだよな。その辺で突き放せなかったから、母親の方が子離れできなかったんでしょう。最後にテッペイが良い仲間を得てて、道は違えど人を守るために働いていると言うことを知り、今まで自分に向かって走ってきていた子供のテッペイが自分の仲間(選んだ道)に向かって走っていく大人であるということを理解し、安心して見送ってメデタシメデタシでキレイにまとまった!
お母さんの『子供だとばかり思ってたら…』に『そうでもないさ』と言うお父さんの締めが利いてていい。


それ以外の見所は、なんというか昆虫ホラー物みたいな雰囲気がよかったな。いく先々で脱殻だけが残ってて、なかなか実態が掴めない…というのは巧いですね。この手の物はあまり見ないんだけど、エイリアンとかミミックとか、そんな感じかな。
あとGUYSの探索と連係プレーの描写がいいね。こういうところを丁寧にやるから、メビウスが最後やっつけちゃっても物足りなさは感じないのな。
あと虫はどうかと思うけど。メビウス、あれジャマなのか?ただのカブトムシだぞ、群体レギオンじゃないんだから(笑)


あ、そうそう。ってことで何となくだけど折角のジョージの気遣い?は的外れじゃないかな。特に説明なかったけどジョージは超自立組、海外オンリージャパニーズプレーヤーだからテッペイが自立してねーって思ったのかもしれないけど、そうじゃないからなあ。番組の展開的にはジョージとテッペイは違うからジョージの背景を絡めることが出来なくてちょっと中途半端になったのかも。まあ空回りもジョージらしいってことで。たぶん、テッペイの奴やっと自立したな、とか勝手に思ってんでしょう(笑)あと彼はああいう仲間との間違った慣れあいが嫌いなんだろうな。たぶんチームメイトとうまくやれなかったのもその辺が原因かなと思ったり。これは今回の話とは関係ないですが。
補佐官は今回は完全に狂言まわしだったけどこないだ大活躍したからいいや。冒頭のTV取材のとこだけで堪能(笑)あ、ウィンダムが敵を倒したのはちょっと感動(笑)
ミライの『ちょっとトイレです』納得するなよ、リュウ(笑)


オマケのトリビア
ちなみに最初にインセクタスと戦ったところは埼玉の東松山にある「吉見百穴」。実はここ、仮面ライダー剣に出てくる喫茶店ハカランダのロケ地のすぐ近くで、車で10分かかんないとこなんですね。剣のロケ地巡りをしたときに行きました。要は古代人の群集墳墓跡&地下軍需工場跡。あとヒカリゴケというものが自生してるらしい。ちょっと諸星大二郎的雰囲気で、あまり期待するとがっかりするけどそれなり面白いです。何かのついでに寄るくらいでちょうどいいかな。オレは好き。


予告。ゾフィー