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ウルトラマンメビウス#15「不死鳥の砦」

『俺たちが額に汗して機体を完璧に整備すんのも、生きて帰ってこさせるためなんだ』


エエ話や〜。メビウスはホントに脚本が手堅くって安心して見られるなあ。
『拝んで飛ばせりゃな、整備はいらねぇんだよ』アライソ整備長を立ち入り禁止テープでグルグル巻きにしてしまう補佐官と補佐官秘書、ナイス判断?オッサンたちゃー愛らしいな(笑)
基本的には小僧…じゃなくてリュウとアライソ整備長の対立なんだけど、最近どうもリュウのキャラがイマイチ面白くないというか、なんかちょっとムカつく。キャラ作りのせいなのかなー?どうも中途半端っていうか好感持てるキャラじゃないんだよな。熱血バカにしてもなんかもうちょっと描きようがあるだろというか深みがないというか…だから今回のゲストのアライソ整備長に負けちゃうんだよなあ。アライソ整備長を見返すために自分でガンフェニックスを整備って、そんなの無茶に決まってる。プロに任せろよ。


話の大筋はさすがウルトラ40年の歴史、ウルトラマンの放送開始って7月17日だっけ、だからあえてこういう話なのかな。往年のファンには嬉しいサプライズ、昔のキャラのゲストもいいけどこういう歴史を見せてくれるもののほうがありがたみがあるよなー。
ガンクルセイダーが犠牲になったお陰でガンフェニックスにメテオール搭載が決まったという経緯の描き方が上手いなあ。こういう裏の努力の積み重ねをこうもさり気なくやれる脚本の余裕がいいね。裏にいろんな話があるんだろうなあ、たぶん。怪獣が出なかった二十数年間も地球を守ってる人たちがいたのかと思うと胸が熱くなるよ。
で、セリザワ前隊長もそんな一人で、人の命が大切だからやってたメテオール搭載実験、セリザワ前隊長がガンクルセイダーの機体を捨てなかったのはそういう理由じゃなかったけど、それでも機体とともに怪獣に突っ込んでいったことでアライソ整備長たちがどんなに悲しんだか考えると今回の話の裏は深いなあ。そんなことも露知らず、墜落ばっかしてたんだろというリュウの無神経さよ。
でもリュウが機体を大事にするというのは「俺たちの翼」ってのもあるだろうけど、そういう裏方の気持ちを無駄にしたくないってこともあると思うんだよな。もちろん整備長は機体よりも命の方が大事だって思ってるんだけど、それはリュウに伝わってるのかどうか。その辺でもうちょっとリュウのことを突っ込んで描いてくれれば納得できたんだけど(整備云々だけじゃなあ…)、その辺がちょっと残念。まあ基本的にあの二人は仲いいみたいだし、そういうことなんだよな。親子みたいだよ?


あとせっかくセリザワさんがいるんだからその辺なんかあっても…とも思うけど、話に関係ないからな。これはいいか。
ガンブースターがNYから戻ってくるとこ、あれコンコルドと同じ成層圏飛行だと思うけどなんだかよく判らんかったな。まあそういう設定を大事にするという心意気だけでも。
ガンスピとガンブースターの合体はいいんだけど誘導ビーコンとかスタビライザーで安定させるとかなくていいのか?腕前だけで合体するには無茶だと思うぞー。
あ、メビウスが見慣れない技使ったよ。ライトニングカウンター・ゼロって奴?
ゾフィー、あれだけかー…それよりヒカリはなんかタイムリミットみたいなものがあるのか?
最後、ミライに猫だましで終わりかよ!(笑)


予告。来週はコノミ?
映画公式。ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟