そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハイパーカブトのこと

ハイパーカブトの存在についてちょっと覚え書き。
28話で初めてその姿を見せたハイパーカブト。(映画はひとまず置いといて)
番組的には前半でハイパーカブトを出すわけにはいかんというだけなので、時間ネタでありながら前半でそんな伏線は全くなかったわけですが、ちょっとSF的に考えてみる。
今回ハイパーカブトが現れたことを、ハイパーゼクターが完成間近だからというふうに捉えると、ハイパーゼクターの存在が現実化する時間軸においてのみ、ハイパーカブトも存在することが出来るということにならんだろか。つまりハイパーゼクターの存在が確定してない過去の時間軸ではハイパーカブトも存在できないってことです。
となると、どんなにハイパーカブトが過去に行けても28話以前には干渉できない…と、それならそれなり筋が通ってて面白いんだけどなあ。
要するに28話でハイパーカブトが存在する未来とそうでない未来に分岐して、現実的にはハイパーカブトが存在する未来が選ばれたってことになります。今後どうなるか判らんけど。
これは未来は予め決まったものではなく、そのときどきの出来事に干渉されつつ繋がってくって考え方かな。よりライブ感の強い感じですね。
だってそうでもしないと、ハイパーカブトの時間跳躍能力ってなんでもありすぎて無敵なんだもんな。*1

でも一個目のハイパーゼクターが三島に破壊され、それなのに天道を選んだ未来に作られるはずの何個目かのハイパーゼクターは、未来からちゃんとやって来るわけだから、三島がどう思おうが天道の未来を潰そうが、ハイパーゼクターは作られるというおかしなことになるわけですね。ホントにさ、取られると判っててどうして作るんだろう(笑)
そうするとますますゼクターって何よ?ってことに。(翻っては「仮面ライダー」ってなんなんだ、ワームって関係あるのか、来週出る「ネイティブ」とは?ってことにもなるんだけど)
資格者選びにそこまでハッキリした意志があると、何かの魂が中に閉じこめられてるとしか思えんよ。
はっ、それがもしかして時空の彼方に飛ばされたひよりの意志なのかな?もともとメカと意志の疎通が出来る脅威のボクっ娘だしなー。
ていうか、お兄ちゃんのピンチにハイパーゼクターを派遣するのか?時空の彼方から。それはSF的に結構萌えですね。


ちなみにセイザーXに於ては未来はすでに決まったものであるという前提があって、それを踏まえた上での過去改変というちゃんと筋の通った物なんですが、カブトの場合未来描写のないターミネーター1であって、ターミネーターラストの変えたはずの未来に対しての「先の見えない夜のハイウェイ状態」(カブト見ててこれをすごく感じるよ…)なんだよな。車のヘッドライトで照らしたとこしか見えてないというか、地図を持ってるのは白倉さんだけど乗ってるこっちは道を間違えられても全く判らないわけで、標識見落として全然別の場所に連れていかれても困るというか…ちゃんと目的地について欲しいんだけどさー…

*1:ただDVD2巻の番組終了後小説を読むと、どうも全てがなかったことになってるような気がしなくもないんだけど…リセットでなく、存在しなかったエンドとでもいいましょうか。それもある意味人類を救ったということにはなるけれど。さて、それにハイパーカブトは噛んでんのかどうか。