そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウルトラマンメビウス#29「別れの日」

http://hicbc.com/tv/mebius/main.htm
リュウさん、今まで、ありがとうございました!』


『ミライくんがデートに誘ってくれるかもよ』マリナのこのセリフに吹きました。ゴメンナサイ。でもマリナなら言いそうだ、何の邪気もなく。いや邪気ありありか?(笑)しかも他の人と違ってホントにデート仕様。手作りサンドイッチ&ウサギのリンゴで『大切な人とはこうして二人きりで過ごす…』って、誰ですか、純真な宇宙人にそんなことを教えたのは〜(笑)マリナ、確信犯?(もうマリナって決めつけてるし)

ウルトラの父と母に帰還するように言われて、納得はしてないものの帰る気にはなってるミライくん。
テッペイのその格好はどうよ?何でそんな囚人服みたいなパジャマ…しかも結構いいおウチなのにパジャマで朝食かよ〜ってのはおいとくとしてもまあ朝からカレーくらいはいいんでは?ミライくんがテッペイに食べてもらうために作り方を勉強したとか、コノミの保育園で子供の相手をするためにやっぱり勉強したとか、きっとマリナのバイクの整備も勉強したんだろうなあ。何かこういうところでミライくんのマジメな人柄が判るというか、誰かのために何かをするという純粋さってのが、リュウの回想シーンで改めて思い返すと、メビウスはずっとそうだったなあ…とちょっと感慨深いよ。ジョージとは単に勝負だけか?ミライくんが「ジョージさん、勝負です」とか言ってくれれば…ちょっと端折りすぎ。
あとリュウ以外のクルーはみんな元の生活に戻るつもりなんだね。資格さえ取っとけばいつでもGUYSに入隊できるし、ある程度勤めたらいつでも辞められるってのは如何にも仕事って感じ。ちょっと軍隊っぽいね。そうだよな、別に地球を守るのは一生の仕事じゃなくてもいいよな。
 
宇宙の彼方からやってきた赤い光は怪獣じゃなくてタロウだった。でもこれ、判りにくいよ。
今回もヤプール&フェニックスネストフライトモードと同じく演出・展開的にはちょっとイマイチ判りにくいところがありすぎ。やっぱり問題なのは敵の正体がさっぱり判らず、どれだけ強いのかも描写されてないところ。メビウスには荷が重いから変身するなってことで敵の脅威を描こうとするのは、ちょっと順序が逆だよな。それならせめてヤプールのときに、まだ黒幕がいるってことをはっきり描いといて欲しかったなあ。
メビウスの世界観だと、ヤプールのように意志を持って主人公に語りかけてくるってだけでかなり高等な敵って気はするから、そこでもうちょっとそのヤプールさえ配下においてる存在がいるということを判らせて欲しかったというか、それならウルトラたちが感じている脅威を視聴者的にも感じられるのに。そもそも、メビウスがそれを肌では感じてないから、帰還命令が出てるのに変身しちゃうんだよね。いや、メビウスが変身することに、視聴者が危機感を抱かないってのかな。変身することにリスクがないというか、映画のウルトラ兄弟のときみたいにあと一回しか変身出来ないってワケでもないし。別にメビウス、体力の限界ってワケでもなかったと思うけど…
だからリュウとミライの屋上のくだりは、それこそメビウスがインペライザーに一度負けて、それでも変身する、リュウに正体がバレても…っていうノリなら判るんだけどねぇ。
『見ていて下さい、僕の最後の戦いを!』も、これが最後だと知ってるのは視聴者で、リュウはミライが帰還する、もしくは敵わない相手かも知れないと思いながら変身する…ということは判らないはずだから、ぱっと見感動的に見えるけど実は展開とあってないんだよな。今度戦いを挑めば命がないくらいの覚悟での変身なら判るんだけどね。ホントならそれくらいのお膳立てでミライの正体バレはやって欲しかったんだけどな。
まあ不満はそんなとこでしょうか。どうもこういうのは見てて引っ掛かってくるんだよなあ。他の描写が丁寧なだけに肩透かしくらう気分。
隊長が所々ですごく心配そうな表情を見せるのは何かいいなあ。隊長、やっぱりウルトラ兄弟じゃないんだー…残念。
 
それはさておき、ミライ=メビウスと知ったリュウがいいなあ。
ジョージとマリナのガンフェニックスを変身して助けるところに、1話と同じように赤い風船が被るのは、ミライが変身するということはGUYSと一緒に戦うということだけじゃなくて、地球のみんなを守るということを強調しときたいのかな。初心を思いだしたってことでしょか。
苦戦するメビウスの元にやっとタロウ到着!まあ映画もあったし、タロウの時も兄弟がしょっちゅう出てたんで、そういうことに特に感激はないんですが、シリーズが間があいてたってこともあってやっぱりちゃんとタロウのテーマ曲が流れると、ああ〜と思ったり(ここのBGMは映画版ですな)ウルトラのセットにはタロウのデザインでも違和感ないのがスゴイな。
『ミライ……何でお前が!』この辺からのリュウがいいなあ、タロウ教官のことも目に入ってませんよ。(たぶん)
インペライザーに苦戦するメビウスはタロウが来たことで力尽きてしまい、それを探すリュウが今までのことを思いだす…てのはちょっとキタねー、いや変な意味じゃなくさ(笑)
メビウスなら、メビウスだって最初っから言いやがれ』『何でお前は誰にも何もいわねぇで一人で戦ってやがった。弱いくせに無理ばっかして、どんだけ死にそうになりやがった…。俺にどんだけ散々なこと言われやがった!そのセリフは俺のじゃねぇか。お前を助けてやってる気が、いつも助けてもらってたのは俺じゃねぇか!ミライ!』これが前半までのリュウとミライっつーかGUYSクルーとメビウスの関係ですね。さてここから後半に向けて新しい関係になると思うけど、メビウスは一体どうなっちゃうのか?
ミライを見つけたリュウのところに瓦礫が落ちてきて…ああ、早く来週に〜!


予告。みんなの前で変身してるし、リュウが一生のお願いとか言ってるよ!メビウスだから必要なんではなくミライだから必要ってことになるのかな。