そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

魔弾戦記リュウケンドー#46「4人目の標的」

http://www.ryukendo.net/
『これがジャマンガだ!覚えておけ〜!』


まさかこんな切ない話になるとはなー…いや、リュウケンドーならありかなぁ。
というか、Drウォームが一番大魔王復活を考えてるんだよなあ、それなのにそれなのに!
ジャークムーンは自らの剣の道に行っちゃったし(そういやコイツも黄金のキーがなかったってことだよな)、ロッククリムゾンは盟友だけどおバカだし、レディゴールドは時々協力してくれるけど保身第一っぽいし、ブラッディは本当にヒドイ奴だしなあ。
ブラッディだよブラッディ、一番ムカつくのは。コイツに天罰当たらんかなあ。そもそも死んだジャークムーンを勝手にゾンビにしてやがるしさ。死者を悼む気持ちもないんだもんな。
本当にこんなに大魔王のことを考えてるDrウォームは、大魔王復活のあかつきには是非とも報われて欲しいもんだが。だってあんまりにもウォームどんが可哀想なんだもん。でも昔の特撮物ってこういう話って結構あったような気がするなあ。
 
盟友を亡くして悲しむDrウォーム、ジャークムーンは死んでもどうでもいいみたいだから、やっぱり盟友は別なんだな。そして臨死体験?コスモス畑のなかのロッククリムゾンと遣い魔の天使達。魔物なのに天使とはこれ如何に。こういうところ、なんだか古きよき時代の特撮テイストで和む。
つーことで自分の弔いをしてくれと盟友に頼むロッククリムゾン。実際この二人って、どういう盟友だったんだろ。古の魔弾戦士との戦いから戦友だったとか?とにかくジャマンガにあってこの二人の絆は確かなのがよかった。ちょっと安心。
そんな盟友の頼みを聞き入れて、魔道戦士へ葬儀の参列を頼みに来るDrウォーム。こいう仰々しさも古きよきテイストな感じ。
そしてお間抜けなSHOTの面々がちょっとほほ笑ましい(笑)
白波は〜、やっぱりもともとちょっとアレな人ってことでいいのかな?別に感化されたわけじゃないよな?(笑)大真面目にSHOT基地内で変身するのもアレだけど(変身するなら外に出ろよな)、剣ちゃんや不動さんにつられてポーズ取るか?やっぱもともとそういう奴なんだよな。うん。鈴に軽く命令されてるふうなのもイイ。てことでこのシーンは好き。可笑しかった(笑)
でもそれだけじゃないというか、ここんとこ話によってこの3人の関係性ってちょっと不安定だったんで(特に剣二と白波が)これくらいツーカーな3人だったら、剣二が罠かも知れないと思いながらもDrウォームを信じて弔いに行くことを、ちゃんと認めてくれる不動さん(はともかく)と白波っていう部分で安心できるのはよかったよ。素直な剣ちゃんを保護者の不動さんと疑り深い白波がちゃんとバックアップしてくれてるからこそ、剣ちゃんの行動が正しいと思えるんだよな。
 
ロッククリムゾンの葬式行列とか、祭壇とかなんかそれっぽくて、こういう世界観が筋が通ってるのはイイね。
ジャマンガでも仲間の死を悼むんだということに、素直に『たとえ魔物でも死んじまったら敵も味方もないからな』という剣二の言葉がDrウォームの心もちょっとだけ動かした…というか、仲間内ですら足を引っ張りあい優劣をつける、もちろんDrがその中で虐められっ子だからってのはあるけど、結局ジャマンガとしての真実正しいことは「大魔王を復活させる」ことなんだよね。魔弾戦士と通じるつもりは無かったのに結局追いつめたのはブラッディとレディゴールドなんだけど。
ロッククリムゾンの欠片がDrの命を救ったことが仇になったみたいな展開だけど、それで死んでも所詮「流れ弾に当たった」扱いだから余計本当の事は見えなくなってたハズ。でも生きてたことで余計に事態はややこしく、剣ちゃんが傷つくことになり、のっぴきならないDrが取った行動で、真実はDrの胸の内だけに。

Drのなかで「仲間に裏切られたこと」と「魔弾戦士に卑怯者と罵られたこと」は同じくらいの意味を持つことになってたんだけど、結局どっちもショックなまま自分の真実を追及した結果が、盟友の遺影を足下にしてまでもジャマンガとしての筋を通す…というのはホントに切ないよ。これで大魔王が復活するときに生贄にされたりしたらどうしよう!(ありそうだし…いや生贄にするならブラッディを!)
ブラッディとレディゴールドはDrが裏切らなかった、と言ったけど、Drからしたらあいつらはもう仲間じゃないし裏切るも何もないんだよな。ジャマンガとして正しいことをやっただけで、あの二人の仲間じゃないんだよな。
『ちっくしょーー!!』Drの逡巡に比べるともうちょっと剣二のは単純だけど、信じたかった自分に腹立たしいのか、それともそういう死者を悼む気持ちも持たないジャマンガが許せないのか。Drを信じたかった剣二はこれ、ジャークムーンの時と同じことをやってるのかな?あの時は不動さんには諌められたけど、今回はどうなんだろ。結局同じように裏切られたわけなんだけど。
今まであけぼの町の人々に仇なすからヒーローとしてジャマンガと戦ってきた剣二だけど、個人的に人として許せないってことになるのかなあ。
『我が道はただ一つ!敵も味方もあるものか!我が身すら大事とは思わぬ、大魔王グレンゴースト様さえ復活すれば、それでよいのじゃ〜〜!!』Drのこのセリフで締めてあのダルマさんが転んだのEDってのはマジで切ない〜…


予告。なんかクライマックスっぽくなってきたなあ。マスターリュウケンドーに変身するのは誰さ?そろそろゲッキーの秘密も?

制作日記・第46話 『四人目の標的』
サウンドチームの人が音響の話をしてるのに、最後はなぜかDrウォームの話で締め。愛されてるなあ、Drウォーム!