そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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天保異聞 妖奇士#12「駁竜(はくりゅう)、月に吠える」

http://www.ayakashiayashi.com/
何、今週激面白すぎ!空中戦て!毎回こんなんでホントに1年もやるのか?すごいなーアヤシ。
江戸残され組のヘンテコ前回までのあらすじキター!なんじゃこらー?(爆笑)その次のカットのゆきさんの顔はメタな粗筋に呆れてるのに違いない(笑)
「何処でもない場所に憧れる」人々への、本庄の包み隠さない嫉妬がすごい。「キライなんだ」って言われても。此処ではない場所に憧れる気持ちとか、此処ではない何処かに自分の居場所を求める気持ちって、わりとみんな心の何処かに持ってると思うけど、モロにそれを否定する、しかも嫉妬心ってな。裏を返せばよくありがちなパターンだと、何処にも行けないがんじがらめな人間が酸っぱい葡萄理論でそういう根無し草な人間を忌み嫌う、侮蔑するって奴だよな。
『人は此処で生きていくしかねぇんだよ』嘲り笑いでそんなこと言われても。いやはやなんとも、脚本、容赦がないな(笑)
妖しい男たちの作った妖夷・貘。公式にもあるけど「貘」の字は"草むらに日が沈む"に"狸"を足したものだそうな。ってそのまんま画面で見せられても(笑)「駁」の字といい「竜導」といい、今回もいろいろ凝ってるなー。(デザインもスゲー)
東照宮には貘がいっぱいいるらしいよ。〔>妹談)もう殺生石どころか、妖怪ネタてんこ盛りすぎ。そもそも日光東照宮って江戸から鬼門だろ?家康公が押さえてる妖夷を開放って、ありとあらゆるネタつっこん出るなあ。〔たぶんオレが知らないだけで、細かいとこでもっとあるんだろな)
最後の加納と小笠原の「やるしかない」決着の付けようも、筋の通し方がやっぱり容赦なし。ていうかこれもまた迂闊だったのは加納なんじゃん。理想というものは人の目を曇らせるのか?余程異国に行きたかったんだなあ。まあそんな事もままならないのが人の生きる道なのか。
駁竜の首が吐き出した素っ裸の往さんはともかく(笑)飛び跳ねる狸カワイイ。