http://kageki.hankyu.co.jp/revue/06/cosmos_takarazuka_ryoma/index.html
■出演：貴城けい・紫城るい・大和悠河・蘭寿とむ
作・演出：石田昌也 音楽：吉田優子・西村耕次・寺田瀧雄
「ザ･クラシック」作・演出：草野旦 音楽：高橋城・青木朝子・太田 健
一応説明しときましょ。妹が派遣先の職場でチケットを二枚貰ってきたんだけど（誰も貰わなかったんだって！勿体無い）、それが二階ど真ん中SS席のすぐ後ろ、S席8000円の奴で、レビュー初心者が見るにはまさにベストポジションですた。（一階の方が近いんだけど全体を上から見下ろせるんで二階の方が判りやすかった）
宝塚歌劇、初めて見たけど何もかも完成度高すぎて素晴しかった！こんなん見たことないよ。まさに夢の世界！オレらは少女マンガ世界が好きってわけじゃないから単に見せ物としてとしてスゴイと思ったけど、これはハマっちゃう人の気持ちは判るわ。それ程までに引き込まれるね。
ちなみに舞台下に生オケピットがあって、歌の伴奏は元より、劇中BGMも生オケ。何かいいね生オケ。*1
今回の演目は坂本竜馬の青春グラフィティーとグランドレビュー。時代劇で幕末モノってのがオレら的にもたぶん面白かったんだと思う。あんまりキラキラしてないからね。
脚本と演出の完成度もかなり高いんだろな。判りやすいし、淀みなく話が流れていくし、所々判りやすくギャグがあって*2 約1時間半あっという間。
とにかく幕が開いて、最初に船の舳先を模した舞台装置の上にバラを持った龍馬が佇んで歌いだしたときからもうヅカワールド（笑）
「ああ〜風雲に生きる男に〜愛は要らないのか〜♪」って！（爆笑）一応サブタイは「硬派・坂本龍馬III」らしいよｗ
小一時間休憩を挟んで、今度はグランドレビュー「ザ・クラシック」が一時間ほど。
こっちが如何にもヅカっぽいから竜馬伝が時代劇なのはバランスよかったなと思ったんだよな。
そりゃもうスゴイのなんのって、超ヅカワールド！サブタイが「I LOVE CHOPIN」でショパンの曲をモチーフに、小芝居とミュージカルとダンスで展開するオムニバスレビューみたいな感じ？
テーマは「"現実を超越した夢の世界"を見るロマン主義」。歌も踊りもレベル高すぎ。本当に「見せ物」としては最高峰だといってもいいと思うなあ。エンターテインメントの何たるかを肌で感じるよ。とにかく何もかも徹底してる感じ。*3
何つーか驚くのが、専用劇場での定期公演だからこそなのか、舞台装置と衣装への金の掛け方が半端じゃないよ。特に衣装スゴイよ衣装。軍服風とかマントとか、おまけに総スパンコールやら刺繍やらで全てがキラキラしてるし、カッコよ過ぎる。これがまさに「ザ・宝塚！」なんだろな。確かに男装の麗人ぞろい。昔の少女マンガそのまんまだよ。
最後近くなって小芝居で「もう終わりです」って言うんだけど、言ってからがまた長くて、歌、ミュージカル、ダンスを繰り返して、確か大階段で羽つけて出てくるのがグランドフィナーレだからと思って見てるのに、なかなかそこに辿り着かない。これでもかこれでもかとてんこ盛りで、やっと大階段と思ったら最後のパレードまでがまだあって…
最後の最後は羽を付けて全員が出てきて女優のスミレ色のドレスは美しいわ、男役の軍服風衣装は光り輝いてるわ、羽は超デカイわ、満足度120％。隣のねーちゃんはレビューの間ずっと感極まってた。オレらもさすがにきたね、あれは。
確かに見られるんなら一回くらいは見ときたいなあって感じだったけど、これなら毎年正月公演くらいは見たいかも。（正月のはやっぱり力入ってんのかなー？）ウチの家人は全く興味ないみたいだけどさ。
ちなみに一番安い席なら3500円からあるらしいよ。それで3時間弱、夢の世界。機会があれば是非。今回の公演は2/12までやってるらしいです。プログラム見るとどうも宙組トップ二人の退団公演らしいね。
お土産も売ってた。
東京公演限定だって。塚チョコ。
買ってないけど宝塚せんべい
*1:劇団四季とかは見たことないけど、普通生オケだっけ？コマ劇場のロック・ユーは生バンドだったけどミュージカル部分だけだったしな。 ※調べたら宝塚と四季だけらしいね。「オケピ」でいいのか。でも四季は借り物だから完全に自前なのは宝塚だけってことらしい。三谷の「オケピ！」見たことなかったから知らんかったよ。
*2:時代劇なのに現代ネタを入れるやつ。沖田総司を今流行のビジュアル系剣士（振り付き）と言ってみたり、西郷がマイク持ってマイクテストと言いながら長州に演説したり、"グッドアイデア"が閃いたり、いろいろ小ネタ有り。いいけど桂の女装とか千葉道場の娘の男装とかワケわかんない（笑）みんな女性だろｗ
*3:昔ロンドン公演やったときコケたんだってな。何でだろ？ロンドンだから？
