そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

米村インタビュー(微妙に追加)

そういやあんまりツッコんでなかった。だってあまりにもナゾ過ぎて(笑)
ええとでも、天道の「筆舌に尽くしがたい」登場、みんなで作り上げると言えば聞こえがいいが、それって丸投(ry
いや…というか、十戒よろしく岩を割ったりアンテナ塔から飛び降り登場より、むしろポエムを呟きながら花を持って登場の方がインパクトがあるよ!しかもその花で隕石を破壊するにいたっては
( Д)。。
さすが石田監督、カブトに於ては頂点に立ったよな!膨らませすぎ(爆笑)(いや、米村インタビューの話だって)
まあ田所さんの蕎麦屋とかは、画面的に面白いしサルでみんな談笑しながら終わりって言うのはあの最終回には相応しいと思うんでそういう判断はさすが監督だなあ。まあ気持ち的にはワームの残党整理でいいんだよな。もしかしたら田所さんも加賀美みたいに掛け持ち蕎麦屋かも知れないし。米さんがそう思ってたんなら、それでいいさ。どっちにしてもこの世界がまだまだ続いていくっていう、いいエンディングなことには変わりないしね。そうね、なんでか許せちゃうんだよなぁ(苦笑)
ZECTがいい組織かどうかってのはもうちょっとはっきり描いて欲しかったところ。
まあ悪いネイティブの傀儡組織でいいんだけど、その中で陸だけが心に正義(っていうんでもないな、人類の為を思ってた…か。正義っていっちゃうと陳腐なんだよなあ)でいいし。と言うか米さんが何をいってるかよく判りませんヨ(笑)ZECTが対ワームの「正義の組織」で実は悪いネイティブの傀儡組織、いかにも怪しい陸が実は心に人類存続の希望を秘めてた…でいいじゃん。
ひよりがラスボスってのはそれはそれで面白かったと思うんだけど。恋人や肉親が敵の幹部だっていうのは、平成ではあんまりないけど(アバレくらいか?)昔の戦隊ではよくあったパターンだよな。
だからこのインタビュー読んで思ったのは、米さんて別に天道とひよりが兄妹じゃなくてもいいみたいに思ってるし(だって「Boy Meets Girl」が好きな人だから)7年前の隕石落下災害で出会って同じ希望の花を見た少年と少女が、数年後に敵として出会ったら…でいいと思うんだよ。それならひよりが助けられたあといなくなってるのも判るんだけどね。例えばZECTもしくはワームに連れ去られて記憶を封印されて切り札として野に放ってあったとかさ。
で、最後ひよりはネイティブでありながら人間としてひっそりと暮らすでいいと思うし。
田所さんは裏切られると辛いんで人間の味方でいいデス。

キャラの話では、大介が麗奈に一度やられたことがあるのに平気で恋に落ちてる…と言うところでの井上さんの突き抜け方がスゴイと言ってるところ。というか視聴者もそう思ったって(笑)普通出来ないよな、いろんな意味で。さすが井上先生、オレ達に出来ないことを平然とやってのける!そこにシビレル憧れるぅ〜!…というかむしろあまり整合性を考えてなくてだったら「おいおい」と思うけど、そのあとの剣のことをちゃんと考えてた様な発言や、米さんのエピソードを細かく拾ってるっていうとこ見ると、やっぱり計算かなあ。人間なら「忘れる」ということはあるけど、コテンパンにやられた相手だからね。それとも大介だから有りだと思ったのかなー(笑)さすが生みの親?*1
まあそう思える脚本家って確かにスゴイよな。米さんじゃなくてもマネできねー。
あと米さんの話聞くかぎりでは、ガタック登場編が1話と対になってるってことなのか。だからあそこが加賀美のピークなの?あれ以降あんまり成長してないような気もするんだよね…加賀美は…。追いついたあともちゃんと考えてあげて下さいヨ。だって次のターニングポイントって36話だろ?(そん次は43・44話なんだよな)


結局「絶望の中の希望」について描きたかったのがカブトってことなの?
それは判らんんでもないけど、微妙だよね。このインタビューで余計にうーんと思うのは、中途半端感があるってことかなあ。キャラや状況を絶望状態に突き落とすことがないんだから、そこから這い上がって希望を見つける話にはならないと思うんだよね。
そういう意味では天道と加賀美は決定的に決別させて対立させてもよかったと思うし(正義を唱える天道と、偽正義を唱えるZECT側に付く加賀美で)、ひよりは敵ボスでもよかったりとか、なんつか、天道に試練を与える話でもよかったんじゃないの?天道のキャラである「俺様」に対して、最初視聴者は「なんだコイツ?」と思ってるわけだから、その「自称俺様」が本当の「俺様」で「正しい=正義」であるってことを判らせていく、その末に天道が「俺が正義」っていえばそれはそれで説得力があると思うし。「神は試練を与えたもうた」でいいじゃん。
ストーリーだけじゃなく、なんかいろいろ中途半端だったのは確かなんだよな。うーん…(-ε-) 「カブト」を愛するがゆえにちょっと冷静に突っ込んでみたよ。

*1:「あなたはどこかでお会いしたような…誰だっけ、えーと…」「25話でコテンパンにやられたウカワーム」「そうそう、それそれ♪」