そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

天保異聞 妖奇士#20「不忍池子守唄」

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往壓と母上殿の縁側でのやり取りについマジ泣きしてしまった。時間というものの重みと母の愛、これはやはり若者には判りづらい話ではあるな。
浮民の入れ墨を隠した布切れに目をやり「怪我でも?」と問う母に「あちらこちらでぶつかったり転んだり・・・そのわりに歩き方が上手くなりませぬ」という往壓の返しがいろいろ含みがあって重いなあ。
名前や肩書きに捕らえられ、反発するがゆえにそれに耐えられなくなり別の場所に居場所を求める・・・がそれは根本的解決にはならないってこと。「人」をその人足らしめるのはその「生き様」ってことで、家を背負った15年より此処ではない何処かを求めて答えを得た25年の方が大事だと悟った往壓と、今は何者でもない多摩のバラガキでも、最後の時は自分の求める「士」としての美しい生き様によって死ねると悟った歳三、誰かの名前を受け継いだだけでも「武士だから」家を守るのが仕事だという理由で竜導家に戻った養子の前原殿。三者三様の「生き様」見つけて自分探し終了。往壓のやるべきことがケツアルと合体しての妖夷退治なのはともかくとしてな(笑)つか、母上殿はよく卒倒しなかったものだ。うーん、母の愛。
鳥居殿と往壓の意外な関係も明らかに。徳川を救うとは大きく出たなあ。やっぱり異界に行って戻ってきた子供は特別なのか?どの程度のつもりで言ってるのかは判らないけど、その辺がそもそも蛮社改所を許可した理由?
異界に行って妖夷になった竜導家家宝の脇差、つまり竜導家そのものを打ち破ったのは、母が往壓に付けた幼名「爽也」の「爽」の漢神ってのもキレイすぎ。その相手が何者だとも問わず、当たり前のように家宝を持って家に戻るという前原に何を思うのか往壓。
どうでもいいけど、普段ガキ扱いしてる宰蔵に「甘えてこい」と言われて、ああと素直に答える往壓、大人!はいいけど、最後の『年老いた母親の最後の願いを聞いてやれない男をどう思う?』に子供連中(といっても大人ぶりたい奴等ばかりw)からの『最低だな』をまたまた軽く流す往壓は大人だ(笑)彼は完全に居場所をみつけたって事でしょうか。


来週は久し振りに絵がキレイそうだなー。楽しみ。

それにしてもマジでDVD欲しくなってきた。録画してあるのに、別に見返したりしてるわけじゃないのに、ちっとでも売り上げに貢献すべきなのか・・・うーん・・・