そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

運命じゃない人

http://www.pia.co.jp/pff/unmei/
構成としてはよくあるパターンで、ひとつの出来事を別の登場人物の視点から見ていく・・・というやつ。*1
こういうのって構成トリックやメタ視点の面白さになりがちなんだけど、これは見終わって何とも言えないホンニャラした気分になるのが、キャラとか出来事を良く練り込んでるなあと思うところ。意外とじわじわと面白かったです。
逆に3人分の視点てことでちょっと構成が込み入りすぎてて、うっかりすると話が判らなくなるのが難点といえば難点かなあ。
録画だから巻き戻しができるとはいえ、ながらで、何の予備知識も無く見たんで余計にね。
てっきり主人公だと思ってたサラリーマン宮田視点と、事実上の主人公?探偵の神田視点、オチになるヤクザの組長視点で同じ一夜を繰り返すんだけど、うっかりしてて神田のところで「???」と思ってしまった。そこで始めてそうか、そういう話か、と。
ネタバレになるんでこれ以上は言えませんが、神田はどうして宮田とずっと友達なんだろうとか、組長が思ったより恐いという、わりと見ててどうでもいいことが、意外とストーリー自体に効いてた感じ。
携帯の電話番号はオチに繋がるネタではあるけど、ながらで見てたせいか神田が力説するほど実感としては感じられなかったなあ。知ってて見たらまた重要さが違うかな?
最後はああ良かったなあと思うんだけど、むしろ何だか宮田と神田の仲良さが気になって仕方無い気分に。ホモじゃねーよなぁ?(笑)

*1:これをすごく煮詰めて完璧に様式美化し、エンタメに特化したのが、ドラマ「木更津キャッツアイ」なんですが。