そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーアギト1・2話

http://www.toei.co.jp/tv/agito/東映チャンネル再放送)
特撮番組も減ったことだし、ちょうどタイミングよく東映チャンネルでアギトの放送が始まったよ!わーい。6年もたっててちょうどい感じに内容を忘れてると思うんで、改めて感想なんか書いてみようかと思う。*1 続けられるかな?週に4話というのは普通のドラマも見てる身にはちとキツイ気もするんだが・・・まあなんとか。視聴メモ程度の簡単な感想くらいならいけるかな。
一応、当時の状況(クウガの続きの世界観であったにも関わらず諸所の事情により別物になった・・・云々)は知ってるけど、取り立ててスタッフに興味もなく(公式はたまにまとめて塚Pの「あぎと日記」を見に行くだけだった)、ごく普通に特撮モノドラマとして楽しんでました。そんなにマニアックでなくね(笑)←でもムック本は買ってた。
しかし今見ても面白い!もともとがクウガの続きで・・・というのがあるから設定自体結構リアリティ持たせて詰めてるせいもあるにしても、これ見ると如何に今の平成ライダーが、「仮面ライダー」であることに自家中毒してるかっていうのがはっきり判るというかさ。アギトの方が新しく感じるのはどうしてだろうね(苦笑)面白さは各番組それぞれだし、常に新しいものを求めたり過去の否定だったり、その時その時でオマージュするものや、モチーフのポイントがあるにしても、何となく目指すものがちゃんと見えてる感じ?に思えますが。
ひとつに敵、つまりアンノウンですが、格好良いんだよね。人間体が出なくてもキャラがたってるというか、その辺はまさにデザイン力、さすがは出渕&草薙さん。*2
あと当時は要を見てヒデェ!と思ったんだけど、今見るとそんなでもないような・・・いやヒドイはヒドイんだけど。何かいろいろ免疫がついたか?(笑)それと比べるとってわけでもないけど、賀集は全く危なげないし、友井も普通に見える。ライダーの現場ってスゴイなあ。
と前置きはこの辺にして、感想を。

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なんて完ぺきな1話め!井上先生の仕事っぷりには頭が下がるよ。CMがないこともあって、もしかして2話までノンストップ?という錯覚に陥った(辺りで予告になったけど)。内容濃すぎ。
登場人物とその周辺事情をソツなく、十分に描いて尚且つこの新たなる事件の発端と、それに関係するだろう冒頭のオーパーツ含めていろいろとドラマティックな予感で盛り上げるというところ。主人公がすでにアギトであるんだけど記憶喪失だという設定のせいでそこをあまり悩まないというのも上手いなあ。
そして氷川の方はかつて現れた第4号(ライダー)のデータを元に作られたライダーの資格者なので、こちらも今のところ悩まない、もう一人のライダー葦原涼だけは、まさに今覚醒しつつあるってところで普通なら主人公的ポジション。
こういう人物配置がはっきりしていて、それを物語の冒頭で明確にしているところが、その後の謎が謎を呼ぶ展開になってもキャラクターで見ているかぎり、話の中心がブレなくて判り易いということに繋がってるんだと思うけど。そういう意味では完璧。「アンノウン」の呼び名の付け方も気が利いてるなあ。
1話で背景をあらかた説明してるんで、2話は単純に翔一くんの正体がアギトで、敵のアンノウンは何か理由があって人間を犠牲にしてるという辺りの展開。そしてオーパーツはアンノウンにも関係してるということで。今回の事件が解決したわけではないけど、それは明らかにもっと大きな事件の発端であるって感じか。まだちょい引きます。
今回は被害者を木の洞に引きずり込む、どう考えても通常の方法では無理な事象。豹のアンノウン・ジャガーロード、木の陰から見える真っ赤なマフラーがちょっとカッコイイ。仮面ライダーじゃないぞ。不可能証拠品は過去の風景が写った写真。念写か?


ここんところやたら田崎監督の仕事っぷりに文句をいってるオレですが、アギトに関しては何の文句も不満もありません。素晴しい。これくらいの仕事をして欲しいんだよ。
ネタバレもくそもないから先に言っちゃうけど、アンノウンのデザインて神っぽいし(エジプトの神みたいね)頭の輪っかはやっぱり天使なんだよなあ。アンノウンの光の輪から武器を取りだすのが格好良いんだけど、アギトがバックルから取りだすのとは何か関係あったっけ?単にそういうものなんだっけ?
とりあえずざっと見た感想でした。

*1:龍騎は録りっぱだけどアギトをちゃんと見るのは、タイミングの問題でなくアギトの方が好きだからですが、それが何か?

*2:この辺、好き嫌いはあるにしても、オレはアンノウンやアンデッドみたいに、はっきりとモチーフがあってそこに制約がありつつもその中で洗練されたデザインって言うのが好きなのです。