そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ヒミツの花園#11(終)

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ホントに最終回か?と言うくらい普通っぽいノリ。
いろんな秘密はとりあえず解決。航が悪いのか?陽のためと言いながら実は才能がないかも知れない自分への言い訳に事実を隠して、更に花園ゆり子というユニットを作ってた・・・ってことでいいの?イマイチお父さんの盗作の秘密と花園ゆり子が繋がらないんだけど。
陽は、実の弟じゃなかった時と同じく、盗作したこと云々を隠されるより、自分のためと言いながら本当の事を言ってくれない航に怒ってたってことでいいんか?拓実くんが言う通り盗作したことはヤバイけど、それは現状、関係ないんだよな。拓実くんの立ち位置は自称・馬鹿だからこそ判る真実ってことで。
つか判りにくいですな、この辺。このドラマって展開はベタなのに、いつも盛り上がるべきところがちょっと外れてるんだよな。そこがこのドラマを面白いとは思いつつ、根本的な作劇構造の問題でつまらなく見せてる悪いとこだと思うけど。
普通はドラマチックな要素を盛り上がるポイントに持ってくるから「ドラマが盛り上がる」状態になるんだけど、このドラマってそういうところをあえて外して、結局は兄弟の中での問題であり、結論はその絆は揺るがないというのが前提になってるせいで、意地悪く言えば全体的に「だから何?」という雰囲気になってしまうのが勿体無いんだけどな。や、それでもキャラが立ってるからドラマとして十分に面白いのは結婚男と同じではあるんだけど。ただキャラで外すんでなくドラマで外されると判りにくいってことですね。


まあそれはおいといても、花園ゆり子は解散。話はいろいろ丸く収まった。
フラれた修がやる気ナッシングで、また1話と微妙に同じ展開なのはいいね。で、意味もなく花嫁コスプレで航に告白あたりはちょっとほほ笑ましい。月山が本気かテレか天然か、花園ゆり子のことしか考えてなかったのに、航がちゃんと告白したのにちょっとトキメいた!いいねえ〜。つか堺雅人の演技はリアルすぎて、時々ドラマだってことを忘れるよ。
先週盛り上がった田中ちゃんと亮子たんはいつ結婚なんだ?ってみんなやたら振ってたけど、案外続編じゃなく秋にSPでやりそうだな。陽の留学と絡めて。(だってあっちの学校は9月始まりだろ?)英国留学で古典を勉強、何を?と思ったらどうも18世紀文学辺りのことらしいな、ガリバー旅行記とかロビンソンとかその辺。それなら納得。シェークスピアでもやるのかと思ってビックリしたよ。(よく判らんがWikiだと区分けとしては古典=18世紀文学みたいなので)
まあ秋なら亮子たんの新雑誌の立ち上げも終わってるだろうしな。
ちょっとコワイなあと思ってたみすずは、以外とアッサリ解決。ポジティブシンキングにおいても頂点に立つ男、拓実くんがついてれば間違うこともないか。お馬鹿でも正しいって、ある意味最強。愛ゆえか。こっちもストレートでほほ笑ましい(笑)
そしてある意味このドラマの裏の主役川村亮子編集長。
簡単に諦めがちな恋愛力低い月山にハッパをかけるのが、さすが恋愛力高しというか説得力ありあり。いつまで経っても彼氏が出来ない人はみんな月山なんだよ!諦めたらそこが終点さー、安西先生!(笑)
あとちょっと軽く流してたけど月山と話してたときのセリフ。『石仏に移動になって、そこで出会った人たちがいて、そこで生まれた企画でまた私を必要としてくれる部署が出来た。これって凄いことだと思うのよね』
立ち上げたファッション誌が潰れて、辺鄙な仕事場に移動になっても腐らずマジメに仕事して、結果また認められて希望の仕事に返り咲き、しかも一生懸命仕事をしてたからと目をかけてた月山のお陰で田中ちゃんと再会、結婚も間近・・・となるとスゴイ人生勝ち組なんだけど。ここになんだか会社員としての正しい姿を見たよ!スゴイよ亮子たん!そうだからbaby悲しまないで♪で「Baby Don't Cry」なわけですな。やっぱり人生ポジティブシンキング。
そういや今回も真矢みきのアドリブだかなんだか判らないセリフは効いてたなあ。地球儀は大きいほうがいいのか?(笑)あ、『ツキヤマ女だけど、ガッサンは山よ、あれ』も笑った!最後にやっとツッコミが入ったよ。
あと美なえに出入りしてた龍二さんは刑事か!なんかドラマが・・・カッコイイ!(笑)
とにかくなんだか地味ではあったけど、大変面白いドラマでありました。ありがとうございました。