そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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セクシーボイスアンドロボ#11「ロボ」

http://www.ntv.co.jp/sexyvoice/
えーと、ホントマジでよく判らなかった。この最終回。※コメント欄で語ったらだいぶ判りましたよ。理解は出来るけどお話としては納得は出来んなあ。
何か言いたいことがあるのは判るんだが、全てが「???」なまま。どう見ても脚本の練り込み不足なまま終わった感じ。まあ深く考えても自分にとっては何も得るとこなさそうなんで、あんまり深くも考えたくないけどさ。
インコも三日坊主も幽霊だったんだけど、それが見える見えないってのは何の比喩だったんだろう?転校生の話とも絡んでるようで絡んでないし。全体に「自分」をしっかり持つべきだとか、他人の意見に合わせるのが良い悪いって話じゃないよな?だって幽霊が見える見えないは、意識して話をあわせてるわけじゃないんだから。
転校生が自分の個性を主張するのは別にいいんだけど、ニコは現状の「流行り」を教えてるだけだろ?それをするしないは転校生の勝手だけど、親切心で教えてあげてるニコに「人と違うこと」を強要するのは違うと思うんだけど。たとえニコが他人と違うように生きたいと思っててもさ。学校でなんか、みんなに合わせときゃいいんだよ。そんな狭い世界で他人と違うことをアピールしたって、何になるのさ。(というかアピールしなきゃいけないような差異なんか大したことないんだよ。靴下とかスカート丈とか、くっだらねー)
最後のロボは自分の狭い世界で自分なりの生き方で輝いてるってことか?他人がどう思ってもそりゃ関係ないけど、それは世界とは擦りあってないよなー。あんな生き方でも自分を持ってればいいと思うんだ、ニコは。それとももう関係ない人だからか?
ニコとロボは、凄く濃い関係だったようで実は全然そんなことはなく、地蔵堂抜きにするとプライベートなことも、明日会うかどうかすらもアヤフヤでしかなかったわけで、それってある意味旅先で仲良くなった人みたいなもんかなーとも思ったり。帰ってきて日常に戻るとどうでもよくなっちゃうみたいな。
結局「地蔵堂」と「事件」がなければ、全く出会うことも絡むこともなかったてことか?恋心はどうしたんだ?何つったっけ、事件を一緒に体験することで親しくなる心理状態って奴?(単語が思い出せんよ)←「吊橋効果」ってやつでした
それにしても、一度だけ見かけたロボに声をかけないニコは・・・というか、このドラマは寂しいなあ。結局人は、というか私を救えるのは私だけ?その結論はどうなのよ?「地蔵堂のスパイ」で事件を体験していくうちに仲良くなっていくニコとロボ・・・みたいな、ドラマ的にキレイなオチは嘘事だからイヤだってのは別にいいんだけど、その象徴がロボの「世界と隔絶されてても自分を貫く姿が美しい」というのは、違うんじゃないかなあ。
真境名がニコに言った「どうしようもなく世界と関わってる」っていうのとは全く逆だよな。ニコは現実に戻り、幽霊も見えなくなったけど、ロボはいつまでもモラトリアムな自分の世界で夢を見てる、幽霊も見える。それを肯定するのかー。何だか微妙、お話も、このドラマのドラマ的オチも。結局ニコの通過儀礼だったのか?
真境名と一緒に旅に出るよっちゃんはよかった。こっちの方はホッとするよ。あるべきエンディングだよな。
冒頭のケーキはちょっと変わった風習だなと思ったけど(笑)、あれは家族でもそれぞれ一人一人が独立した人間で、それが特別な何かによって繋がってるってことなんだろな。ストレートだなとは思ったけど。
それにしても、別に好みじゃないけど松ケンも大後寿々花も上手いよなあ。公式のTOPは思いっきり看板に偽りありな気がするけどさ(笑)