そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

「SP」#1

http://wwwz.fujitv.co.jp/sp/index.html
さすが本広監督、というか、やっぱり当たり前のものはやらないなあって感じでしたね。
金城一紀が脚本って、作家にいきなり脚本をっていうのもずいぶんな冒険だけど、監督がしっかりしてるから問題ないか?読んだ/見たことあるのは「GO!」だけだけど(「FLY,DADDY・・・」はタイミング逃して見そこね読みそこね)かなりしっかりした芯のある作品書く人っぽいし、本広監督のエンタメ性と合わさって、結構明るいハードボイルド、リアルだけどトンデモも少々って感じでバランスいいですね。
踊るのTVシリーズと比べると画面がすごく映画的(というか本広監督の映画画面)で奥行きがあるんだけど、あれは何が違うんだろう、撮影方式?機材?何かそういう方法論を見つけたのか?踊るムービー初期ではあんな感じじゃなかったような。カッコイイ!全体に薄青がかってて、井上薫が能力を使うときの効果もキレイだし。
キャストも好みのキャストだから見るの楽しいなあ。といっても、岡田・堤・真木以外はすごく地味というか曲者ぞろいにしてもドラマ的には妙に目新しい感じの人たち?舞台系か?その辺も面白いな。課内のやり取り見てる感じではちょっと捻った感じの雰囲気が出てて、井上薫のキャラと相まって変な面白さがあった。堤以外は(笑)
つか堤はいつも通りだけど、岡准はさすがというか、普通の人っぽいけど普通じゃない人の感じが上手いなあ。トラウマなとこはこれから描いていくんだろうけど、かなり期待しちゃうよ。彼の能力は具体的には何か説明してないけどそれを使うところはたくさんあるから、逆に気を持たせる感じで来週までいろいろ想像出来ていいな。観察力とか記憶力、注意力に気配を読み取る力なのか?確実な洞察力はあるけど絶対ではないっぽいと、かなり複合的な能力っぽいんでその辺もちょっと面白いな。「SP」は「セキュリティポリス」の意味だけど「スペシャル」って意味もあるってことか。
ちょっと判んなかったのが見落としかも知れないけど、テロ犯逮捕が今回初って、井上はいつからあそこに配属されてんのかってことくらいか。場の雰囲気は随分前からいたような感じだけど、同僚の「認めない発言」とか最近っぽいし。動く壁でいろというスタンスの上司が2回目の逮捕で妙に親身だったり、その辺りがゴチャついてるくらいか。
踊るの時と同じく、公務員ならではのお役所的対応を揶揄ったとことか、出動の手順の細かい描写、主人公の微妙なアウトローっぷりなんかは完全に本広監督って気もします。
画面的な伏線の張り方も本広テイストかなー。テロリストのチラ見せ具合とかさ。
まあそんなこんなでかなり楽しみですね。内容は特に感想書くような内容でもないけど、今回は岡准のアクションがカッコよかったってのと(あの動きは結構意外だった。あんなに動けるんだ!)、その井上薫の軽めだけど妙に普通っぽくないキャラも面白い。テロリストの三代目魚武(寧々の元ダンナだ!意外なキャスティング)はちょっと変則的で次に期待を持たせてて面白いね。
井上薫は番組終わるまでに彼女が出来るんだろうか?そういう問題じゃないか。笹本の関サバ発言は井上の理想の彼女にダメ出しするとこと相まって、繰り返されると結構じわじわ効くね。井上じゃダメなのか?(笑)