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宝塚歌劇星組公演『エル・アルコン—鷹—/レビュー・オルキス—蘭の星—』

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/07/star_takarazuka_elhalcon/special/index.html
■出演:安蘭けい遠野あすか・柚希礼音
 原作:青池保子 脚本・演出:齋藤吉正 作曲・編曲:寺嶋民哉
「レビュー・オルキス」作・演出:草野旦 作曲・編曲:高橋城・太田健

 
♪エェ〜ルアルコ〜ン〜鷹は〜海を目指し〜・・・ってことで、今年も妹と宝塚公演に行ってきました。
一度は見とくべしといって相方も誘ったんですが、たまたま今回は青池保子の「エル・アルコン-鷹」だってってことで、青池ファンの相方も楽しんだようです。*1 よかったよかった。涙ぐむほど良かったか(笑)
去年見た竜馬伝より話がややこしいんで最初判りにくかったんだけど、(原作の記憶もウロになってたし)途中からは主人公のティリアンと彼を恨むキャプテンレッドの因縁とか女絡みとかになってきたんで、だいぶ判りやすくなった。
まあそれより、やっぱり舞台が派手だった!つか、スペイン無敵艦隊と海賊の話でもあるんで艦隊戦をやるんだけど、ひとつの舞台装置で艦隊戦を見せる、その演出に度肝だよ!(笑)
だって、普通両側に・・・てえ考えるじゃん?真ん中にあるひとつの船のセットの手前と奥で分けるんだよ、敵と味方を。スゴイ発想過ぎるー!でもちゃんと何が起こってるのかは判るんだけどさ。舞台の作り自体が真ん中ターンテーブルメインなんだなー。
あと基本ミュージカルなんだけど、音楽にセリフを乗せて、普通に喋るところと歌のメロディに乗せるところを交ぜてるのがスゴイ。普通さ、喋りと歌は別だと思うんだけど。去年の演目はそうじゃなかったし、他のミュージカルでもあまり見たことない気がする(そんなにたくさんは見てないけど)
でもそのせいか、上手い人と下手な人の差が演技力以上に出てるのは気の毒だなあ。主役はさすがに大丈夫だったけどメインキャラでもタイミング合わない人いたよ?しかもオケは生オケでしょー。かなり難易度高いと思うんだけど、これ。他の公演でもやるのかなー?
16世紀ヨーロッパものだから衣装もきらびやかでゴージャスだったし、面白かったです。
一番最後に出てきた白づく目のティリアンが遠目に見るとまさに青池保子のティリアンの格好してて、ちょっとスゲーと思った。絵のまんま。
あとそうそう、今回のは音楽がスゴクよかったんだよな。つか、オレ好みの派手めで転調の多い曲。これサントラでないんかなー。
 
レビュー・オルキスの方は蘭の星(地球?)の話で全体にはタンゴ調。たぶんエルアルコンがスペインの話だからか?
去年のグランレビューの方がゴージャスだった気がする。終わりがちょっと物足りなかったなー。
でも途中の黒のスパンコール付きレオタードに極彩色の羽で「蘭」ってのは妖し過ぎてスゴかった。なんかこっちの想像力を軽く越えられたよ(笑)非日常過ぎるー!
そっちの方のインパクトが強くて、最後の大階段のパレードが普通だったからちょっと物足りなかったのかな。あと去年は大階段がこれでもかといわんばかりに長かった気がするから、そのせいもあるか。
塚って全体に衣装はセンス良くて結構かわいいなあ。色合わせとかキラキラ度合いが過剰だけど嫌らしくなくていいんだよな。(ミリタリー風のグレイッシュなカーキの衣装でスカートの裏地と靴と手袋だけが赤ってのがカワイかった!)
 
席がA席であまり端じゃないから見にくくはなかったんだけど、やっぱり出来れば2階の前ブロックで見たいなあ。次はチケ取り頑張ろう。うん、来年の正月公演も見に行きますよ?
一応去年竜馬伝のレビューはこちら

*1:これが好きでスペイン南部に旅行にあったことあり。←普通南の方は行かない