そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダーキバ#10「剣の舞・硝子のメロディ」

東映http://www.toei.co.jp/tv/kiva/ テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/kiva/
『俺は生まれ変わる。紅音也‥‥これからの俺は、お前の音楽の中で生きよう』


あああ、大村さぁ〜ん!
ああホントにもう名護憎い!名護ムカつく!名護、貴様が悔い改めろよ!お前の正義は間違ってる!人(違った、ファンガイアだw)の改心を信じないとは、ファンガイアにも劣るぜ!
話としては予想通りなんだけど、音やんが大村さんの作ったブラックスターを弾かなかったのがちょっと残念。結局ブラックスターは川(湖?)に沈めてるし、弾くべきときと聞かせるべき相手ってってのは何だったんだ?ブラックスターを弾いて‥‥ってんなら判るんだけど、ちょっと微妙。
でもブラックスターとともに眠りにつく大村さんというシチュが美しかったからいいか、な?沈めることに意味はなかったけどね。
 
ゆりと次狼の恋愛要素が、ゆりが本気だとすればちょっと鬱陶しいな。
うーん、その辺ゆりと誰か、音也と誰かが結ばれて恵が生まれたり渡が生まれたりするって話だから、恋愛要素は外せないと思ってるのかなー?もうちょっと進まないといいか悪いか判んないなぁ。ただやっぱりそういうところでは、困ったことに過去編が断然面白いんだよな(笑)え、別に困らないか。そうかw
単純なゆりと次狼はさておいても(ゆり、次狼さんをもう呼び捨てかよw)、音也のキャラの筋の通し方がちょっとカッコよかったよ。巨匠、音やん好きだろ?オレも好きです。つかピュアボでは武田くんが一番好きです。
過去と現在の見せ方も今回が一番スムーズで、展開と感情の流れで無理がないというか、入れ替わりのアイキャッチが要らないくらい。
大村さんと音也の繋がりは過去でのものなんだけど、それを上手く現在の渡と大村さんの繋がりにスライドさせて、渡が大村さんを信じる理由付けにしてあるのが上手いよ。これは脚本というより演出の見せ方の問題だと思うから、やっぱり今回は巨匠GJ!スバラシイ。
そして渡はもしかして音也パパの演奏、初めて聴いたの?CDとかなかったのか?世界的演奏家なのに。今音也はどこに?
 
とにかく今回は、こんな不協和音だらけの世界で音也の弾いた美しいバイオリンの音色だけを頼りに、ファンガイアの本能を抑えて22年間も生きてきた大村さんの健気さと儚さにやられました。これってそもそも世界は汚れているという例の「この世アレルギー」だった渡からしたらすごく共感出来るんじゃないかなぁ。
そういうところで渡と大村さんは、自分の世界の中心が同じ「音也のバイオリン」だった‥‥から判りあえたって話だよね。こういう美しいお話が本来キバが目指す「耽美」なんじゃないのか?音也が言ってたっていう「人間はみんな音楽を奏でてる」とも通じるし。こういう物なら見たいんですが‥‥どうして石田監督がキバのメイン監督じゃなかったんだ!?
アクションシーンもヘルズゲートを久しぶりに使ってるし、見せ方もカッコいいよ。
人間を襲うカエルファンガイア大村さんを止めようにも止められなくて逡巡する渡キバの苦悩を、ちゃんと入れてくれるところがいいよね。
でもあそこでトチ狂って暴れ回る大村さんの「なぜ」はちゃんと判りやすく描いて欲しかったかなー。もっと明確に名護のせいにしちゃってよかったのに。それなら名護と渡が対立する展開で納得出来たのにな。そうはしたくなかったのか?
好みとしては大村さんがあの工事現場に行ったことも含めて名護が絡んでて、音也のバイオリンのテープを踏みにじり‥‥な方が好きだな。で、渡はそれを知らないからどうして大村さんが音也パパとの約束を破る程怒り狂ってるのか判らない、倒すつもりでキックを放ったんだけどあえて外した、でも結局大村さんは名護に倒されてしまった‥‥の方が萌えです。そういうやるせない展開で、名護への行き場のない怒りをため込む渡ちゃん‥‥ってのがいいのにな。(オレ、妄想)
今回の話は大変に満足でした。面白かったー。
そういや今回、恵出てないよ‥‥いいのか?
あとスルーしてもよかったんだが、嶋さんの『これでハッキリしたな。おニャン子ファンには化け物はいない』‥‥意味が判りません(苦笑)つかマルダムールは基本おニャン子路線かよ?w そりゃ音やんの魅力は判らんかもな。
あとキバとイクサのベルトのシステムが似てるのは意味があるの?おもちゃの都合?


予告。結局ライダーバトル