そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ヴォイス〜命なき者の声〜#9

http://www.fujitv.co.jp/voice/index.html
今日のはながら見で十分。
大己が法医学に必要だと思ってるのは事実でも思いやりでもなく、真実だってのはある意味すごいよ。んじゃ、今までやってた探偵ごっこも妄想も、全ては真実(真実は事実と違うこともある)のために!ってことで、家族にとって残念な「事実」も死んだ人の「真実」である以上、隠すべきではないってことかー。(あ、一応事実は単なる客観で真実には主観も含むと思ってます)
でもだからといって、大己にそんなこと言われたくないんですけど。なんか回想シーン被せられると一見イイ話に思えるんですが、イイ話じゃないよな?
結局金よりもホントの思いってこと?でもお父さんは保険金が入ると思って命を賭けたんだよねえ?自殺と断定された以上、父さんの短絡さは責められるべきだけど、その上で「親父はバカだ」って思ってる家族にその思いを届けることで良しとする、あくまで亡くなった人にとっての真実を追求する大己のキャラがこのドラマってことですか。ううむ、それは正しいとは思うけど正しいことがいいことではないし、そもそもそういうオチありきの話の作り方がものすごく不愉快なので納得出来ません。まあそれは毎回そうだけど。
自殺か事故かでまったく死のありがた味が違ってくる話であっても、そこで感情で事実を曲げちゃいけない、事実を確認するのが法医学だってのは(佐川のやったことね)正しいけど、単純にお話として次回の亮介の病院の話が絡んでるからとは思うのはなんか納得いかねー。
他の仲間が、残された息子にお父さん擁護の発言してる時も、大己だけそうじゃなかったよ。とにかく、なんか人の痛みとか感情の揺れにまったく左右されない大己の人間性がすごすぎる、そんな話。あの家族は最終的に家族を思って死んだお父さんを許すことが出来るんだろうか?家族を思うお父さんの気持ちなんて、そんなの大己に言われるまでもなくわかってると思うんだけど、でもそういう行動を「バカ」だといいたい家族の気持ちは他人にとやかく言われたくないよな。