そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ボクらの時代

http://wwwz.fujitv.co.jp/bangumi/index.html

市川海老蔵×小栗旬×藤原竜也〜後編〜

イヤー笑った!海老蔵オカシすぎる!なにあの心無いウサン臭さ(爆笑)
あーしまったなあ、HDDいっぱいだから前編捨てちゃったよ。後編面白すぎたなー(笑)
海老蔵って大河の「武蔵」で認識したけど(歌舞伎の人って顔と名前が一致しないんだもん)、あれ自体途中リタイヤしちゃったんでそのあとのスキャンダルもろもろくらいでしか知らないけど、そういう意味では期待通りの人だなあ。
なんつかカリスマ的というか、ハッタリ人だよね。ちょっとウサン臭い企業家とかにいそうなタイプの喋りというか、適度に中身あるようなこと言ってるけど筋通ってるんだか通ってないんだかわからないタイプって言うか(笑)や、海老蔵の言ってることはすごく納得はできるけど、それに乗っかりたくはないというか‥‥(笑)
なんか彼の言うことって全体的に「お前が言うかー?」みたいなとこがあるんだよなあ。もちろんちゃんと実力はあるんだろうけど、ウサン臭さの方が先に立ってて、信用出来ないー(笑)
最後の方で藤原くんが「旬とは合わないと思ってた」って言ってて、オグリンが「そんなことないよ」って言ってたけど、絶対合わねーよな(笑)だってそのあとのオグリンが言ってること、誉め殺しだもん(笑)まあオグリンはそういうところ、それはそれ、これはこれで考えられるくらい頭いいと思うけどさ。
あとはそのオグリンが今後の展望として「俳優のための学校を作りたい」&「エキストラ派遣会社を併設したい」ってのはずいぶん立派だなあと思いました。オグリンはホント偉いなぁ。役者バカ一代だよ。前になんかのインタでもそういうこと、将来的に役者はやらないで何かを〜みたいなこと言ってたよね。
当然新人でもワークショップくらい行かされるんだろうけど、オグリンが見ててそれじゃ足りないって思ってるから「基礎を教える学校」なんだろうし。
実際大学の演劇コースってのはあるわけだから、そういうとこ出た人はちゃんと舞台なりドラマなり仕事してるし、そういうとこってたぶん裏方の仕事も見てるから、だから意識が高いってのはあると思うんだよね。つか海外の俳優って経歴見ると殆どみんな演劇学校は出てるはずだけど。
ただ日本は要するに、専門学校としてのそういうものが少ないとかレベルとして低いってことなのかなぁ。オグリンが言ってるようなものもなくはないと思うけど、意識としては低いと思うんだ。ああいうのって、何だかんだ言っても講師やトップの人の実績&知名度で決まるようなものあるし。講師の説得力ってあるじゃん?そこからはみ出る人‥‥ってのも含めてさ。
演劇は知らないけど、実際アニメや漫画の専門学校ってそういうものだからね。そこで学んでもプロになるとは限らないけど、そういうとこの生徒がオグリンの言う「意識の高いエキストラ」的にプロの現場で微弱戦力として使われてるのは実情だから。
でも基礎を教えてくれて、現場に触れる機会がある、その時の受ける教育のレベルの高さって、今言ったトップの人の実績&知名度なんだよね。だからオグリンがそれを言うことの重要性は大変意義があると思うんだ。オグリンって役者として、まだまだ昇ることはあっても落ちることはないだろうからねぇ。
まあでも日本って芸能面では、古典的なものを除いてドラマや映画の世界で活躍する人たちには、実力よりも初々しさとかおおぼつかなさを求める向きもあるから、そういとこで見る方(消費する方)の意識の問題もあるんじゃないかなー。未成熟なものを育てる意識が強いというか(某Jr.とかさ)、発掘して育てるのは当然としても、現場レベルの人間だとむしろ自分色に染めたいとか?それにはへたな基礎が邪魔だったりすることもあるだろうし、即戦力でも扱いが難しい理屈捏ねる新人よりは、自分の言いなりになる新人の方が使いやすいって人いるだろうし。(そゆの好きだよねー、日本人って(^_^;)
まあいろんな意味で役者本人の才能レベルの問題ではあるけどね。
そんな真面目な話はともかく、海老蔵アリゾナ修業の話に簡単に乗る伊藤英明は面白すぎるよ!まさに天然?熱い男?それとも単にバカなのか?ああ、いいなぁー伊藤は自由でー(笑)
まあ役者って、それくらいフットワーク軽くてスケジュールに融通きく方が楽しいような気がするよ。エエ話や。
 

追記。

レス不要って言われたけど、補足的に。
>結局日本のドラマ業界って人気先行だから力をつけるまで待ってられないからだと思う

それは思ったけど一応別の話だからと思ってここでは触れませんでしたが、欧米と違ってドラマ視聴層の分母の問題で俳優の消費サイクルが早いのと、日本の、特に若手俳優って、デビューした段階では本人の生き方や職業選択の問題じゃなくて、周りの力で売り出す商品だから‥‥って気もします。その中で意識を高めて俳優、もしくは別の道で成長出来る人はいいけど、そうでない人は消えて行く‥‥ってことじゃないかなあ。
あまり「芸」として一般人と芸能人のボーダーラインがないから、「人気」で勝負って感じだとか?
関係ないけどハリウッドは映画スターとTVスターは完全に線引きされてるから、人気も実力もないと生き残れないってのは当然だからかなあ。歌が下手なのに歌手が出来るのも日本だけみたいだし(^_^;)
 

コメント代わりの追記。(16日午後)

オレの記事はエビゾー笑えるーゲラゲラって記事なのでアレなんですが、演劇経験者の(って言ってよかったんでしたっけ?)quonさんがもうちょっとまともな記事書かれてて、そういえば‥‥と思ったことがあったので追記。あちらは今コメント出来ないので。

この番組の中でオグリンが行く行くは役者をやって行く人の学校と同時にエキストラ会社を作りたいって言ってて、現状のネットでエキストラを募集して素人が指示どおりに動くだけのやり方を嘆いてるんだけど、私これ聞いた時に思い出したのがさら電のクライマックスでタロズと戦う死者軍団でさ。あれってJAEの人たちだよね?

そういえばオレちゃん、まさにそのネットで募集エキストラで「メイちゃんの執事」1話のエキストラ(料理対決のシーン)に行ったんだよね。すっかり忘れてました。わはは。
で、思ったんですがオグリンたちが嘆いてた「ネットで募集」なんですがこれについてのメリットデメリット、たぶんオグリンたちの言うことが無理そうな理由を補足って感じに。
ネットでエキストラを集める理由として一番大きいのはたぶん、「報酬を払わなくていいから」ってことだと思うの。その報酬の代わりになるのは「芸能人が間近で見られる」ということ。
たぶん一般人で単純にお芝居に興味がある人やTVに映りたい人も来てるかも知れないけど、殆どはそれだと思う。そういうタダトラ(って言ってた=タダのエキストラ)の人の待遇はといえば帰りに番組の粗品を貰えるくらい。全部自分持ちで、ちなみにメイちゃんの場合14時間拘束でお弁当は一食分。やることといったら、カメラ位置に合わせて移動しつつ、ニギヤカシの観客役ね。
オグリンと藤原くんが言ってた「スポーツシーンの観客エキストラ」ってこういうレベルのことも入ってると思うんだけど、実際こういうモブの人たちには芝居は求められてないのね。指示通りにワーキャー言うだけだから。
でもオグリンたちが言うレベルでエキストラをやらせるとたぶん報酬が発生するから、それが現実的には無理なのは、そういう100人200人を一日拘束する報酬なんて番組には払えないだろうと思うから‥‥ね。
で、ネットのタダトラとは別に同じモブ役でもプロダクションから派遣で来てるプロトラの人たちがいて、シーンに合わせた衣装を着てたり、モブだけど少しでも芝居が発生したり、ある程度画面に映る可能性がある場合はプロトラの人がその位置にいるのね。例えばメイちゃんだと剣人が蹴った警備員が倒れ込む群衆はタダトラだけど、それを受ける最前列の数人はプロトラの人って感じね。
プロトラの人は(おそらく劇団系やパート登録の副業でやってる人たち)待遇が違ってて、休憩所やお弁当もあって、当然報酬が出る。
つまり、オグリンの言うエキストラ派遣会社ってのは現状のそういうプロダクション所属のエキストラと同じなのね。で、たぶんquonさんがいう「死者の軍団」みたいなのの場合、やっぱり仕事としてはプロトラ、つまり演技が出来る人で揃えるとは思うのね。
オグリンは要するに、演劇学校の生徒をエキストラに出して勉強させようと言うことなんだろうと思うけど、それって結局プロトラと同じだから、やっぱりタダでモブの群衆が欲しいという場合、ネットでタダトラを募集するという状況は無くならないと思うのですよ。

ドラマの現場に入るのが“役者”ばかりならできるもののレベルが上がるのは当然なんだけどさ。でもオグリンの思うほどうまくいくかなあ、と思うのって、技術や百歩譲って心構えは教えられても、やる気の出し方なんて誰にも教えられないからなー。

こっちは例えば、漫画の専門学校と似てると思うのね。(アニメの場合は特殊技能が必要だし、ぶっちゃけ絵の才能がなくても描くことが好きなら訓練次第でアニメーターにはなれるから)
漫画の専門学校が出来て大きく変わったのは、「学校に入ればプロの漫画家になれる」という意識の持ちようね。(当然だけど、実際は才能やる気もろもろでそういうものではない)高校卒業して、漫画が好きだというだけで専門学校に行き、授業は受けるけどプロになれるかどうかはわからない‥‥というのと同じように、俳優専門学校もなるんじゃないかという予想。
ハングリーさは確実に無くなるし、才能が拾えるかというと、漫画と違って俳優=芸能人になるためには街のスカウトもあるし雑誌のコンテストもある、むしろ才能がある人はそっちで出てくるという可能性の方が大きいと思うのね。そして演技の基礎を学んでも、それを実践する場がなければ意味がないというのも現実だと思うし。エキストラに発声の良さは求められんだろ?
むしろそういう意味では発掘中の新人のためのワークショップスクール‥‥かな。
ただ小栗構想では、基礎が身に付くのは当然として、生徒が本格的な現場で一流の俳優の演技を間近で見ることで(そこで講師の伝手が有効)やる気が刺激されるという利点はあると思うんですよ。それこそ小劇団で実践するよりも確実に上手くなる可能性はあるわけね。上手くいけば小栗学校の生徒ということで大物俳優と話すチャンスもあるかも知れないし。(普通のエキストラは話せない)そういうのはメリットだと思うんだ。
そういやこの手の物では仲代達矢の「無名塾」とかあるけど、ああいう本格的なものってわけじゃ、たぶんないんだよね?発声とかカメラへの意識とか、用語とか、そういう技術的な、本来現場で覚えるようなものを教える専門学校ノリなんだよねえ?
まあその必要性はともかく、オグリンがそういうのを作りたいって思うことは、俳優たちの意識の持ちようとしては大きいと思うなぁ。素人のままじゃダメって言われてるってことだからなー。
実際出来る人は教えなくても出来るし、出来ない人は出来ない。でも出来なくても俳優の個性ってそういう問題でもないのが難しいところなのかもしれないねえ。教えるにしても俳優になりたいって人の場合、みんなが教えに素直な人間とは限らないから。(と思う)