そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

名探偵の掟#9(終)

http://www.tv-asahi.co.jp/meitantei/
んー、見てないから判んないけど提供バックってダ・ヴィンチコード的な?クライマックスの盛り上がりも何となくそんな気がしたんだけど、見てないから判んないやw
それはともかく前回前々回の出来のよさをすべて台無しにするヒドイ最終回。メインの脚本家が一番無能ってありなのか?そもそもこれ、「叙述トリック」って言ってるけど、叙述トリックってのは最終回ですよっていっていつまでも引っ張ることではなーい!
原作は確かに叙述トリックだった気がする。最初の方に殺されて退場したハズの探偵が実は天下一で、しかもそれはカモフラージュで実は死んだ振りをして他の探偵を殺してた犯人も天下一だった‥‥だっけ?叙述トリックのネタは天下一の一人称で始まってたのにいつの間にか途中だけ三人称になってて、天下一の存在を読者に悟られないようにしてた‥‥だと思ったけど。
ドラマはストレートに死んだはずの人間が生きてて犯人だったってだけでトリックとしてもよくありがちで、どうも素人探偵をもてはやす読者の期待に応えるとか、本格推理批判を180度転回させたゆえの本格推理礼賛になってないような、この話じゃ。最後何で天下一が犯人諸共自爆するのかも判らんしなー。それが読者の要望なのか?そのもっていき方は原作の話の意味とは違うだろ。
どうせ最終回ネタで引っ張るならラス1の話でやればよかったじゃん。最終回じゃないのに最終回ってやたら登場人物が言うのw
というか、あのオチなら藤井刑事目線じゃなくて天下一目線でもよかったのになあ。原作通りっぽく本格推理と読者受けを悩みつつ死んでいって、はっと気がつくと別の設定だった‥‥とかさ。ああそうだ、七瀬ふたたび→エディプスの恋人展開でいいじゃんよw
まあそういう話の酷さはともかくとして、名探偵アルキメデスが湯川センセイそっくりのみっちーとか、芸者探偵が三浦理恵子だったりなんちゃって女子高生探偵が雛形あきこだったり(雛形で女子高生はないだろと思ったらなんちゃってとは)、推理小説研究家が夏八木勲だったり、何だかこの枠的にありな感じのいかにも2時間サスペンスに出てきそうな人ばかり‥‥ってのが笑いどころといえば笑いどころ。どうせなら富豪探偵とか出せばよかったのになあw
つか湯川モドキ、藤井刑事のお見合い相手にもなってるってどういうことよ?ネタ使い回しすぎw
でもって大河原警部が逮捕‥‥もそういや原作通りだけど、刑務所がグァンタナモで(なぜ南米、しかも無くなったろ)前回の金田警部がいて、身代わり立ててプリズンブレイクとか、ネタ的には判るんだが未消化すぎる。
冒頭の「死亡フラグ」フラッグ(旗)とか細かいとこは笑った(笑)
つかオレ、感想書いてても日常でも、お約束なベタ展開で「死亡フラグきたー」とかアホみたいなので言わないようにしてるんだけど、相方は死亡フラグの意味を知りませんでした。マジかよ。 *1 まあ劇中でちゃんと説明はしてくれてたけど、もっとベタなお約束で死亡フラグ立ててくれても良かったと思うぞ。あれじゃ判らなくても無理はねえ。
まあ後半はキャストもこなれて、翔太もちゃんと役を掴んで馴染んできたんで面白くはなってきたのに‥‥と思うと、この最終回はいろいろビミョーだなあ(^_^;)まあキャストが馴染んできたっていっても最初から上手かったのはちすんで、なんとか安定してたのは入江くんってとこですが。まあいろいろ惜しかったとこがあるドラマではあったなぁ。

*1:スラング的な「フラグ」ってこと自体知らんかったもよう。ちなみにこのフラグってのがそもそもコンピュータープログラミング的に「0」(なし)か「1」(あり)かという判断において、"あり"な時に「1」を立てるんだけど、その"1"が旗に見えるから‥‥というトリビアは間違ってないよな?一応これでも昔プログラマだったんですが。でもゲーマーじゃないから「○○フラグ」って言葉は使わないの。