そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

赤鼻のセンセイ#5

http://www.ntv.co.jp/akahana/
初っぱな、八重樫がああいう嘘を軽くついてしまえる子だってことにちょっとショック。嘘をつくことの是非が自分の中でたいして問題にならないのは、あの環境だからかなぁと思いつつ、今回のテーマは「嘘も方便」なわけですが。
和田と八重樫は結構仲良いのに、和田が嘘をつかれることが嫌いだってことを知らないワケじゃないよね?たぶん八重樫の中では、病気と向き合うことの対処として「嘘も方便」があるんだろうし、変なところで達観してる八重樫としてはそれは大人たちが自分らのことを気づかってくれる思いやりだってことはわかってるからだろうけど、参太郎が言うようにやっぱり嘘つきは泥棒の始まりって方が教育的には正しいかと。戻したからいいじゃんって話じゃないよな。
というかあの状況で病状に関わることで嘘をつくってのは和田に希望を持たせたいってことで、それは自分より病状の重い和田にどう接していいのか判らないっていう八重樫の気遣いでもあるけど、薄々自分がもうダメだって気がついてる和田にとってはそういうことで気づかわれるのもイヤだってことじゃないのかなあ。「嘘がイヤ」ってそういうことだよねえ。
課外授業が和田の体調に左右されるってのも他の子からしたらヒドイ話だと思うけど、行けない自分の代わりに八重樫にひまわり畑を見てきてくれって言うのって、なんか遺言めいてると思うのよ。そんなとこで和田っちの遺言聞いちゃいけないと思うよ?太川先生がホントのことを言ったのもそういうことだろうし、そういう気遣いをするのは和田の病状の重さを認めることになるもん。
そこんとこで和田と八重樫の仲がどうなるのかハラハラしてたら、空気読まない参太郎が空気読まないタイムカプセルを持って来て、逆に希望を持たせてくれてちょっとホッとした。小学生の子が考えるにしては気が利いてんじゃん?そういうのって受け取りようによってはイヤミだろうけど、そこまで生きて欲しいって言う素直な気持ちだと思うし、参太郎が「和田っちガンバレ」って思ってる病状に対する認識レベルもたぶんそれと同じ程度なんだよな(笑)
その参太郎は知らないはずのタイプカプセルが八重樫の和田に対する気持ちで、太川先生的な言いようだと病気を治して自分で掘ればいいっていうんだろうけど、八重樫がどうしても和田に持ち帰ってきたあげたかったってのは、和田の病状云々で気づかう気持ちよりも、もう死んじゃうかも知れない和田にそれを見せたかったってことで、どう接していいかわからないから自分が出来ることをしてあげたいって気持ちなのかなーと。
まあその辺とか、あと自分が今までで一番キレイだと思った景色を八重っちに見て欲しいっていう和田っちにはちょっと萌えw
和田っち、助からないのかなあ。たぶん死んじゃうこと前提で話進むと辛いですが、参太郎がそれなり和田の笑顔に貢献してるってことがちょっと慰めかなあ。お父さんはもう諦めてんだろうから余計に。