そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

メアリー・ブレア展

http://www.ntv.co.jp/mary/

終わる前にサクッと見に行きました。そんなに混んではなかったかな(ジブリ展比)
そういや絵自体は見たことあるけど、名前は全然知りませんでした。もともとオイラはディズニーって不案内だし。
だからディズニー的にこの人の仕事がどれくらいの比重を占めるのかはよく知らないけど、この人のために新たなる職分を作ったくらいだから、たぶんすごく大きいんだろうなーって感じで見てたくらいです、スイマセン。
最初の頃の絵は絵柄はカワイイんだけど色使いや雰囲気が暗くて、というかそれ以前に写真見てこの人性格悪そーと思ってたんですが、まあそうだろうなという感じ。(主観的感想)
そもそもファインアートの人だから絵が上手いのは当然だとしても、途中からグラフィックデザインっぽい絵になってくると、だいぶイラストって感じになってきて色使いも面白くなって、見てて楽しくはなったかな。そもそも色つきの紙や地色を塗ったとこにガッシュ使ってるから、なんというか背景挿し絵みたいなんだよね。でも絵本みたいで、ディズニーでは「コンセプトアート」として絵を描いてたみたいだけど、それ自体がイラストとして成立するくらいに完成度は高いなあと。
まあ転機になったっていう南米旅行以降は全体にグラフィックアートで、広告の仕事なんかも面白かったです。
ところが、イッツアスモールワールド辺りから(オレ主観ですが)なんか気が狂ってきたというか、オレが思い出したのは草間彌生ですが、絵柄はカワイイけど相当いっちゃってるなぁ‥‥って感じ、更に好きなもの描きだした晩年の油彩画とかがまたものごつくて‥‥(苦笑)つーことで、途中のグラフィックアートっぽい絵は良かったです。色彩はやっぱりキレイだし、あの時代、ホントにああいうの描く人いなかったのかなあってことではやっぱり先駆者なのかな?なんかさ、よく女性向けの雑誌とかの適当にオシャレなイラストがこれに端を発してるんだなってことはよく判りました(苦笑)いやホントにディズニーを通ってないって、そんなもんですよ?というかあんまりこういう絵には興味なかったし。
でもやっぱり本家本元は凄みがあったんで見て良かった。(なんつー消極的な感想だw)
最初の頃の絵が暗いのはちょうど第2次大戦前なんで世相かなと思ったんですが、年表見てると戦争中にディズニーって南米に取材旅行とか行ってるんだよね?それくらいだよな?なんか、ちょうど白洲次郎のドラマ見てたせいか、あまりの文化度の違いにボンヤリしちゃったよ(笑)ホントにアメリカは戦争してたのかよw
若い女性も多かったけど、基本「カワイイ」押しだよね?(やたら暗い暗い言う女がいてウザかったし、関係ない雑談しながら見てるやつらいてムカついたよ)
カワイイけど、ホントに内に秘めてるのは狂気だと思いますよ。原画を見ると、何かいろいろな怨念がこもってそうです‥‥暗いというよりドロドロ系。何か積もり積もったものがあったんだろか。まあ絵はそれくらいの方が面白いんだけど。