そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ディケイド・講談社ムック

まだざっとしか見てないけど、おおまかな資料にはいいかも。ちょっと高いけどさ。映画も込みで順番通りに掲載されてるんでわかりやすいし。
それよりあまりにマニアックだと思うのは、紹介写真のライダー名のところにスーツアクターの名前も入ってるところですよ!なんというマニア仕様!つか、空気読みすぎですよ、講談社!(笑)それはその手のファンには最強の資料です。
オマケ的に白倉プロデューサーのインタビューとかもあるけど、これはライダーマガジンに載ってたヤツの抜粋版らしいです。立ち読みだけして、あれ買ってないから助かった。
このインタで重要なのは、ロードムービーというキーワードで広がったディケイドの世界が、「旅そのものがディケイドである」という結論に至った経緯と、士という主人公の立ち位置かな。士に限らず他のキャラのスタンスとして「士が取材、夏海は出張、ユウスケが放浪で、大樹が観光」ってのは言い得て妙だと。
鳴滝が言ってたディケイドの存在が世界の破壊だってのは、案の定、異物であるディケイドがいること自体が世界の破壊につながるってことでしたと。
白倉さんは「西遊記」を引き合いに出してるけど、どちらかというとそれってやっぱり「水戸黄門」だと思うんだよね。
それぞれの世界に行っても主人公一行は世界に積極的に関わってはいけない、でも枠組み自体は知り尽くしていなければいけないってのは、まさに水戸光圀さんじゃないかって思うんだ。あくまでもその土地のことはその土地で解決、黄門様たちがいなければ成り立たないような世界を残していってはいけないってことで、似てるんじゃないかなあと。その上で「枠組みの頂点に属する」「世界を知ってる」ってことで枠の外から超法規的手段で手助けができるってのは異物も異物、普通の人じゃないってことでの強みだし、異物=ジョーカー的だと思うのだ。
そんな結論でOK?