そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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侍戦隊シンケンジャー#34「親心娘心」

http://www.toei.co.jp/tv/shinken/http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/


まー靖子たんがこれで良いと思ってんなんらいいけどーって感じの話。悪かないけど面白くはないな。監督が長石監督だってことで、子供をさらうネタといい、そのまんま昔特撮(笑)
あ、長石監督の仕事が悪いっていうんじゃなくて、監督の仕事は完璧です。ものすごく昔見たことあるような画面というか、外ロケの田舎風景っぷりといい、廃工場をわざと昔っぽく撮ってることといい、あえてこの絵面なんだろうし。このネタに対してこの選択は正しいよな(苦笑)

賽の河原のごとく子供をさらって石を積ませては壊し、その絶望で三途の川の水を呼び込む‥‥ってアクマロさんの作戦に、いかにも納得って風なこと言ってるシタリさんですが、アンタ前にそういうことやんなかったっけ?あの世とこの世を繋ぐ井戸を作るために若い女さらって斧で叩き殺して三途の川の水を呼び込むとか何とか‥‥まあそっちの方が非道なやり方ですが。それともアクマロさんのは生温いって言いたかったの?(苦笑)
まあ作戦が成功しようがどうなろうが、必要なのは子供をさらわれた親の悲しみを見せたいだけってことで、話のメインは茉子ちゃん親子。
むしろこっちが含みありなヒドイ話だと思うけど、先代シンケンジャー、既出の先代レッドは男親だからともかく、先代ピンクは主婦なのに戦ってたんですか?というかどれくらいの期間?単純に伊藤かずえさんの年考えても結婚して数年経ってる20代半ばでシンケンピンクとして戦ってたってことになって、そもそも茉子ちゃん産んだりとかどうしてたの?そんなにシンケンジャーって人手不足?世代交代は?結婚引退とかないんですか?むしろそうさせてたお祖母ちゃんが‥‥って話か。
というか、先代レッドは戦いで亡くなってるからともかくとして、そうじゃない人間たちのその後としてはヒドイ話ですよ。夫婦揃って幼い娘のことを省みることも出来ないくらいの心身への後遺症とか、それなのに同じような状況になるかも知れない娘を侍修業させるとか、そもそも自分の娘がそんな状態になってるのに、孫にも更に同じ道を進ませようとするオソロシイお祖母ちゃんとか、靖子たんの中では白石家の人々の方が志葉家より激烈に容赦のない侍道、レッツ武士道!なんでは?
そして改めて茉子ちゃんの抜けた後は自分の会社がその分をサポートするからとか白石パパ(婿養子)が言ってますが、えーと、志葉家に仕える侍家系として他にもそういう家があるってことですか?シンケンジャーの活動資金源はそういうところでしょうか。志葉家も実はいろんな事業を展開してるんでしょうか。本家でなくとも分家とか。政財界に繋がりとか?さまーうぉーず!(笑)
あ、今思ったんだが、現当主は丈瑠にしても、彦馬じゃない祖父のじいさんとかいてもよかったんじゃないかなぁ。それこそ先代レッドの供養のためと外道衆封印のために隠居して出家してるとか‥‥せっかく寺話あったのになあ。表に出てこなくてもそういう人がいるといないとじゃ、話の設定の奥行きとしてかなり違うと思うんだけど。オレならそうする。
というか、志葉家に仕える侍の家として、やっぱり子供同士がまったく面識ないのって変だと思うんだけどなぁ。いつか戦うつもりでみんな侍修業してたわけだし。あの4人だけじゃなく他にもそういう家があって、その中で優秀な4人でいいんじゃないか?こないだの榊原家の話もそうだけど。その方が説得力が‥‥裏を考えるならそういう方向に考えて欲しいなぁ。
まー、そこら辺の何かありそうな含みはともかくそれをまったく話自体に絡めない上っ面な脚本だったけど、監督的に茉子ちゃんの心情は描いてたのはよかったです。でも面白くはないよ。
そういやなんでナナシでヤグラ?w


予告。やっぱり全合体なんですか‥‥(笑)一応ヒロのモヂカラは伏線だったのねん。
監督ローテのバランスとしては来週の方が力入ってるのかなあ。