そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

新・美味しんぼ3海原雄山vs究極七人のサムライ!

http://wwwz.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2009/09-264.html
何だかんだで「美味しんぼ」のドラマはちゃんとチェックしてるんですが、今回は相当驚いたですよ!何これ、前衛ドラマ?新しすぎる!(笑)つか、それを劇中キャラに突っ込ませるなよ!どゆことですか?(笑)コメディ演出じゃなくてむしろ前衛だと思う。北海道旅行の描写、松岡が飛行機の模型持って画面にINしてきたときどうしようかと思った(笑)
2年ぶりってことだけどそれ以前にキャラが違いすぎというか、少なくとも山岡はもう原作の山岡じゃないよなあって感じのドラマオリジナル?あと栗田さんがなんかウルサイ(苦笑)(優香がウルサイってワケではない、むしろビジュアル的にはカワイイ)見てるうちに違和感はなくなったんでいいんだけど、相当な改変かも。というか今回のドラマは完全に料理バラエティだもん。でもちゃんと最後まで見たらテーマ的なこともあるし、話としてはわかりやすくはなってるかな。
物語の芯は「もてなしの心」で、孤高で料理を芸術と見てそのために人を傷つけてもいいと思ってる海原雄山に対し、今回チームを作って“7人のサムライ“として雄山に挑む士郎の料理の知識が人を助けるってことになってるし。しかも士郎が経費使いすぎで使えねーってことで社内人事でたらい回された揚げ句、結果としてチームになるってのは上手いなぁ。
ドラマ自体は、原作をもうまったく読んでないから今どうなってるのかわからないけど、話はどうも原作をあちこち持ってきて繋ぎあわせてる感じでそういう意味では原作は使ってんだよね?その散漫なネタの羅列を繋いでる演出があまりにも力技すぎる上に、演出自体が意欲的すぎるというか新しすぎるというか、もし邦画でこれ見たらどうしていいのかわからないくらいの斬新さ。スゲェ。
小ネタがまたなんというか、田中義剛連れて来て花畑牧場の生キャラメルネタとか、山下真司くいしん坊!万才ねたとか、松尾諭でドラマのSPネタとか、たぶんもっとあると思うけどベタというかイイ感じです。そして仲里依紗の胸の谷間とヒラヒラミニワンピから覗く太股はサービスでしょうか?(笑)ナーイスw
今回、脚本が樫田正剛、監督が浜本正機というオレ的にはあまり見ない名前だったんですが、制作がオー・エル・エムってとこみたいなので、なんかフジの新しいチャレンジなのかなあ? *1
まあ今回のドラマの演出は相当視聴者を選ぶと思うんだけど、これ評判どうだったんだろ?話は途中の破天荒さに比べて、ちゃんと落ちるところに落ちてるし、キャラ話の後始末も全部キッチリ拾ってるからかなり優秀だとは思うけど。仲が悪いのが大前提の士郎と雄山の対決の最後に、雄山がその対決を息子との繋がりとして楽しんでる風だとか、最後に栗田さんが焙じ茶入れるとこに士郎のお母さんを被せるとことか、すごくよかったし。(というか珍しく優香が綺麗に見えたよ)
オレは2時間10分一気見は、いつものごとく最後に対決があるって前提の食材探しとか料理人探しなパターン展開じゃない、通して大きなストーリーがある風じゃないから最初しんどかったけど、何となく全体が掴めた半分辺りから面白くなってきたんでアリかな。長くて細かいネタ繋いでるわりに流して見られない演出なんだよなー。
というかこれ、1時間ドラマはしんどいけど土11枠の正味36分で1クールとかやればいいのにと思った。それくらいならこの演出、かなり面白いと思うなぁ。
それにしてもまた美味そうな料理がてんこ盛りで、これに出られる役者さんたちはいいなぁ。ローストビーフ食べたくなった。あと最初の雄山の粥セットも!
そういや今回ちょこっと絡んでたカメラマンのお友達の若い料理人が誰だろうと思ったらEXILEの人だったんだけど、こういうポジションって以前ならジャニじゃなかったかなあ。最近至るところでEXILEみるけど、どうもイマイチピンと来ないんだよなー。むしろ邪魔。(劇団EXILEの存在は知ってますが‥‥)

*1:今調べたら、ポケモンとかやってるアニメ制作会社みたいね。実写もやるんだーと思ったら、そっちの方は百鬼夜行とかケータイとかもろもろわりと馴染あるタイトルが。つかWikiみたらかなり馴染あるとこだなー、ああ〜って感じ