そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

劇場版・宇宙戦艦ヤマト

先週、久しぶりに見たヤマトがあんまり面白かったんで中途半端に感想を書いたまま放置してるのを見つけたよ。せっかくだから上げとく。一応完結編は見に行くつもりはあるんだが‥‥
 
そういやこれは総集編映画だったw しかも最後にデスラーの攻撃がなくてコスモクリーナーDの試運転がなくて雪の「だって、古代くんが死んじゃうっ!」がない映画。ハッピーエンドで地球に戻る映画。もちろん沖田艦長はあの名セリフ「地球か‥‥何もかもみな懐かしい‥‥」を呟いて亡くなりますが。ちなみにここで報告のために第一艦橋にやってきた佐渡先生が、みんなの喜ぶ様を見て何も言わずにしょげるところが好きです。いいシーンだよなあ。
ってことで改めて見るとヤマトカッコいいなぁ!沖田艦長サイコー!
「男なら、明日のために今日の屈辱に耐えろ」とかカッコよすぎる!松本イズム!「バカめ、と言ってやれ」とかステキすぎ!この初っぱなから、ヤマトってこういうドラマなのだ、とかます感じが好きだよ。これ第一話なんだよなーw(そういうとこが「さらヤマ」ではもうなくなっちゃって、愛だのなんだのの物語になっちゃったのは残念ですが)
ところで初期ヤマトの面白さって、大ピンチを切り抜ける沖田艦長の作戦の意外性の面白さだなあと思ったよ。思ったんで忘れないように言っとく。
や、だって腐食性ガスから逃れる戦法とかカッコよすぎる。毒をもって毒を制すでガスから逃れるために太陽に向かうのはともかく、目の前の回避出来ないコロナの大爆発を波動砲で撃てとか、シビレルよ!今そういう面白さでストーリーを引っ張るドラマって、あんまないような気がして逆に新鮮!と思った。
子供心にもカッコよかったのはドメル司令官の七色星団戦だけど、こういうドメルの正々堂々さとか、デスラーの非情だけど筋が通ったとこが、最後に古代が言うように話し合って判り合えるかどうかはともかくとして、それぞれに引けない事情があるってことでどちらにも感情移入出来るとこだよなあと思ったり。
デスラーは、「ガミラスに下品な人間は不要だ」よりも本星でワインを持ってくる副官に「私は今戦争をしているのだよ。私の一番楽しい時間を下らん飲み物で邪魔しないでくれたまえ。」の方が好きだな。カッコイー。戦争肯定とか言うより、デスラーが本気だということがいいというか。その前の古代の「船はやっぱり海の上だなあ〜」って暢気に濃硫酸の海で寛いでるのもいい感じですがw バカだな、あいつw
そういやこの映画って総集編映画なのに、やたら細かい描写はちゃんと入れてたんだなあと思った。
オレ当時 *1 からヤマト発進のシーンスゲェ好きなんだけど(あの爆発の雲の中からヤマトが悠然と出てくるところがシビレルのよ)、あれでヤマトが発進したあと昔の大和の発進エピを入れるとこがヤマトという作品のすごさだと思うんだけどさ、あの漁師が息子に「日本の男の船だ」と言い、ナレーションで「二度と帰らぬ覚悟の決死の出撃をした」っていうとこ。ものすごく唐突だけど、ここにこのシーンを入れる、しかも総集編映画でもそれをはずさないということに、改めて「宇宙戦艦ヤマト」の何たるかを見たなあと思ったわけです。あの発進シーンって、重いよなあ。だからこそ沖田艦長の決意とか覚悟とかが最後の名セリフに集約されるし、その対比の戻ってこれた隊員たちの喜びも重いなあと思うのですよ。まとめて2時間半くらいのわりに内容濃いんだよなー。
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*1:リアルタイム放送時、裏が拝辞と猿の軍団だったんですが、オレは猿とヤマトを半々くらいで見つつ、なんでかハイジも見てたってぽい。その後夕方の再放送で本格的に全話見てハマった。やっぱり真田さんの人間爆弾とか相原の宇宙遊泳、藪の森雪人質造反事件とかは、何となく当時っぽい感じの語りぐさエピだよなあ(笑)←特にこれ、当時小学生のオレでも女一人でどうすんだ‥‥とちょっとアレなことを思いましたw