そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

デュラララ!! #1

http://www.durarara.com/
オハナシの雰囲気としては完全ラノベの、っつってもオレラノベ好きじゃないからいわゆるラノベは読んだことないんですが、それっぽい感じ?
というか、この手の物の周辺事情もよく知らんのだが、こういう池袋モノって石田衣良の「池袋ウェストゲートパーク」(通称・IWGP)以降のメタ的な意味も含んだ、ああいう世界観に依った「そういうモノ」として成り立ってんだろか‥‥ということをふと考えてしまったよ。IWGPはウチにはあるはずだけど「骨音」以降オレはリタイヤ気味ですが。
世界観としては菊池秀幸的な魔界都市の「新宿」や馳星周的な「新宿・歌舞伎町」、若者文化としての「渋谷」的な記号的世界観というか、ちょっと物語上のご当地的な?ファンタジー入ってるって意味でね。そういう意味での「池袋モノ」みたいな共通認識があって成り立つ物語〜みたいな感じね。現に主人公の帝人って完全にIWGPを知ってて、そのフィルター通して池袋を見てるし。見てるんだよな?いやカラーギャングがどうのこうのって細かいことでじゃないけど。
オレはたまたま20年くらい前に池袋の会社に何年か勤めてたことがあるんで、ちょうどああいう雰囲気、第二の渋谷的な意味で埼玉上京組の若者が集う池袋の雰囲気はそれなり知ってるから*1、やっぱり上京wしてきた主人公があの池袋に身構えちゃう感じってそれなり判るし、それはそれで面白かった。オレは池袋嫌いだけど。
なんでキライかっつーと特にサンシャイン辺りの、あの巣鴨プリズンの怨念渦巻く閉塞感のある雰囲気はキライ、というか気持ち悪いんだ。(別に霊感はそんなにないんだけど)ただそのせいで池袋がああいう妙な磁場があるってのはわかるし面白いと思うけど、オレはあんまり行きたくねー。(だからあの辺のオタク文化的なものもキライ)
それはともかく、そういうことを踏まえての首なしライダーの都市伝説が池袋の雰囲気っぽいとか、いかにもラノベ的な話っぽく冒頭からのモノローグがいかにも何か含みありそうでその実何も語ってないって辺り、何かああラノベだなあ‥‥と思わなくもないんだけど、対象年齢的にはあれでいいのかも。まあ出来は良さそうだし、展開としては都市伝説とネットのなんやかんやとか、そこら辺の見せ方上手いしちょっと先が気になるから見てはみるかな。1クールくらいだよね、きっと。
大体なんでこれ見てるかってーと、キャラデザが岸田隆宏さんだからってことで、同スタッフの「バッカーノ!」が面白そうだったんだけど結局本放送も再放送も飛び飛びで全部見られなくて(予約入れとけって話だ)、何となくその流れで見てるって感じなのだ。バッカーノは未放映分があるからDVD借りてくるかなーと思っとるが。レンタルにあるんだろか?
岸田さんのキャラは「ヤマトタケル」から好きだったんだけど、やっぱありがちな萌え絵じゃないってだけでも見てて落ち着くなあw 絵的にはバッカーノ!の方が好きだけど。

*1:池袋がああいう若者のたまり場的な街になったのはP'パルコが出来た15年くらい前からなんだよね。西武とパルコだけの時はそんなでもなかった