そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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侍戦隊シンケンジャー#46「激突!大勝負」

http://www.toei.co.jp/tv/shinken/http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
『命をかけて支え続ける。落ちぬように、我が殿として!』


先週がああだったもんで、もう別の意味で楽しみすぎた今週。明日まで取っておけない、すぐ見るぜ!ってな感じのテンションに魔法が答えてくれたぜ。今さらだけどな!w
この間違いまくった設定で展開する番組の中で、影武者・志葉丈瑠の物語としてやたらめったカッコよくて面白くてドラマチックな美しい展開、おまけに戦隊にしてはスロー多用、冒頭の丈瑠VS十臓はスピーディで今までにないカッコよさとか馬カッケーとか、ロボ戦で変なインサートとか何じゃそらと思ってOP見返したら、なんでここで柴崎たん!
ああやっぱり柴崎たんは間違えないなあ!演出としてドラマ面でも映像美でも。最後の最後でものすごく面白いと思える回があってよかった!丈瑠のお話として、彦馬の想いも含めて完璧に泣ける(泣いてないけど)カッコいい話じゃった。
脚本的にこうでしかないのはもうしょうがないんだけど、丈瑠が嘘をついていたのって、あくまで”家臣に対して”殿といいながらも殿じゃなかったってこと一点のみで、シンケンジャーとして、志葉家の当主シンケンレッドとして外道衆と戦うこと、人々を守ること、ってのはそもそも嘘はついてないんだから、丈瑠がそこで悩む必要はなくね?
丈瑠自身がどういう出自なのかは分からないにしても(つか侍かどうかは別として志葉家に仕えるものならって意味で)影武者として本当の志葉家の当主を守る仕事ってのは、ものすごく意義のある大役だと思うんだけど。
侍じゃないなら戦いに参加出来ないことはないってのは源太でやってるんだし、それは姫がいいって言えばいい話だと思うが。モヂカラ強いんだしさー。
その上で、侍としての役目を全うしようとする流ノ介はともかくとして、千明なんかは侍の家臣として殿だから‥‥というより「丈瑠だから殿として認めるぜ」って話なんだしなあ。千明の「もっと憎たらしいお姫様なら簡単だったのになあ」ってのがそれを端的に表してると思うんですが(苦笑)

丈瑠として「何もない」なんてこと全くないのは、家臣として殿に仕えるために集められたシンケンジャーだけど、今までの話で「殿だから」ではなく「丈瑠が殿だから」で従ってきてる人たちなんだから、志葉家の殿なら誰でもいいって話でもないってことだし、でもそれと志葉家の当主に従う、守るってのは別の話じゃん。
丈瑠が殿じゃなくなったにしても、だったら丈瑠が姫に仕えればいいだけで、他のみんなはその姫に仕える丈瑠に仕えればいと思うよ!じゃないかな?ああなんて簡単な解決法(笑)
その辺の理屈はともかくとして、とにかく彦馬が言うように殿として完璧に育った丈瑠にとって、もう影武者である必要は無くなったにしても丈瑠にはそれだけじゃなかった、いくら丈瑠本人がすべて偽りで自分には何も無いと思ってたにしても、「そうじゃないんだ!」というみんなの想い”だけ”を抽出してドラマチックに盛り上げてる柴崎監督のお仕事は完璧でした。ああカッコいい。毎回こういう話見たかったなー。なんで柴崎たん一週だけなんだよ。次回の中澤監督も本来同じ路線なんだから期待しますが。
そういや丈瑠は志葉家の人間じゃないんだったら本当はなんて名前なんだ?


予告。
とうとう十臓の最後なのか‥‥ってことよりも、流ノ介の前に現れた黒子さんの方が気になるぞ。舵木回のあの黒子のオッサンなのか?(そういやこの回も中澤さんか)
紙飛行機といい黒子のオッサンといい、こういう伏線回収はツボるというか上手いんだけどなあ、靖子たん。