そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

グイン・サーガ116 〜118巻

せっかくなので最後なんだしメモ程度に感想を書いてみることに。ちなみに最終巻は130巻め。
三年前の手術の時に出てる分までやっぱ10冊くらいまとめ読みして以来3年分放置。すっかり話忘れたまま読み始めてしまった。一応あんまり忘れてたんで115巻はざっくり読み返して、読んでるうちにぼちぼち思い出したけど、やっぱり寄り道長いなあ(笑)はっきり言って100巻以降、相当面白い展開になってて、それは「今までにない」と言ってもいいくらいなんだけど、ちょっとタイスの風俗はどうでもいい感じではあるな。
前回の感想書いたときに書いたっけ、イシュトにあのアムネリスの侍女のフロリーとの隠し子がいてグインがその3歳の子の子守りをしたり、リギアが意外と男らしくなって昔より女くさくなくて嫌じゃなくなったとか、グインが豹頭王の真似をした芸人だという触れ込みで、行きずりチーム(っつっても大層なメンバー=グイン・マリウス・リギア・フロリーとその子スーティ・カメロンの部下のブラン)で旅芸人一座になりすますとか、そうとう破天荒すぎる。しかも世界からしたらとんでもないメンツw 面白くないわけないだろよ。まあ長い長い外伝みたいな話だけどさ。そうそうそもそも、グインはアモンとの対決で古代機械で?また?ノスフェラスに飛ばされて記憶喪失中ね。
あと多少ではあるけど、全体に栗本御大の自動書記も精度が鈍ってきてる感じは否めないなあ。ちょっとだけね。

116巻「闘鬼」

延々とタイスの水神祭の様子、の続き。グインたちは脱出しようとしてる、その大詰めだけど、タイスの様子が延々と‥‥ってのは風俗的に面白いといえばそうなんだけど、グインたちはたいして動いてないから内容的に面白いかといえば、別段そうではないなあ。斜め読みしそうになるとこを必死に我慢。今回は自分の文章力アップ(笑)のためにもちゃんと読もうと決めてるので。
ただ最後、あまりに凄まじすぎるグインとガンダルの対決がスゴすぎる。この章はすげーオモシれ−!今まで噂にだけは聞いてた(笑)ガンダルもついに最後ですか。
 

117巻「暁の脱出」

暁の脱出―グイン・サーガ〈117〉 (ハヤカワ文庫JA)

暁の脱出―グイン・サーガ〈117〉 (ハヤカワ文庫JA)

やられたはずのガンダルがグインを道連れにしよう‥‥って潔いんだかそうでないんだか。がっかりだぜ?前巻の感動を返せw
タイス篇終了ということでいろんなことが怒涛のごとく矢継ぎ早に展開。何もかもが明らかになって、初っ端からかっ飛ばしてる!サブタイも驚天動地って、まさにそれ、そんな感じのものすごい盛り上がり。
ヴァレリウスも現れ、グイン一行全員揃ったってこともあり、船の中での話でそういやすっかり忘れてたに等しい(笑)これまでの経緯を思い出した。オレが。
そういやグインは記憶喪失なんだったっけ。スカールとかと会ったんだっけ。言われてみりゃそこら辺の経緯も思い出したよ。折り返しの既刊リスト見た方が早かったか?面白かったが最後までなにかありそうな予感は空振り。すんなりクムから出られたなあ。
 

118巻「クリスタルの再会」

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

えーとやっぱり、どっかのお祭りのことよりも彼らの動向の方が百倍面白いです。グインとブランの別れでちょっとホロリ。それにしても一体なんだってマリウスってやつはよー。どうでもいいけど今ならマリウスは岡田将生がやらんだろか?(笑)いやルックス的に。岡田まーに色子をやらせたいわけでも歌わせたいわけでもないがw
そしてとうとうパロ・クリスタル入り。えーと相変わらずマリウスのやつが‥‥(-_-x)一時は見直しもしたのになあ。フロリーが暗愚な一般人(ったってアムネリス公女の侍女だったけど)にしたって、生粋の王族の(はみ出し者だが)マリウスがそれと同じ程度に考えなしってホントどうなのと気が遠くなる。アイツやっぱバカ?バカだろ?頼むからこんどこそ、黙って出奔とかしないで欲しい。ホント頭くる(-_-;)
そして記憶喪失治療中のグインは重要なことを。「人とは、記憶である」覚えとかなきゃね。メモメモ。
ここんとこずっといつもと違うグインの、一瞬だけ昔の豹頭王に戻る感じとか、なんかわからんがやっぱり栗本御大の筆致はスゲェ。