そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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龍馬伝#9「命の値段」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
今回の武市さんは、あんまり龍馬を意識してない武市さんだったなあ。江戸に出て自信付いたの?
なので、痛々しさも感じないというか、逆に自縄自縛の難儀な人だなあって感じね。窮屈そうだけど、自分でそれが善かれと思ってやってるからしょうがないね。
というか、ああいう気質の人ってあんま土佐っぽにはいないような気がする。尊王攘夷思想もそもそもは土佐の風土の思想じゃないしさ。まあでもなんとなく、土佐の人はわりと大ざっぱな人が多いから(イメージ)、あんまり積極的に政治にかかわるというか中枢にいるタイプじゃないって気がするけどね(笑)
山本琢磨の一件にしてもどうも対応がマジメというか小物っぽいというか、でもいつもならもっと自分の思うままに動く龍馬の懐の大きさと自分の頑なさにどんどん鬱屈していくのかと思ったけどそういうわけでもなく、かといって真っ当にやるべきことをやらねばという体裁にとらわれて身動きできないってわけでもないし、あんまり悲愴感もなかったのがちょっとよく判らんかったってとこだなあ。
この一件って、土佐の攘夷派としての武市一派内部とその周辺、特に龍馬との関係で武市さんがどう動くかでこの先の展開が決まる様な、もっと重大な「事件」じゃないのかなあ。違うの?以蔵がなんかいいたそうだったよ?あそこで琢磨を切腹させるしか自分たち攘夷派の立つ瀬がないっていうのも、ちょっと誰に対してなのかよく判んなかったし。商人が訴えを取り下げてもダメなんだ?まあ琢磨の自業自得ではあるから仕方ないけどさ。
まあそもそも武市さん自身が上に立つ度量の人じゃないと思うんだけど、担がれたら責任持たなきゃみたいな感じで収二郎たちの上に立ってるというか、収二郎たちが担ぐから降りられない、降りることを許されないという思いに囚われての自縄自縛、もしくはそれに気付いてないんだと思うから、最後に龍馬と袂を分かったのはもう悲惨な運命まっしぐらにしか思えんよなあ。そういう意味では不器用なんだろうけど。本当の鬼は「鬼になる」なんて決意はせんと思うのだよ。だからといってそれをどうも出来ないのも今の龍馬だと思うんだが。もうちょっと武市さんのことも考えてやってくれよ、幼馴染ならw
なんかそこら辺があんまりピンと来なかったんだけど、そういやと思って演出確認したら大友さんだった。どうもやっぱりこの人の演出ロジックがオレには合わないみたい。
モテモテ龍馬の方は何だかよく判らんことでがんじがらめな感じ?お佐那さんを振ったら道場にはいにくくなるんじゃね?難しいところです。そしてなんでまたホモ要素を盛り込むか(笑)別にオレたちゃ重太郎さんとくっついたって構わんけどな(笑)←んなわきゃない!
そんでもって未だ牢の中の弥太郎の方はまさに「エウレカ!」な瞬間(笑)学問を目的じゃなく手段に使う道を得た!みたいな? ところで弥太郎はいつ出られんの?

山本琢磨はその後どうなったんだろ、それともただの幕末の雑魚キャラかと思ったら、函館だのニコライだのロシア正教だの、なんか意外な成り行きって感じ。一応ググってみたら武市さんの‥‥というより、龍馬の血縁のいとこじゃん。あれ、それいってたっけ?なんで龍馬がそこまでするんだと思ったけど、そこまでして逃がす理由あんじゃんよ。
しかも中の人誰だろと思ったけど、役所広司の息子なのか。びっくり。