そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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アミューズのアイドルとしての佐藤健を考えて、世間的人気俳優な水嶋ヒロを考察してみる

タケるんのことを考えてたらなんでかヒロたんのことまで考えてしまったよ。なので水嶋ヒロタグを付けてみたけどさ。
つっても特にヒロたんの話は新しい材料があるわけじゃないから、今まで言ってたことを繰り返してるだけですが、例によってあんまいい話にはなってないんで(苦笑)、ヒロたんファンはその辺お含みおきを。
 
アミュ製DVDの「The Game〜Boy's Film Show〜」(http://www.amuse-s-e.co.jp/the_game/)を貸してもらったんですが、内容等は別段オレが突っ込むものじゃないっていうか、まあこの手の物としては世に奇妙みたいなオムニバス短編で普通に見られる物になってるんで、アミュっ子大好きなファンなら買ってもいいんじゃない?って内容ねと。あんまり自主作品臭がしないのはさすがアミューズか。(ヒロたんのDVDとか酷いもんだったしw)
アミュの若手がいっぱい、あれーこんなにいたんだーというのはともかく、春馬や神木くん、タケるんが目につくのは当然としても、特撮関係はもとより名前だけなら普通のドラマでもちょこちょこ見かけてる人なんかもいてああこの子アミューズだったんだと思ったというかw
だからまあちょっと気になったのは、このメンツでのタケるんの立ち位置と押し出しっぷりなんだよね。
春馬・神木はともかくとして、この中では実績・キャリアがわりと低いと思われるタケるん、実際各ドラマの配役は他の仕事との兼ね合いもあるだろうけど、わりとキャリアがある堅実な演技力とか露出をしてる人を持って来てる気がする中で、妙に特別ポジション、つまり「アイドル」なのがタケるんな気がするというか。
 
なんとなくあまりにも自分感想すぎるんで、以下たたむよw
 
なんでそう思うかというとそれはオレがヒロたんのファンだからで、ヒロたんとタケるんって06年・07年ととライダー主役として連続で将来が嘱望された期待の新星、キャリアのスタートはほぼライダーからと言っていい役者としては相当恵まれてる俳優だと思うんだ。もちろんアイドル的な意味で。(だってオダジョーとか要とかもリアルで見てきてるけど彼らはアイドル売りじゃなかったから)
この際事務所の規模や方針は置いといて〜だけど、ライダー以降ルックスを売りに世間に売り込みをかけて「人気実力ともにナンバーワンな若手俳優」という肩書きを得たヒロたんに対して(この根拠自体がそもそも「主役を立て続けにやってるから」という理由の肩書きだし、その実態が事務所主導ドラマでの主役であってまっとうにオファーされたものではないというのは世間には関係ない「結果がすべて」というだけの話だと思うんで、当然オレとしては真に受けるはずもありませんが)、アミューズ内でのアイドルポジションをまず確立しつつ、そこから世間にその価値をスライドさせようとしているふうなタケるん‥‥って感じに思えなくないというか。(あ、今ふと思ったけどそれってカンガルーの子育てみたいだよね(笑)
もちろん立場がアイドルだってだけでやってる仕事は地道な、でも将来見越した身のある仕事をうまく入れて、ちゃんと本格派俳優といえるようになるまで内輪で育ててるって意味でね。実際商売と育成を分けてて、事務所にお金おとす電王からのファン(の方がなんとなくまだ多いと思うけど)に対して、世間的にはアイドル売りじゃなく「実力派若手俳優」売りだと思うし。
 
アミューズがイベントごとをやるようになったのはオレが覚えてる限りでは04年あたりからの森本亮治・林剛史・橋本淳がメインポジで東映特撮に出てからじゃないかと思うし(違ってたらすまん)、ここまで規模が大きくなったのは佐藤健が電王で爆発的に人気でたからちゃんとペイできるようになったっていうのが大きいと思うんだ。つまりこれって”佐藤健のために”ドラマを作ってイベントやって他の若手も出す、その上でタケるんがアイドル扱いで一押し、でもドラマの見せ場として他の人にもバランスよく振ってるってのは、みんな得する良いシステムってことだよね。
で、年齢的にはほんとにブレイクするのはまだもうちょっと先の神木くんとか、ブレイクしてるしこの先も安定して仕事してるだろうけどなんとなくAB型的マイペースでつかみにくい春馬と比べると、それなり頭良くて先のことも考えててやる気もあって、基本たぶん安定志向の慎重派A型のタケるんってのは、電王人気を継続させつつ、本人のやる気の方向性の真っ当さで事務所をして「佐藤健を売るべし」と思わせたタケるんが偉いし、年齢考えたら今の認知度の程よさとか、世間一般の人がわかりやすく応援しやすいって意味でも売りやすいんじゃないかと思うんだ。
ちなみにD-BOYSにわかりやすいアイドル、言い換えたらフロントマンみたいなポジションがいないのは、あそこはみんな主役級に(小粒だけど)キャラ立ってるからだよな。ある意味扱いが平等というか。(だから城たんは卒業したんだろうし)←でもなんか最近売れ筋だけでユニットくんだらしいねw *1
 
アミューズはフロントマンはいないけど今タケるんという客引きのアイドルはいる状態。で、ちゃんとタケるんはそのことはわかっててそう振舞おうとしてるのが真面目だし堅実だしってことで、そもそも女子供向け戦略としてのJUNONなんかのアイドル雑誌や、俳優として追っかけてる人向けの演劇系ムック本だけじゃなく、ここんとこ一般向けの雑誌や媒体でもそれなり名前見かけてて、インタ記事が載ってるってのが事務所がタケるんを売ろうとしてる方向なのかなあと感じてたというか。(中身は読んでないけど見出しが結構目に付くから)
だからといって今のタケるんがミーハーファン層ウケ狙いとかバーターでなくちゃんと仕事を取れるくらいわかりやすく実力があるとも思ってはないんだけど、派手に売らなくても将来的に仕事できればいいんだしさ、本当はね。(そういう意味で今の若手って、結果主義のヒロたんは如実だけど、常に派手な活動を求められるって意味では気の毒だとは思うなぁ‥‥ってのはここ十年くらい特撮系出身者見てて思うんだけど)
 
それでもってそう思うとさ、まあ一応オレはヒロたんが好きなのでそう思うんだけどって話ですが、ヒロたんにもそういう道はあったはずなんだよね。
事務所の方針てのは大きいと思うけど、それだって基本本人の希望だろうし、ヒロたん本人が表面的な成果主義者で常に結果しか見ていない人間だってのは知ってるけど、どう考えても道を誤ったとしか思えませんのよ。ヒロたんがもっと堅実なら、それ以前に演技や役者というものに対しての認識が正しければ、もうちょっとちゃんと身になる仕事できてたと思うんだよね。
だけど事務所のお膳立てでも主役をやることが目標だったり、視聴率が高いことが自分への評価だという自己評価とか、そういうなんだか役者という仕事にはそぐわない価値観で仕事することをファンのためとか言ってみたり‥‥みたいな勘違いっぷりというか。(でもそれは実のところファンに応援される”水嶋ヒロ”の喜びであって、ヒロたん個人ってのは”それはそれこれはこれ”の人だと思うんだよね。実際「俳優水嶋ヒロ」とプライベートを分けてる発言とかあったし、だから本当の意味でファンに気を使うべきところに思い至らないという‥‥)
それはヒロたんが結婚した事自体は関係ないけど(だっていつか結婚することはしかたないし)、「今結婚してもいい」と思えるその自意識と認識には大いに関係あるとういうか、そんなに役者としての自分を過大評価してることの盲さ加減って話で。
だってじゃあヒロたんが今成し遂げたことって何かって考えると、役者としては何もしてないんじゃないかって気がするんだよ。ああ、タケるんなんかと比べるとってことね。そういうエントリーだし(笑)
もうちょっと突っ込むと、メイちゃんで共演して弟分的に思ってたタケるんの実力とか、イケパラで自分がフロントに立たなきゃって思ってた事の裏にある斗真とかの実力への認識不足とかさ。そういう意味でヒロたんの弱みは共演者を人気でしか測れなくて、その実力が見抜けないってことだと思うんだよね。だから香川さんのこともAB型の変態仲間っていう、向こうの言うことを真に受けちゃうんだよな。一体どんだけの若手役者が香川さんと演技の話したいと思ってんだw
 
その裏を考えると結局ヒロたんの実力は絶対評価でなく、大物俳優と仲がいいとかドラマで主役をやったかとかいう相対評価でしかなくて、中身のない、それこそ表面的なデータでしか価値をはからない世間の言うところの「人気実力ナンバーワンのイケメン俳優」という評価だけじゃんていう。「イケメン」は間違ってないと思うけどw
でもオレはその評価になんの実態もないと思ってるからナンダカナーと思っちゃう、世間のヒロファンみたいにノーテンキに喜べないってことなんだけどね。
いや本当にタケるんが羨ましい!タケるんが自分とファンのために真っ当な正しい努力ができる役者だっていうことが羨ましいと思うのよ。いってもしようがない話ですが(苦笑)
そして今年に入って一度も更新されてないヒロたんの携帯サイトの日記はいつ更新するんでしょ。(それが締めかよ)

*1:関係ないけどちょっと前にはやった「チーム男子」の考え方、ビジネスモデルとしてソロより集団が売れるっていうのは今始まったことではなく昔からあるんだけど、ジャニ以外ではやっと業界的に気がついたってことなのかなーと。たぶんテニミュ人気辺りからだと思うけど。