http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
弥太郎はアホなのか？（笑）牢屋で聞いた話は要するに「需要のないとこにはモノは売れねー」だろ。土佐なんだからどうせだったら台風被害を見越して商売せんかい！そしてお喜勢さん、その占い師を紹介してくださいよ！糞まみれの男はいらないけど三菱財閥の岩崎弥太郎なら別ですよ！（笑）それにしたってあの貧乏暮らしに耐えられるかどうか‥‥ってのは微妙すぎるが。つか、もしかして嫁が良かったんじゃないだろうか、弥太郎の出世ってのは‥‥
「ニッポンを守るための海軍」って、なんかカッコいい！
龍馬を連れ戻しに来たはずの権平さんが勝塾でなんでかみんなと一緒に訓練受けてひどい目にあったり（家長なのに！）、そこで龍馬が社会的にどういうポジションにいてどう思われてる人物なのかを肌で知る‥‥ってのが妙に面白かったんだけど、これって父上の八平が土佐を出る前の龍馬が客観的に見てどういう人物なのかを知るっていうのと同じだよね。あれでお父さんは龍馬がただのニートじゃなくてそれなりに何か考えを持ってる人間だというのがわかって江戸へ修行にだそうと思ったんだし。
そんな適当にやっていても何だか人脈あって世間の流行事をいろいろよく知ってて、殿様に会ってもそれなりの見識でものが言える龍馬さんてばスバラシイ！って話か？武市さんと比較するまでもなくなんだかもう‥‥（ ´∋｀）な話じゃった。
兄ちゃんが来てるとも知らず、京から千両を貰いに越前福井藩まで出向く龍馬。あの言いようだと貰うんだよね、何倍にもして返すって、ものは言いよう。ほとんど口先で何とかしてる詐欺師に近いような気がするけど、まあそれも龍馬の人徳っつか才能か。武市さんにちょっとくらい分けてあげたい。ついでに弥太郎にもｗ
そして武市さんに足りないのは”でもくらちん”の考え方かあ。松平様もだけど横井小楠も切れ者すぎる。菓子食ってるふりしてホントは殿様眠らせて小楠がしゃべってんじゃないだろな、コナンだけに？（違→「しょうなん」）瞼乃母でもない？（相方がそればっか）
つか大友さんの演出は何かを狙いすぎて何を意図してるのかわからんことになってる映像ありすぎ。容堂公のクワガタもそうだけど。（オレにとってはライダーにおける田崎監督みたいなものだと理解しましたｗ）唐突な弥太郎の材木の話も福井藩での龍馬の話、デモクラシーだのそれぞれの正義だのと掛けてんだろうけど、見せ方としてはあんまりキレイにリンクしてなくてちょい微妙。
福井藩的にはイチオシ思想なんだろか、でもくらちん‥‥いやデモクラシー。民主政治ってことでは尊王も佐幕も違うよね？武市さんが旧来の武士の思想をもってるから「古いものは切り捨て」の中に入るのは仕方ないとしても、だからといってデモクラシーをやったらそれはすなわち倒幕ってことだよね？違う‥‥のかどうかもよくわからん。ていうか、今の日本みてたらむしろ勝先生のいう「なんで日本がアメリカに占領されなかったのか」的な地方分権政治的なものが一番強いって気がしなくもないけど‥‥なんか飛躍しすぎか？書いててよくわかんなくなってきた。（ってことで放置）
というか、あの人達はなんでそんなに情報通なんだ。情報早すぎてびっくりするよ。（魔道士でもいるのか？ｗ）なんで遥か僻地の土佐で収二郎が捕まってるとか武市さんが嫌われてるとかみんな知ってんだよ。じゃあ勤王党がダメなこともまるっとお見通しなんだろな、全国的に。可哀想な武市さん‥‥（ ´∋｀）味方してくれる人はおらんかったのか。長州勢は‥‥軍艦にやられたばかりだから無理か。ほんとに間が悪いねえ‥‥
助けに行っても助けにならない、さすがに武市さんも容堂公に嘆願してもダメだってことはわかってんだろか？わかってるよなあ？というか会ってももらえないばかりか、相手をするのはただでさえ恨みに思われてる後藤象二郎。それだけで容堂公が武市さんをどうしたいのかわかるってもんだよなー。武市よりもオヤツ。容堂公は甘いもんなんか食ってる場合じゃないよ？だからクワガタに鋏まれちゃうんだよ。（←大河公式ｗ）*1
助かると思ってた収二郎も気の毒だけど、なにもかも武市さんの勤王党が悪いってことになるのかあ‥‥可哀想。後藤の言うこと聞くに、ドラマであんま描写されてなかったけど、勤王党は相当土佐では権力振るってたってことか？下士の身分であそこまでいけたってのは相当いい夢見たってことか？全体にだけどこのドラマはそこら辺の状況をすっ飛ばしてる、人を見せても時代の状況を見せてないのがちょっとあれだけど、（だってこれじゃ完全に勤王党が言われなく迫害されてるとしか思えない）すでに勤王党を作ったことや収二郎を引き入れたことを後悔してる武市さんってだけで負け決定。まさに収二郎、無念。
そこは認めちゃいけないと思うんだけど、そこは裏表なく表しかない武市さんの本心てことで、収二郎がちょっとでも救われたかもしれんと思えば武市さんが行った甲斐があったかもな。泣ける (ﾉ_-｡) ちょっとくらい裏があるふうに見えればそうでもないんだけど、あまりに表しかない人過ぎて悲しいなぁ、武市さんは。
んで無念はともかく、切腹させてもらっただけでも良しとせねばならんのか。龍馬はどれくらいそのことに思い至ってたんだろか。武市さんを見送ったときにある程度はわかってたのかなあ？でもあとから憤るなんてのは誰でもできるんだよな。
ああ、武市さんに龍騎のカードデッキをあげたいよ。 *2 正義はひとつじゃない、自分の正義で戦って望みを叶えなよ！っていってやりたい。まあそれでも途中でベントされそうですが。悪いことはしてないと思い込んでマイ正義を貫くことの危うさというか、自分が信じるもののために戦うのは美しいしそれを止めることは出来ないけど、相手が世間や世界だと必ずしも正しいとは限らないってことかと。
龍馬は大殿様のために働いた勤王党が時代性で弾圧されるのはおかしいって言ってるけど、このドラマでの勤王党は大殿様のためにと言いながらマイ正義を行う一党でしかなくて、「大殿様のために」が正義の御旗で許された時代は終わったってことで、そもそも容堂自体がそういうことを良しとしないで幕府に意見する人だからってことでは？
だから考え方として正しくても上だけ見て時代を見てない武市さんの勤王党は相対的に間違ってるってことになってるのに、それに気がついてなかったって話でしかないんだよなあ。時代ってのは理不尽で出来てる‥‥っていったら身も蓋もないか。んでも理不尽を理不尽にしておかない、人はケシ粒ほどの値打もないとは思わないって抗うことが何かを変える力になるのか。でもそれが正しく見えるかどうかも時代性だよなあ。龍馬さん、十年後生きてないよなあ。あと４〜５年じゃなかったっけ。
勤王党と新選組って昔の価値観を信じて戦って時代に破れていったっていうこれだけ見たら滅びの美学には違いないんだけど、自分たちのやってることが間違ってないと信じてた勤王党と間違ってんのはわかってんだけどそれでも突っ走ってる狂気って違いなんだろか。
どうでもいいけど、俳優やってて侍役をやることはあっても切腹する役ってのはなかなか回ってこないよなあ。いいなあ宮迫。いろいろできて。そういや宮迫と要ってCASSHERN‥‥ｗ（前にも言った気がしなくもないけど）ブライキングが武市さんじゃなく龍馬だったらよかったのにな。とか言ってみるｗ
